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式の準備をする間、ユーリウスは先程ユーラントが話してくれた父の
過去を思い出していた。父と母が出会い、恋に堕ちたのが惑星エーアデが 決めた運命だったと言うのなら、惑星エーアデは自分の誕生を望んでいた。 二つの大陸の血を持ち尚且つ強い生命力と大陸神ユーラントの転送魔法に 作用できる力を持つ自分を。そして今度は自分とオルケルタを出会わせ、 命を繋ぐ事を運命付けているのかもしれない。勿論、決められた運命とは いえ、逆らうつもりは無い。オルケルタを嫌いになれるわけなど決して ないし、この幸せを拒絶するつもりも無い。だが、始めからそれを知って
いればあんなに悩んだり苦しんだりしなくてよかったな、と、思う反面、
そういった日々があったから今こうして幸せを噛み締める事ができたの
かもしれないと思う。
長老の幕舎の中に小さな神殿がある。いつも祭司を行ってくれる ツェペリが祭壇の前に立ち、ユーリウスを迎えてくれた。祭壇の上には
ユーラントがいる。
幕舎の入り口が開き、オルケルタが長老の介添えでゆっくりと ユーリウスの元へ歩いてくる。オルケルタは頭に花冠を付け、唇に紅を
差してもらっているようで、いつもより美しく感じた。やがて長老から
オルケルタを受け取るユーリウス。
ツェペリがユーリウスに尋ねる。 「汝、ユーリウス・ロナウハイド・ヴォルフガングはオルケルタを妻とし、 病める時も健やかなときも、お互いを慈しみ愛し合うことを誓い ますか?。」「誓います。」
「汝、オルケルタはユーリウス・ロナウハイド・ヴォルフガングを夫とし、病める時も健やかなときも、お互いを慈しみ愛し合うことを誓い
ますか?。」「誓います。」
「ならばその誓いの言葉に偽りない事を、この大地の神に誓いなさい。」 ツェペリは一歩脇に下がった。二人の目の前には大陸神ユーラントが居る。 ユーリウスとオルケルタは目配せをして、揃って誓いの言葉を読み上げた。その言葉をユーラントは黙って聞いている。 ツェペリは「さあ、神の御前で誓いを交わしなさい。」 そう言われて、ユーリウスとオルケルタはお互いを見合わせた。そして ユーリウスはオルケルタの唇に誓いの口付けを交わした。 あとがき: 昨夜、22時22分、新潟沖で最大震度6強を観測する地震が発生。 隣接する山形県、石川県などにも津波注意報が発表され、一時は 避難を促す警告が表示された。19日1時2分にすべて解除されたが、 今後、津波に伴う海面変動に注意するように呼び掛けている。 この影響で、上越、東北新幹線が一時運転を見合わせるなど 各地に大きな影響を与えている。その後、新幹線の運転見合わせは 解除され、大きな混乱はなかったようだ。 気象庁では今後も大きな揺れを伴う地震が発生する事があり、 警戒が必要だとの事。また、新潟、山形では本日雨が降る事が 予想されている為土砂災害などにも警戒が必要と言う事だ。 この時間にはもう就寝していた方も多いかと思う。揺れは勿論、 防災無線などで眠りを妨げられた方も多いだろう。しかし、 これだけの大きな揺れに、今後も警戒が必要だろう。 |
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