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「話せば長くなるが・・・俺のいる国ランムラビにある『ハビロの塔』
ってのがあって、そこに住んでいる守護神シュメールの千里眼が教えて くれた。『ユーラントの勇者がヒルタイト王の陰謀によって捕らえ られている』って。守護神も王も異国に来るのは不可能だ。だから俺が こうして助けに来たわけだ。」 塔・・・!?。まさかそれって大陸神エイジャンが言っていた・・・。 そうは思ったが、何となく今はこの質問をすべきではない気がして こう訊ねた。 「何で守護神は不可能であんたは可能なんだ?。王が来られないって 理由はなんとなくわかるけど。」 「俺は人間だから。」 「いや、なんだか・・・十分人間離れしているように見えるけど。」 「失敬な奴だな。まあ、言ってしまえば俺は半分が神獣だけど。いわゆる 『混血』って奴だ。そう言えば勇者ロナウハイドも『混血』だって 聞いたけど。お互い混血同士って事だな。」 「待て・・俺の親は両方とも人間だ。異大陸間の混血だけど、一緒に しないで欲しいんだが・・・。」 ユーリウスは頭を抱えた。いや、こうしている場合ではない。 「そう言えば・・・あんた、ジルカメス・・・だっけ?。その、魔法が 使えるのか。」 「いや、本当は使えない。俺が使った魔法はただランムラビの 守護神シュメールから預かった魔法。使える数にも限りがある。」 ユーリウスは少し考えた。「親父がどっかの神様から借りたのと同じ 事なのか?。」 「で・・・他に質問は?。」 「結界の中を行き来できるのか、その魔法で?。」 「そうじゃない。確かにこの結界は余程強い結界ではない。所詮は 守護神。こんなもんなんかとは思うが、魔法を持たない者にとっては 脅威だ。あんたらはここから出たいんだろうけど、あんたら二人を この結界の外へ出すのは不可能だ。方法があるとすれば、あの ハットゥシャ自身が結界を解くか、奴よりも強い力量を持った魔法で 破壊するしかない。」 「強い力量の魔法?。」 「ああ、例えば守護神より格上の、大陸神とか。或いは無限の魔法を 使える大魔道士とか・・・。」 「・・・まてよ、じゃなんであんたはここに入ってこられた?。」 「そう聞かれると思った。実は俺が借りている魔法と、あんたが頭の 中に抱えている魔力、その両方の相互作用によって一時的に結界は 解けただけなんだ。その瞬間を狙って俺はここに入ってこられた。」 「ティマイオスの記憶・・・か。」 「多分出る時も同じようにすれば出られれると思う。だが、流石に 二人は無理だ。どちらか片方・・・しかも、人間大の大きさって事に なればかなり難しい。」 「・・・せめてオルケルタだけでも出してやりたいが・・・。」 「何か小さいものに変身させられれば可能かもしれない。それ だったら俺が鳥の姿で銜えて出られると思う。だが・・・あんたは どうする気だ?。」 「そこなんだが・・・・。」 あとがき: 令和初の最悪の事件が起こった。18日午前10時半すぎ、京都市に ある映画製作会社「京都アニメーション」に男が建物内に侵入し、 一階でガソリンのような液体を撒いて火をつけたという。京都 府警は容疑者とみられるその41歳の男を放火の疑いで身柄を 確保した。 府警によると、男は建物内に侵入してガソリンのような液体を 撒き散らし「死ね」と叫びながら火を点けたとの目撃情報があったと いう事だ。また、男は液体が入っていたとみられるポリ容器を持ち、 現場には刃物が落ちていたという。 京都市消防局によると死者33人と放火事件による犠牲者数と しては平成以降最悪となった。 京都アニメーションは1981年創業。人気アニメ「響け!ユー フォニアム」や「けいおん!」などの人気アニメを製作している 場所は京都市伏見区桃山町因幡、京阪宇治線六地蔵駅の近く。 爆発音も聞いたという情報もあり、一時は騒然となったようだ。 この事件で犠牲になられた方へのご冥福を祈ると共に、一刻も 早い事件の解明を祈りたい。 |
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2019年07月19日
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