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「・・・また反対方向かよ・・・。このままじゃ世界を一周し
そうだ。」 「ここって一体・・・、何処?。」 「俺に聞くな!!。知ってる訳きゃねーだろ。」 「いや、そんな事じゃなく、何か目印になるもんないか なって・・・。」 「例えば・・・?。山とか川とかぁ?。俺には全部同じに見えるん だけどな。」 「俺の勘が正しければこの地形・・・左手に見えるのはラダック 山脈なのか?。」 「・・・だからなんだ?。」 「つまりだ。今俺達は中央エイジャン最大の国ブラウマン王国の 真上を東に向かって飛んでいる。・・・南に行けばフンダイ王国。 北に向かえば盤義大国そしてこのまま真っ直ぐ東へ向かえば大東海、 つまり海へ出ちまう。」 「・・・って事は、ランムラビの国外へ出たって事なのか?。その、 海ったって俺のナビマップでは相当大きい海らしいが・・・。」 ユーリウスはエーアデ儀を覗き込む。 「これだけの早さだ。一瞬で幾つもの山や大河を越えるのは容易い だろう。」 「それにしてもこの鳥・・・なのでしょうか?。何の目的で 私達を・・・。」 「そうだな。やはりこれまでのように・・・。」 「それもだが・・・この地形、ラダック山脈が途切れたという事は、 フンダイと盤義大国の国境である事は間違いないと思うんだが・・・。」 「・・・危ない!!。伏せろ。」 ユーリウスはオルケルタの頭を庇った。「・・・何だ?。」 「何が飛んできた?。」 「石・・・?。投石器か。そう言えば聞いたことがある。」 「何が・・・?。」 「ランムラビより遥か東の国に石の塊を飛ばして攻撃する武器を所有 する国があると、だとすると、石を飛ばしてきたのは盤義大国。この 鳥みたいなのを標的にしてるって事はこの鳥はフンダイ王国が所有 している鳥、という事になる。」 「俺達は、その、フ・・・ナントカって言う国に連れて行かれるのか?。」 「・・・恐らく・・・。」「なんてこった・・・。」 しかし、何投目かの一撃が鳥らしきものの翼に当たり、ユーリウス達は 密林の中へ鳥と共に落ちて行った。幸い、鳥が下敷きになっていた為、 三人は怪我をせずに済んだ ようだ。「オルケルタ、大丈夫か?。」「ええ、なんとか。」 「くっそー。何処だ?ここは。」「この辺か?。」 ユーリウスはエーアデ儀の赤く光る部分を指差す。 「俺が聞いているのは、ここがどこの国か、という事だ。」 「知るか!!。」 三人は辺りを見回す。 「やっぱり鳥だったのですね。こんな大きい鳥がこの大陸には いるのですね。」 「鳥・・・、か。おい、ジルカメス。あんた何か分かるか?。」 「流石に、ブラウマン王国より東の国については俺もよく判ら ないんだ。ただ、ブラウマン王国にこんな巨大な鳥がいる話は聞いた ことが無いから、この鳥はフンダイ或いは、もっと東かそこらの国の 生き物であることは間違いないな。」 「どっちにしろ、この密林から出ない事には・・・。この鳥、使え ねえかな。」 「そうですね。怪我をしてなければいいのですけど。」 オルケルタは鳥様子を見る。しかし、やはり落ちた時の衝撃と 投石器の攻撃でかなりダメージを受けている。 「可哀相に・・・こんなに怪我をして。」 鳥は痛むのか時折力なくクウ・・・と叫ぶ。 「あ・・・そうだ。」ジルカメスは懐から何か木切れのような物を 出した。 あとがき: イタリアの有名な観光地「スペイン広場」である事についての禁止事項が 波紋を呼んでいる。スペイン広場に通じる階段で人々が座り込みんだり、 寝転がったりする事を禁止。違反した場合には250ユーロ、日本円にして 約3万円階段を汚したり破損した場合は400ユーロ、約4万8,000円の罰金が
科せられる可能性があるという事だ。
「スペイン広場」と言えば1953年に制作されたアメリか映画「ローマの 休日」で主演のオードリーヘップバーンが劇中でアイスクリームを食べる
シーンとして有名な場所。現在で言う「聖地巡礼」ではないが、その階段に
腰を掛け、ヘップバーン演じるアン王女の雰囲気を味わいたいと願う人々が
後を絶たない。
しかし、人が集まれば当然ゴミや破損の問題も出てくる。その為か、現在は 階段での飲食は禁じられているが、今回更に禁止事項が増えたという事 だろう。
これに対し、観光客からは反対の声が上がっているというが、やはり、 個人個人の「ゴミを出さない」「破壊や落書きをしない」と言ったルールを 守る配慮が欠けていた事が原因だろう。罰金の金額が大きい事から、ローマ 市の警察当局はかなり頭を悩ませていた事が覗える。 旅先で気持ちが大きくなり、ついやってしまいがちだが、見て楽しむ場所 ならやはりゴミや破損部分は見たくないもの。罰金の徴収に反対するより、 ゴミは持ち帰る、破壊や落書きをしない、と言ったルールを守る事が、 一番大事だと思う。 |
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2019年08月10日
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