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ユーリウスはオルケルタの案内で集落を見て回る事にした。透き通るような
白い肌と宝石のような碧い瞳がユーリウスの心に焼きついて離れない。 ユーリウスは彼女に見とれっぱなしで、何も頭に入らなかった・・・訳では なかった。何故か彼女を見てると心が落ち着く。風車、井戸、ちょっとした 広場、池、そして畑と見て回る。 「・・・な、なんだ、これ。花、なのか?。」 背丈以上もある茎の上に黄色い大きな花らしきものがある。 「ヒマワリです。これ、秋になったら種を取ってその種を保存食にするん ですよ。」 「でっかい花なのか。人の顔ぐらいあるよな。」「そうですね。」 「他には、何を植えているの?。」「後は、ライ麦と野菜と、豆と・・・。」 「ライムギって?。」 「パンを作るんです。あと小麦と大麦もあったかな。それはビールに。」 「ビ、ビールって何?。」「飲み物です。」「旨いのか?。」 「私は、まだ飲んだ事は無いですけど、どっちかって言うと大人の飲み物、 かな。」 「へーえ、じゃあさ、とうもろこしとかは?。パンはとうもろこしでは作ら ないのか?。」 「と・・・とう、何ですか?。」 「とうもろこし、見たことないのか・・・。じゃ、トマトは?。俺好物 なんだけど。」 「・・・ああ、分からない、です。」 「じゃ、たまねぎは?。」「あ、たまねぎはあります。」 「そうなんだ・・・。食文化も違うのか・・・。同じ惑星なのに、不思議 だよな。」 「そうなんですね。」 オルケルタが笑顔になったのでユーリウスも笑顔になった。女の子と 会話する事がこんなに楽しいなんて、生まれて初めて感じた。 「あ・・・そうだ。」オルケルタは手招きして走り出した。ユーリウスも 後を追いかけた。 「何?。」 あとがき: 平成最後にして令和最初のゴールデンウイークが始まった。退位の礼 即位の礼がそれぞれ行われる今年は、その2日間を挟み、長い人では 10連休となる方も多い。10連休の人、一部が休みの人、全く休みがない人 過ごし方は様々だろう。 10連休の為、あちら事らでイベントが目白押しの状態になるのは 確実だろう。交通網も渋滞や規制などで非日常的な状態になるのも必須 だろう。お出かけの際には混雑など予めそういった予想をたて、スムーズに 行楽を楽しまれることをお勧めする。そしていい思い出で終われるような 時間を過ごして頂きたい。 |
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恋とは無縁の、そんな自分が未来の花嫁を見つけられるのか、
子孫を残すことが出来るのか、ユーリウスは心なしか不安になった。 身体の事は両親には言えないでいたし、自分の身体に欠陥があるかも しれないという事を認めるのも嫌だった。それだけではない。あの 日食で自分は生き残れるのかどうか分からない身。それを考えれば 日食までに子孫を残さなければならない。さてさてどんな花嫁を 押し付けられるのか。ユーリウスはそれだけで気が重くなった。 集落が見えてきた。近づくと何人かの人物が自分達を迎えて くれているようだ。 「これはこれは・・・大陸神ユーラント、それにその使徒ゲルマンか。」 老人が先に声を掛けた。 「紹介しよう。この集落の長老、テオドール殿だ。」 「宜しく。勇者ロナウハイド殿。」 「ああ、こちらこそ。」ユーリウスも握手を交わした。 「おや、オルケルタも来てたのか?。」 「はい。ゲルマン様のお帰りをお待ちしていました。」 ユーリウスは声の主を見た。「・・・。」唖然として声も出ない。 「あ、あの・・・ロナウ、ハイド、様・・・ですよね。ゲルマン様より、 その、お話は・・・伺っています・・・。」 「ああ、ああ・・・おおお、おおあ・・・・ううううん。そ、そっ、 そうだ・・・。」 なんとか声を搾り出した。その瞬間ユーリウスは胸の鼓動が早く なるのを感じた。目の前の少女ははにかみながら 「あ、あの・・・わ、私・・・オルケルタ、って言います。宜しくお、 お願いします。」 といってそっと手を差し出した。ユーリウスは荒くなる呼吸を 抑えながら震える手で握手を交わした。やわらかい、そして暖かい・・・。 言葉では言い表せない感覚にユーリウスはもう眩暈がしそうだった。 この大陸に、こんな、こんな可愛い娘がいた なんて、それだけでもう誰の話も耳に入らなかった。 「・・・ウス、ユーリウス!!。」 あとがき: 神戸三ノ宮で駅前の横断歩道にバスが突っ込み、2人が死亡、 6人が重軽傷を負うという事故が起きた。この件でバスの運転手 (64)が自動車運転処罰法違反の容疑で逮捕された。 運転手は「前をよく見ていなかった」と供述しているという。 また、バスのドライブレコーダーに記録によると、車内で 観光客に案内する様子が映っており、それに気を取られていた ままバスを発車、その為の前方不注意による事故だったようだ。 この事故に対するコメントでは、「客は運転手に話し掛ける べきではない」と意見している方もあり、その通り乗客は運転に 差し支えないように心掛ける事も必要かと思う。 生活になくてはならない交通網のバスだが、バスは列車や 飛行機とは違い、公道を走る交通手段。他に公道を走る乗用車や トラック、自転車など、多種多様な車種が走る場所でもある。 運転手が気を付けるのは勿論だが、その運転に支障をきたす ような行為は極力控えるべきではないだろうか。 |
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「分からぬか。それはお前がこの地で子孫を残さねばならんという
意味だ。アトラテックでお前の子孫を残す為の相手を連れてこられな かった。だからやり残した事は無いかと聞いたんだ。」 「いや、そんな相手いねえよ。」 「そうか。という事はこのユーラントの地で相手を見つけなければ ならないという事になる。つまり、お前の花嫁はこのユーラントの 人間という事にもなる。」 「ちょ、ちょ・・・ちょっと、待て。な、ななななななんでそんな話に なる?」 「そうだな。勇者ロナウハイドが日食を迎えるまでにやらなければ ならぬ事の一つだな。」 ユーラントもそう言ってユーリウスに微笑みかける。 「考えてもみろ。未来人はお前の子孫なんだぞ。当然ではないのか?。」 「・・・おっ・・・お、おやっ・・・親父はどうなんだ?。俺と 同じ遺伝子はあるだろう?。」 「私にはアトラテックの血はない。それに私も母さんもこの歳では これ以上子孫は残せないぞ。」 もう返す言葉が無いユーリウス。頭の中に、教科書に出てきた 「ホモ・アトラス人」や「大海洋型原人」想像図が浮かぶ。 「・・・俺のタイプじゃないし・・・。けど、文明が興っていないと なると・・・。変な妄想だけは避けたいのに・・・。なんで?。」 ユーリウスは頭を抱えた。 とは言え、子孫や遺伝子などと言われたところで正直どうしたら いいのか分からない。実はユーリウス、未だかつて発情した事はない。 女の子と寝台を共にした事はあったが、身体が反応した事はなく、 未完全のままコトを済ませていた。だから子孫を残す相手と言った ところで、刺激を受けても体が反応しない。なので子孫を残そうと する欲求もない。発情しないという事は子孫を残す行為が出来ないと いう事になる。第一女の子に対しても興味がない。過去に身体が 反応しない事を友人のUPE-HE‐6G上尉に相談したところ 「それって、病院に行った方がいいんじゃないのか?。」と 真面目に心配されたこともあったが、結局は病院に行く事もなかった。 あとがき: 痛ましい事故が起きた。20日、池袋の都道で乗用車が暴走、 10人の死傷者が出た。運転していたのは87歳の男性。事故が 起きた時、「アクセルが戻らなくなった」と話しているという。 この事故で31歳の母親と3歳の娘が死亡するなどの痛ましい 事故となった。これを受けて警視庁ではアクセルなど部品に トラブルがなかったかを確認したが発見できず、運転手の 操作ミスが原因と見ているようだ。 運転していたのが87歳という年齢だった為に、世論では 「免許返納しなかったのか」という意見が多い。原因が 操作ミスではないかとみられている事なら尚更だろう。 地方都市に住む人間から言わせてもらうと、こんな都会なら 自分で運転しなくても交通に不便は感じないはず。早めに免許を 返上し、運転を「引退」していたらこんな事故を起こす事は なかったはずだ。 事故を起こしてからでは手遅れだ。高齢になれば確実に 判断力は鈍って来る。不安を感じたら運転をきっぱり諦める 勇気も必要だろう。 |



