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「いや、きちんと説明していいんじゃないのか?。」
「いい訳ないだろう。この世界に存在しないものは持ち込んではいけない。 それが自然の摂理だ。そしてこの世界の掟だ。」 ユーリウスは黙っている。「おーい・・・。」 集落の男達が集まってきた。「なんか凄い音がしたが・・・どうした?。」 「・・・なんか、崖が崩れた音のようだな。」 ケルマンはそう言って銃声を誤魔化した。 「そうか?。そんな音には聞こえなかったが・・・。」 「・・・ところで、最後の山羊は無事だったんだな。」「ああ。」 幕舎に着いてからもユーリウスは父の言葉が気になった。 「『この世界に存在しないものは持ち込んではいけない』・・・ そうなのか?」 それだけではない。明日の朝早く撃った銃弾も回収しに行かなければ ならない。いずれ銃を撃った事実を隠蔽しなければならないという。 「そこまで厳しいのかよ。」 翌朝、ユーリウスは撃ったオオカミを探しに行った。幸い、森の 入り口だったのですぐに見つけることが出来た。ナイフを使い、オオカミの 死体から銃弾を穿り出す。 「見つけたか・・・。」 いきなり声がしたので振り向くと、そこにはゲルマンが立っていた。 「親父・・・。」 「夕べは言い過ぎたな。すまなかった。」 「いや・・・俺の方こそ軽率だった。」 「・・・いいか。こういった銃はいずれ時が経てば誰かがきっと 発明する。だが、今の時代にはあってはならぬ物だ。『オーパーツ』と いって『製造されたであろうその時代には存在すること自体がおかしい 出土品、』という物になる。こういったオーパーツはいずれの時代には 残してはいけない。それが自然の摂理なのだからな。」 「・・・・そういう事なのか。」 「・・・ユーリウス。その銃をよこせと昨夜は言ったが、やはりお前が 持っていなさい。但し、使い方を決して間違ってはならぬ。いいな。」 「分かった・・・。」 幕舎に戻ったユーリウス。「『オーパーツ』か・・・。」 あとがき: 令和初の平日を迎えた昨日、皆様いかがお過ごし だっただろうか。史上稀にみる大型連休でお疲れの方や 大型連休でリフレッシュされた方など、それぞれ 思い思いに過ごされたかと思う。 また、改元の為、コンピューター等のシステム トラブルを予想し、早めに出勤された方も居るだろう。 明けてニュースを観れば特に大きな混乱もなく、 無事に令和の時代をスタートしたかと思う。 遂に迎えた令和元年。今後どんな時代が築かれて いくのか、昭和、平成を見続けてきた我々は、今度は 令和という時代の目撃者となるだろう。 |
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