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〜アトラテック編〜
電子音のアラームが部屋中に鳴り響く。この部屋の住人ユーリウス・
ヴォルフガングは頭を片手で押さえながら、ベッドの掛け布の中から頭を
出した。そして、もう片方の手で枕元を探る。
「もうそんな間・・・?。」独り言を言うと、何とか目覚まし時計を
探し出し、アラーム音を止めた。
時計の表示は夕方の六時を指していた。ベッドに上がったのは確か 今日の午前十時頃。遮光用のライトを点けて寝たはずにも拘らず、昼間は
なかなか寝付けなかった。その時間に寝ていないと後が大変なのは分かっていたが、何故かその時に限って眠れなかった。
しかし、時間は待ってはくれない。仕方ないな、と思いつつシャワー ルームへ向かった。
「・・・あら、起きたの。」 母チヘンネが台所仕事から手を離さず話し掛けた。「ああ。」 「夕食、用意していたから・・・。母さんもう出掛けるから、あと、 宜しくね。」
チヘンネはそう言うと、急いで出かける支度をし、出て行った。 シャワーを浴び、食事を摂る。テレビの電源を入れようか悩んだが、もう 出かける時間も迫っていた為、諦めた。
食事を終え、食器を洗う。片付けまで終えると、急いで着替え、家を 出ようとした。
「おっと・・・忘れ物・・・。」 部屋に戻って愛用のノートパソコンをリュックに詰め、改めて家を出た。 愛車であるバイク「ティターン450」に跨り、アクセルを吹かす。右手に マシンの振動を感じながらハイウェイに向けて走り出した。
あとがき:暫くお休みを戴いたが、本日より連載を開始した。「サント・マルス」
シリーズも三部作の第三部を掲載する事にした。二作目の 「―始まりの勇者」とは異なり、ファンタジー作品として仕上げる事に なった。 この作品が皆様の目にはどう映るだろうか。皆様の心の中に残る作品と なれば幸いだ。 |
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2018年11月06日
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