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二人は再び口付けを交わした。また気持ちが高ぶってくる。ユーリウスは
指先で彼女の髪の毛を掻き上げる。そっと耳元にキスをする。次は瞼に。
指先が彼女の首筋から胸元へと降りていく。オルケルタの白い肌が
ユーリウスの欲望を掻き立てる。。やがて二人は共に抱き合いながら
ベッドへ沈んでいった。身体が反応する。発情する欲望も一気に
ユーリウスの身体を駆け巡る。愛おしい。愛おしくてたまらない。このまま
ずっと身体を寄せ合っていたい。彼女の温もりを感じ続けていたい。 オルケルタと結ばれたい。もしかして、「あの日」まで子孫を残すことが
出来そうな気がしてきた。
まどろみの中目を覚ます。側には誰も居ない。敷き布を撫でるとまだ 彼女のぬくもりが残っているようだ。
「あ・・・うん。・・・オルケルタァ・・・。」
「やっと起きたのですね。もうすぐ朝ごはんですよ。」 愛しのオルケルタの声が耳元に聞こえる。はっと気付き、上半身を起こすと彼女の笑顔が飛び込んできた。急に夕べの事を思い出してしまいそうに なる。このままだと身体の一部が大変な事になる。起きて急いで服
を着替え、外にある井戸で顔を洗った。
「よおっ・・・新婚さん、夕べはどうだった?。」 集落内の若者達がにやけた顔で尋ねる。最初はむっとしたが、ある事を 思い出し、自慢げに言い放った。
「どうかって聞く前に、お前らも早く結婚すれば分かるぞぉ。」
結婚する、子供が生まれる。少しでもこの地に人を増やす事が大事だと ゲルマンは言っていた。定住し、村が、街が、そして国が出来れば人は
集まる。全ての生命のエネルギーはこの惑星エーアデの生命を維持する。
それが大きければ大きい程、闇を抑え込む力を得る事ができるらしい。
気の遠くなる話だが、世界が破滅する事を思えば小さな事でも大事に積み
重ねていくべきなのだそう。
翌朝、ユーリウスとオルケルタは集落を後にし、集落からほど近い サントヴルカーン山という火山を目指した。この火山の近くにはいくつか
温泉があり、集落の者は時折疲れを取る為に利用していた、と以前から
言われていた。ユーリウスも皆から行ってみるように薦められてはいたが、機会がなく、ずっと行きそびれていた。だが今回、せっかくだからと
行ってみる事にした。ロバ一頭に着替えなどを持たせ、道なき道を歩く。
朝早く出て、太陽が段々と頭上に差し掛かる頃になると硫黄の臭いが 急に強くなる。
「・・・そろそろかな。」「そうですね。」
あとがき: 19日ドイツのアンゲラ・メルケル首相(64)が首都ベルリンでの |
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2019年06月22日
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