馬は少し歩き始めた。そしてホルケの側まで来た時にもう一度引くと、
馬は歩くのをやめた。
「・・・凄いな。初めてて一ぺんに馬を乗りこなせたのはあんたが
初めてだ。『勇者様』の肩書きは伊達ではないってコトだな。」
「・・・いや、そこ『勇者様』関係ないから・・・。」
乗馬の練習にオルケルタが一緒ではなかったのは残念だったが、
こうしてホルケに馬の乗り方を教えて貰い、二、三日もするとかなり
乗りこなせるようになった。
ある夜、真夜中に何かの声で目が覚めた。鳴き声のようなよく
解からない声だ。
「・・・マイクのハウリング・・・な訳ないよな。」
そう思っているうちに、今度はそれとは別に会話が聞こえてきた。
パーテーションを挟んだ向かい側、父と母の会話だ。
「・・・近いな・・・羊や山羊が心配だ。行って来る。」「大丈夫?。」
「いや、放って置けば家畜が皆殺られてしまう。君達はここから出るな。
中にいれば安心だと思う。」
その会話に何かただ事ではないと感じたユーリウス。パーテーションの
陰から両親の寝台のエリアに足を踏み入れた。
「ユーリウス、なんだ、起きてしまったのか。」
「なんかあったのか?。」
「オオカミが現れた。このままでは家畜達が食われてしまう。」
「オオカミ?。そんな奴がいるのか。・・・俺も行こうか?。」
「馬鹿な事を言うな。動物園で見るものとは訳が違うんだぞ。」
「こう見えても俺は一応アトラテックでは軍の特殊部隊に居たんだぜ。
こういう時は一人でも多いほうがいいんじゃないの?。」
「・・・分かった。だがな、危険な目にあっても助けられないかも
しれんぞ。自分の身は自分で守れ。」
幕舎を出ると、男達が何人か集まっていた。皆手にオオカミと戦う
為の棒切れを持っている。ユーリウスもいざという時の為にナイフを数本と
銃を持った。集落の外れにある小屋の方見ると大きな物音がした。
「まずい!!。」
なんと、小屋の一部が壊されていて山羊が何匹か首元を噛み付かれている。
「オッ・・・オオ。オオカミだあ!!。」
その声に反応したのか一匹のオオカミが襲い掛かってきた。
あとがき: アニメが好きだ。特に70年代〜80年代のアニメには好きなものが多い。
お馴染みの「ガンダム」、特に「ファースト」と呼ばれるもの勿論、
「サイボーグ009」第2シーズン、「新・ルパン三世」「ベルサイユのばら」
「あしたのジョー2」「伝説巨神イデオン」等々数え上げればきりがない。
今でこそ見るアニメの数は減ってはいるが、「名探偵コナン」
「忍たま乱太郎」「わしも」など、アニメ好きは健在である。
最近は深夜に放送されるアニメや、BSなど受信契約しないと観られない
アニメもあって「アニメ番組」と一言であっても様々なジャンルがある。
アニメ番組は「子供の物」というイメージがあった。アニメに出て
くるキャラクターに憧れたり、共感させられたりした。が、その一方で
「佐武と市捕物控」といった高年齢層向けのアニメも昔からあり
「子供の物」ではないアニメもあった。その為なのか、日本のアニメは
クオリティが高く、高い年齢層に人気がある作品が多い。
外国のアニメが貧弱とは言わないが、「トムトジェリー」や「スポンジ
ボブ」のような子供が分かりやすい内容のアニメが多い気がし、高年齢層
が楽しめるようなアニメが少ない気がする。
日本のアニメが外国層で人気があるのはそういった背景があるような
気がする。それについて皆様はどうお考えだろうか。
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