ここから本文です
サント・マルスと混沌の邪神
逆らえない運命なら、その運命を受け容れ、自分らしく生きる

書庫過去の投稿日別表示

全1ページ

[1]

 その日以来、ユーリウスは何をしても上の空だった。オルケルタの
心の中には、自分とは違う人物がいるかもしれないと思うだけで胸が
張り裂けそうになる。思いをぶつけていないまま失恋と呼ぶかどうかは
分からないが、今のユーリウスにとってはそんな気分だった。夢の中で
何度彼女の名を叫んだか。けれどその声は彼女に届く前に辺りに木霊
しただけで消えていく。
 無意識のうちに目でオルケルタを追いかける。けど、どれでどうなる
ものでもない。痛い程解っているが、その気持ちをどうしたらいいのか
分からない。
「相手にだれを選ぶかはオルケルタ次第だ。」ゲルマンの言葉が
ユーリウスの脳裏に浮かぶ。「そうだよな・・・。」
オルケルタがユーリウス以外の相手を選んだとして、自分はその現実を
受け入れられるか、冷静に彼女の幸せを願えるだろうか。胸が苦しく
なる。嘗て母が「自分が解らなくなる程好きになる。」というのが分かる
気がした。

 二、三日が過ぎた頃、長老がゲルマンを尋ねてきた。「あ・・・。」
どういう訳かオルケルタも一緒だ。
「例の話だが・・・。」
その時ユーリウスはパーテーションの陰の自分のベッドの側で、山賊
から奪った剣の手入れをしていたところだった。一体何の用事
だろうか。これまで長老がゲルマンを尋ねてきた事は何度かあった。
が、オルケルタが一緒だったのは初めてだ。
 祭りの時の事もあり、ユーリウスはもうその話が気になって気が
気ではない。さりげなく、パーテーションのすぐ陰に移動し、聞き
耳を立てた。
 聞きたくない話も聞こえてくるかもしれない。けど、気になって
仕方が無い。
「・・・本気なのか、オルケルタ。」
「はい、覚悟は出来ているつもりです。」
覚悟・・・?。覚悟って、何を覚悟してるんだろうか?。

   あとがき: 高齢者が運転する自動車での事故が後を絶たない。
        4日の午後7時頃福岡県の市道交差点付近で6台ほどが絡む事故が
        発生。この事故で11人が死傷を負う惨事となった。
         事故の原因とみられるのが、亡くなった80代の男性が運転する
        ワゴン車が道路を逆走し、次々と他の車と衝突していった事だと
        いう。
         高齢者の運転による事故は、「アクセルとブレーキの踏み間違い」
        「前進と後進のギアの入れ間違い」などが挙げられるが、事故を
        起こした高齢ドライバーは「間違った」という自覚がない方もいる。
         実際事故現場にブレーキを掛けた跡などに残るタイヤ痕が無いのに
        「急ブレーキを踏んだが、効かなかった」と答える方もいて、行動と
        記憶と認識があやふやだったりする事も多い。
         これが高齢者ドライバーの特徴だとは言わないが、どんな人でも
        年齢を重ねると、こういった判断ができにくくなるのだろうか。
         高齢者の早期運転免許証返納が叫ばれている昨今ではあるが、
        交通網があまり充実していない地域では返納も進められないのが
        現状だ。
         事故防止の為、高齢者から車を取り上げるか否か。増え続ける
        高齢者ドライバーによる事故の対策は、今後大きな課題となるだろう。

全1ページ

[1]

Duke Friedrich Ronniele
Duke Friedrich Ronniele
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(9)
  • ダルビッシュゆうや
  • corona
  • Kawakatu
  • マニマニ
  • soratomi
友だち一覧

過去の記事一覧

1
2 3
4
5
6
7
8
9 10
11
12
13
14
15
16 17
18
19
20
21
22
23 24
25
26
27
28
29
30

Yahoo!からのお知らせ

最新のコメント最新のコメント

すべて表示

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事