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ユーリウスの護身用の銃と通信用の携帯端末機だ。
「これを渡しに来たの。私達と直接コンタクトが取れるようにって。」 「ありがとうございます。」 下佐は不意に顔を近づけた。「で、何か分かった?。」「えっ・・・。」 「長官が仰るには、キミの事だから犯人探しをするんじゃないかって。 私達は管轄外だから直接は何も出来ないけど、何かあったら出来る限り 協力するって。」 「そうか・・・。ありがとうごさいます。」 皆が自分を信用してくれる。それだけでも勇気が湧いてくる気がした。 テロ事件だけではなく色々なものを背負っている自分の味方がこんなに いるんだ。そう思うと感謝せずにはいられない、だが、その一方で、 千二百日で滅びてしまう大陸から彼らを救う事が出来ないかもしれない 歯がゆさもある。ティマイオスが言うにはこの秩序を守る為、大陸が 崩壊するかもしれない話は決してするなと言われていた。宿命や運命 だけでなく、思いがけず大罪を背負った気分だ。 「じゃあ、私はこれで・・・。」「わざわざありがとうごさいます。」 「いいえ、じゃ、また後で。」 そう言って彼女は応接室を出ようとした。 あとがき: 千葉県野田市の小学4年生栗原心愛(みあ)さん (10)が自宅浴室で死亡した。県警は父親を容疑者として 逮捕、事情徴収を行っているという。 報道によると、昨年11月、心愛さんが通う学校が 行ったアンケートで「父親から暴力を受けている」と 内容の答えが書かれており、学校に助けを求める旨を 書いていた。 ところが、このアンケートの回答のコピーを教育 委員会が事もあろうかその父親に渡してしまい、その 僅か2か月後にこのような事件が起きてしまった。 子供が犠牲になる痛ましい事件だ。誰もが怒りを 隠せないはずだ。 だが何故、教育委員会がこの回答を渡したのか。 その回答用紙を渡せば、どのような結果になるか 分かるはずだと思うのだが、「父親からの強い要望で 渡してしまった」と釈明しているという。 ここで疑問なのだが、父親はどの様な経緯でこの アンケートの存在を知ったのか。そして教育委員会も 何故父親の圧力に屈したのか。父親が強引にアンケートの 回答の手渡しを求めてきた際に、警察を呼ぶなど、 手の打ちようがあったはずだ。 この事件について野田市は、再発防止に努めたいと コメントしているが、市も、教育委員会も心愛さんの 訴えを軽く見ていたとしか思えない。そう思うと心が痛む。 |
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