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「昼間のうちに行動すれば目立ってしまう。夜になるのを待とう。
その間、ここで時間を潰すしかないな。」 「夜・・・か。」 「俺は隠れててやるからあんた達は二人で宜しくやってたら・・・。」 そう言われて、ユーリウス固まってしまった。 「俺の頭の中、絶対読めてるだろ。」 「・・・来る。」「ハットゥシャか・・・。」ジルカメスは再び 鳥に変身した。 天蓋の覆いを外そうとしたが間に合わない。「仕方が無い。」 ユーリウスシャツはを脱ぎ、オルケルタの上に覆いかぶさった。 「し−っ。」 「・・・何をしていたかと様子を見に来たが・・・。」 覆いが被されているのを不審に思ったのかハットゥシャはいきなり 覆いを外した。「・・・な・・・うっ・・・。」 「何だよ。せっかく気分が乗ってきたトコだったのに・・・。」 「何故!!。」「夫婦だもん、当然だろ。それに他にやるコトないし。」 ハットゥシャは慌てて覆いを戻し、後ろを向いた。 「・・・そ、その娘・・・目を覚ましたのか!。いつの 間に・・・?。」 「まあ、てめえが使う『眠りの魔法』なんてこの程度のものかと。 守護神といえど大した事ないんだな。」 ハットゥシャは何も言えないでいたが、少し考え、再び訊ねた。 「こっ・・・こ、ここに、む、虫が数匹い、たはず・・・だが?。」 「ああ・・・なんかうっとうしいから退治したぞ。いると落ち着いて 出来ないからな。」 「警備の為放しておいた虫を・・・退治した・・・というのか。」 「何も用が無いのか?・・・なあ、続きやってていいか?。」 「好きにしろ!!。」そう捨て台詞を吐き、その場から消えた。 「・・・ふうっ・・・危ないとこだったな。」 ジルカメスは鳥の姿のまま言った。 「うん・・・俺も。身体がやばかった。」ユーリウスはそう言って シャツを着た。その間にジルカメスはは人間の姿の戻った。 「・・・オルケルタ・・・どう・・・?。」 オルケルタは顔を赤らめて少し怒っているようだ。 「ロナウハイド様が意地悪するから・・・。ちょっと・・・私、 その・・・トキメいてしまったん・・・ですけど。」 「やべっ・・・。ご、ごめん、この埋め合わせは後で必ず する・・・俺が悪かった。」 「ん・・・もう。約束ですらね!!。」 「痴話喧嘩かよ。」 「なんか言ったか?。」ユーリウスは横目でジルカメスを睨む。 「尻に敷かれてるのかと・・・。」「うっせーな!!。」 「それはそうと・・・俺達がここに捕らえられているって、 何で判ったんだ?。」 あとがき: 夏の夜空を彩る花火大会の警備費用が膨らみ、全国各地で 中止に追い込まれる大会が相次いでいるという。 どこの地域でも花火大会と言えば「夏の風物詩」である 以上に、場所によっては「伝統行事」や「観光収入への期待」 など、開催したい状況は様々だ。 しかし、警備員の数は年々増加傾向にあり、その分の人件費も 上昇している事などから、開催地は苦しい状況にあるようだ。 増加の理由については、観覧客の安全確保や違法駐車の監視など あるが、特に違法駐車においては、警察からの取り締まりも 追いつかない程に増加しており、その場所に警備員を増やさな ければならない為だという。また、観光客の数を増え過ぎない ようにしても、SNSの普及で観光客が増え続ける一方だという。 地域性もあるかと思うが、観光客の駐車スペースにも限界は あるだろう。SNSで開催を知った観光客が押し寄せ、駐車 スペースから溢れた車が路上などに「違法駐車」するという、 悪循環が後を絶たないのか。 地域活性の為に開催されるであろう花火大会。一人一人が モラルをもって参加しなければ、開催も危ぶまれる事を 忘れないで戴きたい。 |
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