|
ユーリウスは下を見下ろした。どうにかしてこの場から逃げ出したい
ところだが、空の上ではどうしようもない。足もとが落ち着く場所に 着いたら、何か逃げ出す方法を考えるより他にないだろう。 ただ、そこから逃げ出せたとして、天巖山脈までどうやって 戻ろうか。 「焦るな焦るな・・・。」心の中でそう言い聞かせ、とりあえず 様子を見る事にした。 やがて、星空にも届きそうな高い塔が見えてきた。ウシュルガルは ユーリウス達を塔の天辺に降ろした。「ここは・・・?。」 「ハビロの塔。ランムラビの守護神シュメールが建てた塔だ。」 すると自分たちの方へ近づいてくる者がいる。 「お待ちしておりました。勇者ロナウハイド様。」 ユーリウスは直感で分かった。 「あんたがこのランムラビとか言う国の守護神シュメールか。」 「さすがは勇者様。この私を一目見ただけで理解されるとは。」 「シュメール!!。約束が違うだろう。俺の仕事は勇者 ロナウハイドをヒルタイトから助け出すんじゃなかったのか!?。」 ジルカメスはシュメールに食って掛かる。 「下等な者が偉そうに何を言う。」 ジルカメスは見えない力で壁に叩きつけられた。その衝撃で額が 切れたらしく血が滲み出ている。 「まだわからぬようだな。この私に逆らうとどうなるか。」 シュメールの魔力で何度も痛めつけられるジルカメス。遂には動く こともできなくなった。 「何をするんだ!!。」 思わずユーリウスはそう叫び、ジルカメスの元へ近づいた。彼の 事を信用していた訳ではないが、一方的に嬲り者にされている姿を 見るのは忍びない。 「大丈夫か?。」「す・・・まん。」 「この計画にはもっと続きがあって、勇者様をお助けした暁には、 我が国へお案内する 筋書きになっていた。」「なんだと・・・・。」 ジルカメスはシュメールを睨み付ける。 「用は済んだはず。預けておいた魔法は返して貰う。」 シュメールは手を翳し、ジルカメスから魔力を奪い取った。 「神の力を持つなどと噂されていたから、その力量はどんな ものかと様子を見ていたが、こんな子供騙しの作戦を真に受けて しまうとはな・・・。」 と言いながらジルカメスをつま先で蹴飛ばした。 「邪神から世界を救う為、囚われの身の勇者様を助け出すんじゃ なかったのかよ・・・。」 か細い声でジルカメスは反発する。 「単純な奴だ。貴様が振りかざしている『正義感』とやらをうまく 利用されているとも知らず、こうも言うことを聞いてくれると 思わなかったな。奴隷の考える事。自分の浅はかさを恨むんだな。」 「・・・くそっ。」 「勇者ロナウハイド様。この階下で我がランムラビ王ニムロデが お待ちです。こちらへ。」 「待て。こいつはどうなる?。」 ユーリウスはジルカメスを庇う。 あとがき: マリナーズの菊池雄星投手が日本時間25日に 花巻東高校と大船渡 高校による夏の甲子園大会岩手大会の決勝戦について語った。 母校、花巻東高校の選手らの健闘を称え「後輩達から元気を もらった」と答え、また、今話題の大船渡高校ピッチャー佐々木朗希 選手についても語ったという。 佐々木選手と言えば、決勝での登板を回避し、甲子園出場を逃した 事で賛否を呼んでおり、国保陽平監督はその理由を「故障を防ぐため」 と説明している。 その事について菊池は「投げる投げないということが問題ではなく、 そういう日程にさせてしまっているということをもう少し全体的に 考えていかなきゃいけないなというふうに僕は思います。」と 述べたという。菊池自身も準決勝の中京大中京戦では背筋痛で先発を 譲り途中からマウンドに上がったが、痛みが増し11球で降板。その後の 精密検査で左の肋骨が骨折していたことが判明した、という経験を持つ。 その為、選手の故障を防止するための過密日程解消を強く語ったという。 野球の事は詳しくは分からないが、団体で行うスポーツはチーム プレイが大事だと思う。時には団結力がチームの勝敗を左右する場合も あると思う。そう言った中での監督の采配はかなり勇気があったと思う。 ここで無理して投球し、勝てて全国大会に行けたとしても、それが理由で 大好きであろう野球が出来なくなったら、後悔し、苦しむのは誰か、 そう考えると、監督の決断は正しかったのかと個人的に思う。 佐々木選手には、甲子園出場よりも、もっと先を見据えた未来に向けて ボールを投げ続けて欲しい。 |
過去の投稿日別表示
-
詳細
2019年07月30日
全1ページ
[1]
コメント(2)
全1ページ
[1]




