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サント・マルスと混沌の邪神
逆らえない運命なら、その運命を受け容れ、自分らしく生きる

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 「王。こちらがユーラントの勇者ロナウハイド殿。それとお連れの
方です。」
「おお、ようこそ。我が王宮へ。私の名はアン・ズィオン・ブゥオン
(安陽王)。このフンダイ王国を統べる者。やはり祈祷師が言っていたが、
ユーラントの勇者ロナウハイドがこのエイジャンを訪れている事は本当
だったのだな。」
王はにこやかに話しかけるが、ユーリウスはあくまでも冷静に表情を
変えない。
「我々をこんな所に連れてきて、一体何の用だ?。」
「・・・まずは、寛いで下され。お話はそれからで・・・。」
王が合図をすると下女達が見たことも無いような料理を運んできた。
「遠慮なく召し上がって下され。」
空腹ではあったが、ユーリウスもオルケルタもこんな怪しげな料理は
食べる気がしない。
ジルカメスも一瞬手を伸ばそうとしたが、二人の様子を見て、やめた。
「我々は多忙な身。こんな事をされても話は聞くつもりは無い。」
「そう仰らずに・・・。悪い話ではありませんって。このお話を聞けば
ロナウハイド殿もきっと私の話に納得されるでしょう。」
「・・・はっきり言おう。この国の北にあるナントカって国との緊張が
耐えない。その緊張を排除する為、その国を武力で押さえつけたい。
そしてそれを成し遂げる為、このロナウハイドの肩書きが欲しい、そう
いう事だろう。」
王は絶句し、暫くは何も言わなかった。
「こ・・・これは、参りましたな。流石はロナウハイド殿。もう既に
お気づきとは。なら話は早い。実はそれをお願いしたくてこちらにお連れ
したまで。そこで・・・。」
「断る!!。」
「え・・・今何と?。」「断る。そう言ったまで。」
「お待ち下さい。勿論御協力していただいた後の対応はさせて頂く
つもりですぞ。地位、名誉、財産、領地などご自由にお申し付けくだされ。」
「・・・下らん。そんなものでこのロナウハイドの心が揺らぐかと思って
いるのか。随分と安っぽく見られたものだな。」
「な、なんと・・・。だとしたらこれ以上何が望みだといわれるのか?。」
「所詮は欲に塗れた者の戯言。このロナウハイドの崇高な望みなど理解
できまい。そしてこのロナウハイドの望みは貴様達には叶えられない。」
「・・・う、くくっ・・・。」王は返す言葉が無い。
「望みを叶えられるのはオルケルタさんただ一人って訳ね。」
ジルカメスの独り言にオルケルタは苦笑いをした。
 「・・・ならば仕方が無い。この手は使いたくなかったが・・・。」
王が合図をすると兵士達が集まってきてユーリウス達三人を取り囲んだ。
「決まりきったような展開だな。」「・・・どうする?。ロナウハイド。」    
    
   あとがき: 猫が苦手だ。子供の頃、何も分からずに猫を触ったり撫でたり
        しているうちに手が痒くなり、遂には病院に行く羽目に。
         そこで分かったのが猫アレルギー、ではなくて、その猫に付着
        していたダニが原因だったようだ。
         しかし、ダニはともかく、以来猫がダメで、ホームセンターの
        ペットコーナーなどで売られている猫を見ただけで嫌悪感が走る。
         猫好きの方には申し訳ないが、テレビや動画で猫が写っている
        のでさえも苦痛だ。その時に「可愛い〜。」などの声に怒りさえも
        感じてしまう。
         特に近年の「猫ブーム」には参っている。「猫カフェ」「猫ホテル」
        など、猫と共に過ごせる空間を売りにしている店舗などが恨めしい。
         近所ののら猫を見る度、人としての理性を失いそうになる事も
        しばしば。
         早くこのブームが去ってくれればと、ひたすら願っている。
Duke Friedrich Ronniele
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