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「ベリーダンスだ。・・・実はこの娘達は私の娘でな。自慢の娘達だ。」
そう言われて数えてみると八人もいる。八人も娘がいるのか・・・。 子沢山なのか?。王は、包帯を巻いた手を見せて言った。 「先ほどのそなたの行為。本来であれば許しがたい行為だが、突然の事で 驚かれたのだろう。その事については不問にしておく。それよりも・・・ 美しかろう?。」 「・・・。」 確かに美しい・・・のかもしれない。だがユーリウスは全くといって興味が 湧かない。以前何人かの女の子と付き合った事はあるが、その時も興味が 湧かなかった。もしかして惑星エーアデの意思によってオルケルタ以外 自分の気持ちは反応しない事になって いるのだろうか、そんな気がしてならない。 「ロナウハイド殿にはこの中から誰か選んで頂きたいが・・・。どなたか お好みの娘がいたら遠慮なく言っていただきたいのだが・・・。」 「まことに残念だが、俺にはもう既に妻がいる身。諦めて貰おう。」 「・・・ロナウハイド殿。この国には妻を十五人持てる法がある。奥方が がお一人ならまだ十四人も選ぶことが出来るのですぞ。かく言う私にも 妻が十二人おりましてな。」 「何が仰りたいのか・・・?。」 「我が娘が生む子が、勇者殿の子とあれば王である私も鼻が高い。そう いう事だ。」 「・・・それだけ・・・?。」 「おいおい、何を申されるか。他に何があるというのだ。」 ユーリウスは考えた。多分王は勇者である自分を婿に迎える事によって 何か有利になる事があるのだろう。それは・・・。大陸神エイジャンが 言っていた事。どこかの国が塔を建設し、自分達が世界の頂点に立って いると。そう言っていた国をこの国もよく思ってなくて、隙あらば その国を蹴落とし、自分が頂点に立ちたい。大方そんなところだろう。 その国を蹴落とす為、勇者の肩書きを持つ自分を利用したいだけに 違いない。・・・と、言いたいところだが、オルケルタの身が心配だ。 今の彼女は人質状態。自分がうっかり言った事で彼女の身に危険が 生じないとも限らない。ただ・・・どう断るか。 「俺はユーラントの人間。このエイジャンの法が通用するとは思えない。」 「・・・そんな事を心配なされていたのですか。我が娘を妻に迎えれば、 我が国の人間となったも同然。ご安心くだされ。」 「それはどうかな・・・?。」「何ですと?。」 「我が妻オルケルタとは惑星エーアデの意思によって夫婦になった。 もし、王の娘を新たに妻に迎えれば惑星エーアデの意思に反する事に なる。この世界を守り、この惑星エーアデに救世主を生み出す為の 布石として我等は夫婦になった。だが、王の意を受け入れればエーアデを 拒絶する事になる。もしそうなった場合どうなるか。 惑星エーアデはこの惑星に住まうすべてのものの母。この世の命を 全て生み出す力を持っている。そしてまたその逆もあるだろう。例えば 光と生命力さえあれば闇さえも打ち消してしまえる。つまり、王の 意志を貫けば、惑星エーアデを敵に回す事になる。 そうなればこの国が闇に飲まれるかも知れないが・・・どうする?。」 ユーリウスはその場を回避する為、もっともらしい話を作り上げた。 「何だと!!。」 あとがき: 仙台市で6月に無料配布された観光ガイドブック「仙台巡り」を、 街頭での配布を中止して欲しいという意見が30件以上市に寄せられて いる。 ガイドブックの表紙を飾るのはフィギュアスケート男子で五輪連覇 した市出身の羽生結弦選手(24)。ファンは、「商業施設で配るなど 転売目的の人が簡単に入手できる方法は見直してほしい」との趣旨で 「転売」を懸念、羽生選手に迷惑が掛かると中止を求めたものだという。 都和子市長は「羽生選手を生んだ仙台を訪れてほしいとの思いで 発行した。配らないという選択は想定しにくい」と説明。 だが、実際9日時点でオークションサイト「ヤフオク!」などで700〜 3000円程度の値段が付けられて出品されているという。 悲しい事ではないだろうか。地元に貢献したいという思いでこの 観光ガイドブックの表紙になったはずなのに、自分が写っていると いうだけで転売者の金儲けの道具にされてしまう。 中止を求めるファンの気持ちも分かるし、地域活性の為ガイドブックを 配布したい市の試みも理解できる。こういった転売者から購入しな ければ一番いいのだが、そうしてでも手に入れたいファンがあるから こういった転売者が横行するのだろう。 少し考えて欲しい。自分が購入する事で誰に迷惑が掛かるか。 羽生選手は、故郷である仙台の活性化の為に表紙を飾ったのだ。 決して転売者の金儲けの為に表紙を飾ったのではない事を自覚して 欲しい。 |
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