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「ニュースを観たぞ。・・・よかったな。疑いは晴れて。」
「今後は名誉棄損問題で裁判か。大変だな。」「ええ・・・。」 ユーリウスは今回の事件の報告の為、第八駐屯地を 訪れていた。 ヤヒ=アルゴンキン長官もI-KUB-AYA202上佐もほっと胸を なでおろしていたようだ。 「実は・・・軍を退役しようかと・・・。」 ユーリウスは退役願いが書かれたデータとチップを渡した。 「えっ・・・。」 「疑いは晴れたのに、か?。」 「ええ、父が故郷へ帰るから一緒に暮らさないかって。」 「異世界、とやらに行くのか。」「はい。」 「そうか・・・君のような人材を失うのは惜しい気が するが、元気でな。」 「ええ、お世話になりました。」 執務室を出ると、I-KUB-AYA202上佐が一緒に着いて来た。 「行くのか・・・寂しくなるな。」 「色々庇って頂いて、ありがとうございました。」 「手紙・・・くれるか?。」 「郵便システムが整っていないかもしれないので、約束は 出来ませんが。」 「そうなのか。そりゃまた寂しいな。」 少し沈黙が流れた。 「そう言えばお前の名前、七月って言っていたが、何故だ?。」 「ユーリウスという名は父が名付けてくれました。七月が 『ユーリ』なのは父の故郷の言語なのだそうです。」 「親父さんか。それで・・・納得した。」 皆に別れを告げ、第八駐屯地の建物に向かって敬礼をした。もう 思い残す事は無いと BA‐HNH‐OF=0‐08ステーションへ向かった。 「・・・い、居たぞ!!。」「追いかけろ!!。」 ステーションへ向かおうとしたユーリウス。報道関係の人間と 思われる人物が次々とユーリウスを囲んだ。 「ロナウハイドさんですよね。」 「我々の質問に答えて下さい。」 爆弾魔に間違われた事か?。もうその事はうんざりだった。 何も答えたくない。そう言おうとした。 あとがき: 新元号「令和」が1日午前11時30分に発表された。 歴代で数えると248番目となる元号だという事だ。 元々元号とは、古代中国で君主が時間さえも支配する という思想の元に誕生した制度だそうで、その中国でも 清朝で廃止となり、今では日本のみが使用していると いう事だ。 新元号の「令和」は日本最古の歌集「万葉集」の一文 「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を 披き、蘭は珮後の香を薫す」から引用したと、安倍首相は 記者会見でそう述べている。 昭和に引き続き採用された「和」の文字のように平和な 世の中である事を祈りたい。 |
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