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「ゆ・・・ゆる、せぬ・・・。き、貴様ら・・・皆殺しに・・・。
この、私が・・・人間如きに・・・。」 「・・・それって、人間を自分より下に見ていたって訳か。俺に 言わせりゃ、人質を取って無理矢理いう事を聞かせる者の方が人間 以下だと思うがな。」 「な・・・何だと。」 「神獣って、『神』という名が着く位だから、もっと崇高な生命体 かと思ってたが、結局は自分の事しか考えてないのかって事。」 「・・・な、ならばその手で、この私を・・・殺せ!!。貴様らの ような下等な人間達に蔑まれる位なら・・・いっその事・・・。」 「いや、殺しはしない。」「何故・・・殺さぬ。」 「俺達の目的は勝つ事であって、殺す事じゃない。」 「ここで私を生かして置いたら再び貴様らを殺そうとするだろう。 それでもか?。」 「そういう苦労を惜しむつもりはない。例えどんなに憎んだ相手 だとしても、命まで奪うのは後味悪いからな。」 「・・・下等な者に情けを掛けられるとは・・・。」 そう言って力尽きた。 「・・・まさか、死んだ、のか?。」 「いや、神獣はこの程度では死にはしない。時間は掛かるが回復は するだろう。但し下等な神獣で無い限りはな。」 フンヴォンが急いで走ってきた。そして気を失ったガネーティアの 身体を調べ始めた。 「・・・宝石みたいのがあるはず。探して。」 「宝石・・・?。」 すると彼女の指に嵌っている指輪に一つの宝石がついているのを 見つけた。「これか?。」「それだ。」 フンヴォンは指輪を外すと、それを持って怪鳥マヤウの小屋へ 向かった。指輪を翳すと怪鳥マヤウに着けられていた鎖が消えた。 「封印で繋がれていたのか・・・。」 封印が解けた怪鳥マヤウはばさばさと暴れだし、鳴き声を上げた。 「興奮している!!。どうした?。」 小屋を無理矢理破壊し、翼をはためかせている。 「一緒について来い、そう言っている。」 ユーリウスは慌ててナイフを回収し、マヤウの側へ戻った。それを 見届けたフンヴォンはユーリウス、ジルカメス、オルケルタにマヤウの 背に乗るように促した。怪鳥マヤウは大きく飛び、宮殿の敷地内に ある物見台の上へ四人を降ろした。 そこには山盛りになった堆肥が発酵し、やんわりと熱を帯びている。 「まさか・・・。」 フンヴォンは堆肥を掘り起こすと大きな卵が出てきた。 「・・・卵は無事だったんだ。」 「やはりな。軍事目的で利用できると踏んでいただろうから、簡単に 殺しはしないと思っていたが・・・。」 フンヴォンは手で堆肥を払う。「い、いや、・・・卵に罅が・・・。」 「何だって!!・・・。」 卵の罅の間から大きな嘴が見えた。かと思うと、卵の罅が全体に入り、 遂に雛が羽化した。「あ・・・。」 殻を割った雛の他にもう一羽雛がいる。「双子か・・・?。」 「・・・信じられない。こんな事今までなかったはず。」 「奇跡・・・って奴か?。」 光の帯が現れた。「な・・・何だ?。突然!?。」 ユーリウスはオルケルタを、フンヴォンは二羽の雛を庇った。 「やっと見つけました。」 現れたのは大陸神エイジャン。 「一体何の用だ?。」ユーリウスが尋ねる。 「勇者ロナウハイドよ。あなたにお話したい事があります。」 「何だよ。またなんかの依頼か?。」 あとがき: ニュージーランドの議会で与党議員が生後1か月の赤ちゃんを 連れて初めて登院したところ、議長が議長席で赤ちゃんを抱き、 ミルクを与えながら議事を進めたという。 赤ちゃんの父親はタマティ・コフィー議員。産休明けで初めて 息子を連れての議会審議に出席。トレヴァー・マラード議長が ベビーシッター役を買って出たという。 緊張感が張りつめているであろう議会に、少し癒される場面 だったに違いない。国が違っても赤ちゃんというのは人々に 幸せをもたらしてくれる存在だと思っている。 ニュージーランドだけではなく、近年では世界各国の 議会で赤ちゃん連れの議員が登院していると聞く。それに対し、 日本はどうだろうか。一昨年、熊本市議会で女性議員が生後7か月の 長男を抱いて市議会に出席したところ、周囲の議員らの批判され、 同伴を断念したという。 少子化が叫ばれて久しい。それを緩和する為子供や子育て中の 親御さんたちに対して暖かい目を向けるのが、未来を背負う若者を 育成する為の地盤固めだと思っている。しかし、世間を見てみると 子育て中の親たちに対し、風当たりが非常に強かったりするのが 現状だ。若い世代が「結婚しない」「子供を作らない」といった 選択をしてしまうのは、これが原因の一つかもしれない。 世界各国に目を向けて、子度をも取り巻く環境を考え直して みた方が良いのではないだろうか。 |
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2019年08月24日
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