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「本来であれば、お前はテロリストの片棒を担ぎ、情報を外部に漏らした
犯罪者だ。しかし、それを咎める事をしなかった彼の懐の大きさに感謝
するんだな。」
UPE-HE‐6G上尉はもう何も言えないでいる。ユーリウスは 「空いている部屋をお借り出来ますか?。彼と二人で話がしたいんで。」 「いや、君達はここにいていい。我々が外で待っている。」 長官とI-KUB-AYA202上佐は執務室を出て行った。 二人は暫く何も言わなかった。ユーリウスの頭の中に色々な思い出が 浮かぶ。同じ年代、同期でたった一人だけR-01クラスに配属された自分を
誰もが嫉妬と疑惑の眼差しで見ている。そんな中、優しく、親しげに接してくれたのがUPE-HE‐6Gだった。お互いどこまで強いかをよく競い合って
いた。個人的な話なども熱く語り合った。そんな彼が不本意とはいえ自分を裏切った。憎む事は簡単だ。だがそうすれば今までの思い出全てが嘘だった事になる。やはり憎む事は出来ない。
「・・・俺が真犯人じゃないかって、疑わなかったのかよ。」 UPE-HE‐6Gは、まるで独り言のように呟いた。 「・・・信じてたから。」「・・・え・・・。」 「もし、そうだとしてもお前は真犯人である事を隠して俺を欺こうなんて 出来る奴じゃない。」
「で、でも、お、俺は・・・、俺は一瞬でもお前を疑ってた。仲間達に 疎外されるのが嫌で、お前を避けていた。お前の事、信じてやれなかった。そんな俺をお前は信じてたっていうのか・・・?。」
「当たり前だろ。例えどんな事を腹の底で考えていたとしても、優しく してくれたのは事実だ。それは間違いないだろう。」
「VAU-HE-1D・・・。お前って奴は・・・。」 UPE-HE‐6Gはもう何も言えないでいる。 あとがき: 岡山県で軽自動車で引きずられながら散歩している犬の動画が 騒ぎとなっている。 この動画は、高齢者とみられる男性が軽自動車に乗り、窓から リードに繋がれた犬を散歩していたというもの。投稿者によると、 「排気ガスがワンちゃんに当たっているし、歩道を車で走って いたので注意した。同じ状況を見掛けたら、注意し、警察に連絡 して・・・。」とツイッターで訴えている。 動画では、歩道を自動車で走行している様子が映し出されて いる。御存じの通り歩道は車での走行は禁じられており、危険 回避の為やむを得ない場合を除き罰則を受ける場合がある。 道交法第三章1十七条(交通区分)には「車両は、歩道又は 路側帯(以下この条において「歩道等」という)と車道の区別の ある道路においては、車道を通行しなければならない。」とある。 動画では、車道とは縁石で仕切られており、明らかに車両と 歩行者の通行が区別されている。となると明らかな道交法違反 となるのは明確だ。罰則として三カ月以下の懲役、五万円以上の 罰金、更に「通行帯違反」に該当するとなれば点数1として反則金 六千円となる可能性が高いという。 何はともあれ、大きな事故に繋がらなくてよかったと思う。もし、 歩行者が歩いていたらどうしていただろうか。違反である事を 分かって走行していたというなら大問題ではなかったか。 「違反」は「してはいけない事」。大きな事故に繋がるからこそ、 違反行為なのだ。決して軽く考えてはいけない事ではないだろうか。 |
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2019年02月22日
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