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サント・マルスと混沌の邪神
逆らえない運命なら、その運命を受け容れ、自分らしく生きる

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ちょっと時間が空いたので、銃の手入れをする。出来る限り使わない
ようにするにしても手入れは必用だ。両親は長老に用事があって幕舎には
ユーリウス一人だ。
「あのう・・・。」誰か来たようだ。「はい・・・。」
そこには何とオルケルタが居た。
「新しいはちみつ漬けを漬けるから、古いのは持って行けって・・・。
これはゲルマン様の家の分の割り当てです。」
「あ・・・そうか、あ、ありがと。」
ユーリウスは壷を一つ受け取る。「じゃ・・・。私はこれで・・・。」
このまま帰すのもなんだしな。少し話もしてみたいし。そう思って
ユーリウスは思い切って声を掛けた。
「よ、よかったらお茶でもいれるから、中に入らないか?。」
「あ・・・じゃ、お言葉に甘えて。」
オルケルタが家に入ってきた。さりげなく声を掛けたつもりだったが、
何故か急に緊張してきた。ましてや両親は留守で自分一人。何故か胸の
鼓動が早くなった。
この幕舎の中は四枚のパーテーションで仕切られている。リビング
部分と寝室部分。更に寝室部分は両親と、ユーリウスの部分で
仕切られている。オルケルタは珍しいのか幕舎の中を見回している。
ユーリウスは平静を装い、釜戸に掛かってあったお湯でお茶を入れた。
「・・・なんで緊張するんだよ・・・。」
ユーリウスは見た目は冷静だが背中に変な汗をかいていた。
「・・・二人っきり・・・。いやいやいや・・・深く考えるな深く
考えるな・・・。」
ユーリウスは自分でも行動がなんかおかしいとは自覚していた。
何とかお茶を入れ持って行こうとした時、オルケルタがテーブルの
上の物に手を触れようとしていた。

   あとがき: あわや大事故という出来事が起きた。4月26日アゼル
        バイジャンで行われていたGP初日、フリー走行開始後
        間もなくウイリアムズのG・ラッセルが駆るマシン
        目掛けてコース上にあったマンホールの蓋が直撃し
        ラッセルはコース上にマシンを止めて脱出、事なきを
        得たという。
         その衝撃は火災が発生したのかとラッセルが勘違いした
        程凄まじいものだったようで、「もし、マンホールが
        あと、1〜1.5センチ高く跳ね上がっていたら、僕が座って
        いるシートを突き破っていたかもしれない。」と語っていた。
         所属チームであるウイリアムズはこの事故を重く見ており、
        損害賠償を請求する権利があると憤慨を露わにしていると
        いう。
         というのも今から25年前、サンマリノGPでの事故で帰らぬ
        人となった伝説のレーサー、アイルトン・セナを失っていた
        からだという。
         そのセナの事故死からの教訓が生かされていたか、この事故は
        その悲劇が繰り返されないような対策が出来ていたか問われる事故
        ではなかっただろうか。

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Duke Friedrich Ronniele
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