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ユーリウスが在籍している自衛軍の駐屯地は郊外にある。郊外といっても
街から外れた場所にあるわけではなく、工業地等の都市に囲まれた場所に あった。ハイウェイを降り、一般公道をひたすら進む。途中にある商業 ビルの上の方に大きなビジョンがある。丁度信号待ちの間、それを眺めて
いた。いつもなら皆注目など余りしないビジョンで大抵は広告やちょっと
した臨時ニュースが流れる程度なのだが今日ばかりは何故か皆注目して
いた。「・・・おや?。」 ビジョンに映っていたのはこの大陸の大陸神、大陸神ティマイオス。 「大陸神ティマイオスが・・・?。」「なんで大陸神がテレビに出て るんだ?。」 エンジン音の間を縫ってそんな会話が聞こえてきた。 「・・・『食』が始まる。」 「食」?。そう言えば何年か前から騒がれていたあれか・・・?。確か、 この大陸を飲み込むほどの大きな日食があるってニュースでやっていた・・・。 日食なんてたまにしか見られないものではあるが、ユーリウスにとって 特別興味があるものではなかった。
もう信号が変わりそうだ。ブレーキを解除しようとしたその時。 「えっ・・・。」 ユーリウスの目にはビジョンの中の大陸神ティマイオスが自分に話し 掛けたように見えた。
あとがき:バスや電車などの交通機関や役所、銀行などの公共の場で
皆様は順番待ちの間何をされているだろうか?。最近特に 感じるのが端末機の画面を見ている方が多いという事だ。 私自身スマートフォンなど持ち合わせていないのでそう いった場面には多少の違和感を感じる。二つ折りの携帯電話は 持ち合わせてはいるが、何かの順番待ちの時にそれを見よう とは思わない。違和感を感じるのはそのせいかもしれないが、 特にここ何年かは、そういった光景を見る機会がやたら 多いと思う。 確かに、携帯電話のメールを確認する事はあるが、画面を 見るのはそれまでで、あとは閉じてポケットに突っ込み、それ までだ。 SNSなどでの繋がりに拘るのか、ただの暇つぶしなのか 分からないが、「順番待ち」すら待てないという事なのか。 確かに、「待つ」事が苦痛だと感じる方もいる事も理解 できるが、私自身、「待つ」事に楽しみを感じている側から すれば違和感を感じる事に納得して頂けるだろうか。 個人的に「待つ」という事は、次に訪れる事への期待感や 楽しみを感じているので、待つことはあまり苦にはならない のだが。 例えば遊園地やイベント会場などでは待つことによって、 はやる気持ちが高まり、更に楽しめる気がする。待つ事に よって、人の流れや、同じように待っている人達との一体感が 更に楽しみを高めてくれると感じるのだが、最近はそう いった人が少なくなってきているのが、多少なりとも寂しく 感じる。 皆様は「待つ」事をどのようにお考えだろうか。ただ 時間の無駄、にはならない何かがあると信じたいと思っている。 |
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2018年11月09日
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