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「もう話すことは無い。」
「そうじゃない。・・・ロナウハイド殿。君の事は諦める。だが、一つ 約束して欲しい事がある。このエイジャン大陸のどの国にも協力しない というのならばな。」「そうだ。」 「だとすれば、エイジャンの国々にもし争い事が起こったとしても、 これまでどおり、同じ条件で争う事になる、という事だな。」 「・・・ん?。」 「つまり、一つの国だけを助ける事はしない。そう言いたいのだな。」 「その通り、だが?、それが何か。」 「それを約束して欲しい。エイジャンのどの国をも助太刀しないと。」 「勿論だ。」 「そうか、ならば行くがいい。この世界が救われるよう、君達の活躍を 祈っている。」 ユーリウスは再び歩き出そうとした。 「ちょっと待ってくれ!!。」 引き止めたのはジルカメスだ。「なんだ?。」 「悪いがもう少し俺の我儘に付き合ってくれ、頼む。」 「一体何が・・・。」 ジルカメスはユーリウスの腕を引き、歩き出した。 「何処へ行くんだ。」「まず・・・頼む。」 ジルカメスはユーリウスの腕を掴んだまま宮殿内の者達に訪ね歩いた。 「フンヴォンって・・・何処にいるか分かるか?。」 「フンヴォン・・・誰だ?。」 それを聞いてユーリウスはジルカメスに尋ねた。 「フンヴォンって、あのでっかい鳥の飼い主か?。」 「ああ、ちょっと気になってな。」 「奴がどうした。」 「あの鳥の名。『マヤウ』とか言っていたな。そしてあいつの名前。 どう考えてもブラウマンの名前じゃない。」 「何が言いたいのかさっぱり分からんのだけど。」 「それを踏まえると、あいつ、フンダイの人間かと思うんだが。 おかしいと思わないのか?。フンダイの人間が何故ブラウマンに協力 するんだ?。この辺りはお互い権勢し合っていて仲良くしている国 なんて無いはず。なのに何故あいつはブラウマンに協力しているのか、 って事だ。」 「・・・英雄ジルカメスと同じ理由じゃないのか?。」 「そうは見えないんだよな・・・。」「じゃ、本人に聞けば?。」 「だからこうして探しているんじゃないか。」「あ・・・そう。」 ユーリウスは半分やる気はなかったが、ジルカメスはやけに熱心だ。 何か通じるものでもあるのだろうか。「仕方ない。付き合ってやるか。」 「そうですね。」 ジルカメスを追いかけながら、ユーリウスはふと考えた。 あとがき: 令和初のお盆休み。皆様はどう過ごされただろうか。ゆっくり 休まれた方。仕事に明け暮れて休む暇もなかった方。帰省で肉体、 精神共に疲労困憊の方。行楽で遊び疲れた方。何もせず家から 出なかった方等々様々過ごされた事だろう。 心配されていた台風も、目立って大きな被害もなく、日本海を 北に抜けてほっとした方も多いだろう。 実はこのブログ小説も、8月で中断をする事に決定し、続きを 別な場で公開する事にした。突然のYahoブログ終了で、現在 公開中の小説の連載も途中で打ち切りせざるを得なかったからだ。 この物語もまたいずれかの機会に公開したいと思っている。 またどこかでお逢い出来たら今まで通り楽しんで頂ければ幸いだ。 短い期間ではあるが、残り何日間楽しんで頂きたく思う。 |
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「マヤウ!!。旋回して降下しろ!!。」
フンヴォンが怪鳥マヤウに命令を下す。 「ブラウマン王国か・・・。」 やがて、怪鳥マヤウは宮殿の中庭と思われる場所に着地した。 ユーリウス達三人と、フンヴォン、そしてガネーティアが降り立った。 「・・・ガネーティア、って言ったっけ?、あんた。今のうちに 言っておくが、俺はエイジャンの揉め事に首を突っ込むつもりは無い。 王か誰かに合わせるつもりだろうが、その話をしたらさっさと ユーラントへ戻る。分かったか・・・。」 ユーリウスはガネーティアに向かって言った。 「・・・やはりそうなのか。ただ私は王からの命令でそなたを連れて 来たまで。その事を王に言ったとして、私は庇うつもりは無い。」 「期待してねえよ。だがな・・・。まあいいや。」 すると、ユーリウスの腕を後ろから掴む者がいる。フンヴォンだ。 「・・・王やガネーティアには逆らわないで欲しい。・・・頼む。」 「え・・・なんでだよ?。」 フンヴォンは少し俯いている。何か言いたげだが。 「まずは、言うとおりにした方が身の為だって事だ。」 それだけを言って走り出してしまった。 「ロナウハイド殿。王がお待ちかねだ。急いで頼む。」 「このまま帰るって訳には行かないのかよ・・・。」 ユーリウスは頭を抱えた。 王の間に案内されたユーリウス、オルケルタ、ジルカメスの三人。 話を最後まで聞かなかったものの、やはりユーリウスが想像していた 通りの内容だった。 「・・・はっきり言わせて貰おう。今この世界は危機を迎えている。 闇の神である邪神ヴァルタヴルカンが復活するかもしれないと言われて いる。そうなればこの世界は闇に飲み込まれてしまう。それを回避 する為、この世界に住む者達が手を取り合って光を増幅させ、闇を 打ち払うように祈りを捧げなければならない。つまり、こんな下らん 争い事をやっている場合ではないという事だ。エイジャンの国々の 内一カ国だけに協力するつもりは無いし、首を突っ込むつもりも無い。 このロナウハイドが成すべき事は、世界が闇で多いつくされぬよう、 闇と戦う事。決してエイジャン内の争い事に加担する事ではない。 そして、ついでに言っておくが、闇が復活するかもしれないと いわれる日まで、後僅か。今のまま争い事を続けていれば 大陸神エイジャンの力は本来の力を発揮できず、大陸毎闇に飲まれて しまうだろう。」 「し・・・信じられぬ・・・。」 「信じようが信じまいが勝手だが、大陸神エイジャンの心の声って 奴に耳を傾けたらどうだ?。ま、それで後悔するかしないかは王次第、 じゃないの?。」 王は答えられないでいる。 「俺達には時間が無い。とにかく一刻も早くユーラントへ帰り たいんだ。」 ユーリウスは振り向いて宮殿を出ようとした。 「ま・・・待ってくれ!!。」 王は呼び止めた。 あとがき: 8月も後半に入り、ゆく夏を惜しむ方も多いかと思われる。お子様、 特に小中学生の子供を持つ親御さんは、お子さんの宿題などで 悩まれる方も居るかと思う。 自分の事なら何とか頑張ってやろうと考えるが、こればかりは子供の 意思に任せるより他にないので気持ちが空回りされる方もいるだろう。 夏休みの宿題といって、難易度が高いものと言えば真っ先に思い 出すのが「夏休みの読書感想文」ではないだろうか。何を書いたら いいか分からない、どんな本を読めばいいのか、図鑑では感想文は 書けないのか、そもそも文章を書くのが苦手、などといった理由から、 どうしても避けてしまう課題なのではないだろうか。 ネット上でも書き方を紹介しているサイトが沢山あるが、これに 拘らず、個人的に考えた方法をここで紹介したいと思う。 まず、本を選ぶ際、多くの学校では「課題図書」なる本が紹介 されていて「低学年は○○」「高学年は○○」といった「指定本」の ようなものが本在するようだが、あくまでもこれは目安で、本の 苦手な子はひと学年下の課題図書を選ぶのもありだと思う。例えば、 3年生なら、1〜2年生用、5年生なら3〜4年生用といった具合に、 「課題図書」のハードルを下げるのも一つの手だろう。また、選ぶ 本の内容については子供に任せるのが一番だが、低学年の為本の 選び方が分からない場合は、子供が興味を引きそうな本を親が選び、 何回かに分けて「読み聞かせ」してやると本の内容が頭に入って来る。 それを踏まえて、どんな内容だったか、どんな事を感じたかを箇条 書きで書かせ、そこから感想文に結びつけるという方法もある。 読書感想文の描き方についてのサイトでは、まず初めに「書き 始めはこう書く」の中に「なぜこの本を選んだか」という項目が 出てくるが、「○○という事で選びました」という例題が出てくる。 その際に、どうしても構えてしまって、「題名に興味を持った」 「その作家に興味があった」「お薦めの本だったから」などの 答えを期待されて、つい書いてしまう方も多いかと思う。そういった 事にはこだわらなくてもいいのではないか。「何となく」や「目に つく所にあった」などでも、感想文を書ければそれでいいのでは ないだろうか。 と、個人的に書き方を説明してみたが、あくまでも個人の感想で 読書感想文のサイトを参考にして書いてみて欲しい。 最後に、これを参考にするかはあくまでも個々の責任でお願い したい事を付け加えておく。 |
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ランムラビから、自分達を連れて来た大きな鳥だった。
「こいつが操っていたのか・・・。」 ユーリウスはフンヴォンの方をちらりと見た。 ガネーティアは再び人間の、女性の姿になった。そして大きな鳥の 上に飛び乗った。「さあ、そなた達も急げ!!。」 ユーリウスはオルケルタを伴って鳥に飛び乗った。ジルカメスも 一緒だ。そして最後にフンヴォンが乗り込んだ。 「マヤウ!!。飛べ!!。」 鳥は大きく羽ばたき、滑走を始めた。やがて大空に向かい上昇 し始めた。 「おい、ロナウハイド・・・。こいつ何処に向かっている?。」 ジルカメスがユーリウスの耳元で尋ねたので、ユーリウスは エーアデ儀で方角を確認した。「・・・西に向かっている。」 「じゃ・・・ハビロの塔までは行けるのか?。」 「分からんな。大体こいつら何者なんだ?。」 「俺が思うに、ブラウマン王国の者じゃないかと・・・。ほら、 ここだ。」 ジルカメスがエーアデ儀の一点を指差す。 「つまり、今までいたフンダイとランムラビの間にある国って事か。 もういい加減にしてくれ。俺達はこんな所で暇つぶししている 場合じゃないんだってば!!。」 ユーリウスは頭を抱えた。 「そなた・・・ひょっとして?。」ガネーティアが突然話し掛けて 来たので驚いた。 「ランムラビの英雄と呼ばれたジルカメス、ではないか?。」 「そうだけど。」 「何故こんな所に、しかも勇者ロナウハイドと一緒にいる?。」 「まあ・・・色々あって・・・話せば長くなるが・・・。」 「それよりも、ジルカメスって『英雄』だったのか?。今一 信じられないが。」 ユーリウスは腕組みをした。 「ロナウハイド殿はユーラントの人間だから知らないのも無理は 無い。彼はキシュ王国によって滅ぼされた国ティグル王家の血を 引きし者。そしてランムラビがキシュを占領する ために一役買ったのがジルカメスという人物だったと聞いている。」 「あ・・・その話なら・・・。」 ユーリウスとオルケルタは同時に答えた。 「ジルカメスが話してくれたお話にそんなお話が・・・やはり彼の 事だったのですね。けど、ロナウハイド様はその時眠ってらした はず。なのにどうして・・・?。」 「その時夢を見てたんだ。すっかりそのままの夢。あまりにも リアルなのでずっと引っかかってた。」 「・・・つうことは、俺の『石の契約』が何処にあるか知って るって事だな。」 「まあな。・・・。ただ、今は言えねえけどな。」 あとがき: 夏の暑さも佳境に入り、暑さによる疲れも出てくるこの頃。なんと なく体調がすぐれない体が重い、だるいといった症状がある人は 「夏バテ」を疑ってみてはどうか。 そもそも夏バテとは、はっきりした症状の定義はないが、暑さの為 夜ぐっする眠れない、イライラする、体が熱っぽい、食欲がない、 など、暑さによる体調不良の症状を言うそうだ。 夏の暑さによる体調不良というと、すぐさま「熱中症」を疑うが、 熱中症は体調が急変するのでそこが違う所だそうだ。だが、暑さへの 抵抗力が衰えているので熱中症を引き起こしやすいという。 夏バテを感じたら、消化のいい食事を数回に分けて摂る、寝る直前 まで寝室を28℃位の適温まで冷やし、早めに寝床に入るなど、疲れを 溜め込まないようにするといいそうだ。勿論熱中症を引き起こし やすくなっているので、早めの対策が必要だ。 まだまだ暑い日が続くかと思われる今日この頃。体調を十分に管理し 残暑を乗り切って頂きたい。 |
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「俺にとっちゃ、待ってましたの流れだな。」
「余裕あるのかよ。たいしたもんだぜ。」 ジルカメスも兵士から剣を奪い、構えた。 「オルケルタさんよぉ。俺達から離れるなよ。」 「それを言うのは俺の役目だっつうの!!。」 ユーリウスとジルカメスはオルケルタを挟んで構えた。ユーリウスは剣で 応戦している。「あん時と一緒か?。」 「そうみたいだな。どこの国の王も考えてる事は一緒って事だ。」 ユーリウスとジルカメスは次々と兵士を倒していく。 「なかなかやるな。」「お互い様だ。」 二人の強さに圧倒される兵士達。「ど、何処からあんな強さが・・・。」 気がつくと兵士の一人が応戦している。えっ、と思っているうちに ユーリウス達に近づいてきて「こちらへ・・・。」そう囁いた。声で女性 だと気づいた。 「・・・どうする?。」「行こう・・・そして様子を見るか。」 ユーリウスはオルケルタの手を引き、ジルカメスと共に声の主を追い かけた。「逃げるぞ!!追え!!。」 三人は王宮の裏手に出た。「居たぞ!!。」 裏手で待ち構えていた兵士達が三人を捕らえようとする。声の主は城門の 上に立ち、手招きをする。 「あそこか。」ジルカメスは城門の上に飛び上がった。ユーリウスは オルケルタを肩の上に立たせた。「ジルカメス、頼む。」「任せとけ。」 ジルカメスはオルケルタを城門の上に引き上げた。 「ロナウハイド様!!。」 ユーリウスは一旦城門から離れた。そしてそこに集まってきた兵士の様子を 見ている。兵士達は、城門を背にし、ユーリウスの前に立ち塞がった。 「残念だったな。この先には行かせん。」 「それはどうかな。」 ユーリウスは勢いよく走り、飛び上がった。そして兵士を踏み台にして 更に飛び上がり、巧い具合に城門の上に上がった。 城門の外へ出ると、手招きした兵士は呪文を唱えた。すると鼻の長い 大きな獣の姿になった。「なんじゃこりゃ!!。」 「・・・もしかして・・・ブラウマン王国の神獣ガネーティア・・・。」 「そなた達!!。この私の背に乗るのだ。」 獣は三人に向かって叫んだので、その獣に飛び乗った。そうしている うちに更に別の 兵士に取り囲まれた。獣は長い鼻を振り回し、兵士達をなぎ払った。 「凄え力だ・・・。」 さすがのユーリウスも圧倒される。 「ガネーティア!!。」 一人の少年が近づいて来る。 「フンヴォンか。彼らを宮殿へ連れて行く。」「はい・・・。」 フンヴォンと呼ばれた少年は躊躇いながら口笛を吹く。すると大きな 羽音がして、空が真っ黒くなった。「あ・・・あれは。」 あとがき: さだまさしが歌う「関白宣言」を覚えておいでだろうか。この 曲は1979年に発売され、160万枚を売り上げるヒットとなった曲で 結婚を控えた花婿が、花嫁に対し、今後の結婚生活に望む事を 歌詞にして歌っている。曲の長さも6分20秒と長く、歌というよりも 語り口調で表現される歌詞にまるで物語のような感覚を覚えた ものである。 この歌詞はさだ自身の実体験や心情を描いたものではなく、行き つけのスナックのママからの要望に応え、「男がしっかりと女性を 引っ張っていくような曲を書いて欲しい。」との要望に応えたものだ そうで、そんな裏話があったという事で少し驚いている。 しかし、今の世の中、この歌詞は「男尊女卑」や「パワハラ」など と言われ、反感を買っているという。 その理由が歌詞にあり、冒頭で「お前を嫁に貰う前に」とあるが、 「お前」と呼ばれる事は、男女平等の世の中で、男が上目線で女性を 呼ぶ時の「呼称」である事、「めしはうまく作れ」は、専業主婦なら ともかく、「食事作りは女性の仕事」と限定して男は何もしなくても いいとも取れる表現である事など、現代女性にとっては首を傾げる ような内容なのだそうだ。 確かに世の中は移り変わる。嘗て普通だった事が普通ではなくなる。 そう言う時代背景によって、反感を買うこの曲も、時代の犠牲者とも 言えるのではないかと思う。 |
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「王。こちらがユーラントの勇者ロナウハイド殿。それとお連れの
方です。」 「おお、ようこそ。我が王宮へ。私の名はアン・ズィオン・ブゥオン (安陽王)。このフンダイ王国を統べる者。やはり祈祷師が言っていたが、 ユーラントの勇者ロナウハイドがこのエイジャンを訪れている事は本当 だったのだな。」 王はにこやかに話しかけるが、ユーリウスはあくまでも冷静に表情を 変えない。 「我々をこんな所に連れてきて、一体何の用だ?。」 「・・・まずは、寛いで下され。お話はそれからで・・・。」 王が合図をすると下女達が見たことも無いような料理を運んできた。 「遠慮なく召し上がって下され。」 空腹ではあったが、ユーリウスもオルケルタもこんな怪しげな料理は 食べる気がしない。 ジルカメスも一瞬手を伸ばそうとしたが、二人の様子を見て、やめた。 「我々は多忙な身。こんな事をされても話は聞くつもりは無い。」 「そう仰らずに・・・。悪い話ではありませんって。このお話を聞けば ロナウハイド殿もきっと私の話に納得されるでしょう。」 「・・・はっきり言おう。この国の北にあるナントカって国との緊張が 耐えない。その緊張を排除する為、その国を武力で押さえつけたい。 そしてそれを成し遂げる為、このロナウハイドの肩書きが欲しい、そう いう事だろう。」 王は絶句し、暫くは何も言わなかった。 「こ・・・これは、参りましたな。流石はロナウハイド殿。もう既に お気づきとは。なら話は早い。実はそれをお願いしたくてこちらにお連れ したまで。そこで・・・。」 「断る!!。」 「え・・・今何と?。」「断る。そう言ったまで。」 「お待ち下さい。勿論御協力していただいた後の対応はさせて頂く つもりですぞ。地位、名誉、財産、領地などご自由にお申し付けくだされ。」 「・・・下らん。そんなものでこのロナウハイドの心が揺らぐかと思って いるのか。随分と安っぽく見られたものだな。」 「な、なんと・・・。だとしたらこれ以上何が望みだといわれるのか?。」 「所詮は欲に塗れた者の戯言。このロナウハイドの崇高な望みなど理解 できまい。そしてこのロナウハイドの望みは貴様達には叶えられない。」 「・・・う、くくっ・・・。」王は返す言葉が無い。 「望みを叶えられるのはオルケルタさんただ一人って訳ね。」 ジルカメスの独り言にオルケルタは苦笑いをした。 「・・・ならば仕方が無い。この手は使いたくなかったが・・・。」 王が合図をすると兵士達が集まってきてユーリウス達三人を取り囲んだ。 「決まりきったような展開だな。」「・・・どうする?。ロナウハイド。」 あとがき: 猫が苦手だ。子供の頃、何も分からずに猫を触ったり撫でたり しているうちに手が痒くなり、遂には病院に行く羽目に。 そこで分かったのが猫アレルギー、ではなくて、その猫に付着 していたダニが原因だったようだ。 しかし、ダニはともかく、以来猫がダメで、ホームセンターの ペットコーナーなどで売られている猫を見ただけで嫌悪感が走る。 猫好きの方には申し訳ないが、テレビや動画で猫が写っている のでさえも苦痛だ。その時に「可愛い〜。」などの声に怒りさえも 感じてしまう。 特に近年の「猫ブーム」には参っている。「猫カフェ」「猫ホテル」 など、猫と共に過ごせる空間を売りにしている店舗などが恨めしい。 近所ののら猫を見る度、人としての理性を失いそうになる事も しばしば。 早くこのブームが去ってくれればと、ひたすら願っている。 |





