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「『時空転送装置』。それを使って例の未来人に会って話が出来れば、と思って。」
「・・・無理だ・・・。」 頭の中に声が響く。「ティマイオス・・・?。」 「『時空転送装置』は動かす事は出来ない。」 「どういう事だ?。」 「『時空転送装置』はこちら側と、行こうとしている時代のゲートが開いていなければ無理だ。こちら側は常に開いている状態であるが、今行こうと している時代のゲートが開いていない状態では行く事ができない。無理に
行こうとすれば時空の歪みを彷徨ってしまう。」
「・・・そんな。どうしてもだめなのか?。」
「考えてもみるがいい。そんな事が可能ならば、この大陸は滅びを迎えずに済んだかもしれない。だが、それはできなかった。それが何よりの証拠。」 「・・・つまり、巨大惑星の回避が出来たのかどうかわからずじまいって 事か。」
「そういう事だ。」 「・・・いいアイデアだと思ったのにな・・・。そうだ、もう一つ聞くが、宗教団体ナバホ=ダコタの教祖カレタカは自ら『道』を作ってこの大陸に 住まう人を滅びから救うとか言っているが、そんな事ただの人間に可能
なのか?。それとも教祖カレタカは人間じゃないのか?。」
「私もその人物について調べてみた。勿論ただの人間でそこまでの力は 無い。もしそれが本当だとしたら、大陸神より凄い力を持っているという
事になる。だが、残念ながらこの大陸が滅びから逃れられない未来を
考えるとやはりただの人間である事は否めないだろう。」
「それもそうか。だよな。」
いきなり部屋のインターホンが鳴る。 あとがき: 千葉の小学4年生栗原心愛さんが死亡した事件で、父親同様、母親の なぎさ容疑者が逮捕された事件。「母親は何故庇えなかったのか」 などとなぎさ容疑者への批判が相次いでいる。一方、なぎさ容疑者が 虐待に加担した心理的経緯をこう分析している専門家もいる。 それによると、なぎさ容疑者は以前住んでいた沖縄で、心愛さんの 父親の勇一郎容疑者から日常的に暴力を振るわれていたという。 それだけではなく、なぎさ容疑者に対し、友人、知人からの連絡を 一切絶たせ、孤立させていた。その上、「お前は無能だ。」と言葉の DVも浴びせていたという。 専門家の話では、人がそういった状態に追い込まれると、冷静な 判断が出来なくなるという。例えば、「お前は無能だ」と四六時中、 365日間言われ続けるとする。最初は反発することは出来るが、相談 できる人との繋がりを絶たれてしまった状態で「お前は無能」を 言われ続けると、「自分は無能なのか」とさえ思うようになるという。 ここまで読んだ時思い出したのが、「オウム真理教」事件の際に 言われた言葉の「洗脳」だ。同じような事がなぎさ容疑者の中で 起こっていたのではないだろうか。 これはあくまでも個人の推測だ。しかし、人の心理状態というのは いかにも変わりやすく、脆いものであると考えさせられた事件でも あったと思う。 |
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2019年02月14日
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