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サント・マルスと混沌の邪神
逆らえない運命なら、その運命を受け容れ、自分らしく生きる

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 ハイウェイに上がる頃にはもう空は闇に包まれていた。たった一つ
月だけが白く光る。
 昔、父親から聞いた話だと、父親の故郷では夜空には無数の星が光り
輝いていたと言う。その父の故郷について何度か尋ねたことがあったが、
父は決まって「自分は異世界から来た。」としか言わなかった。
「異世界か・・・子供騙しかよ・・・。」
思わず言葉が口を突いて出た。
 だが、ただの子供騙しではないのでは、と思う部分もある。というのもユーリウスは他のアトラテック人と比較してちょっとエキゾチックな
顔つきをしている。色白で彫りが深く、瞳の色も黒には近いが少し
茶色っぽい。その為か学生時代女子にはモテた方だったかも知れない反面、逆にその事で阻害されていた事もあった。聞けば、父親チリカワが
そんなような顔つきだったらしい。
 女の子との付き合いもその為か、向こうから声を掛けられ付き合い
始めた、という場合が多かった。いや、自分から声を掛けた事は
なかったと言った方が正しいだろう。恋愛には興味が無かったし、
その気にもなれないだけだった。だから、すぐに別れたり、自然消滅
したりで、今は誰とも付き合っていない状態だ。
     あとがき:ファンタジー作品を書くにあたって、一番悩むのが、その「自由度」だ。
       ここで言う「自由度」とは、現実世界にはない魔法や妖精など実在しない
       ものの存在であるというのが個人の解釈である。シリーズ一作目の
       「―大陸の覇王」では、初のファンタジー作品という事でかなり煮詰めて
        書いたが、今回は割とすっと書き上げたように思う。ただそれぞれ、
        ファンタジーの解釈が異なるかと思うので、その辺りが少し気になる
        所だ。
         できれば、そういう個所は目を反らし、作品そのものを楽しんで
        頂きたく思う。

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Duke Friedrich Ronniele
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