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エルンテベルグ城のバルコニーから見る景色はロナウハイドに過ぎ去った
人生の重さを感じさせていた。ここに立つまでに幾つもの運命と宿命、
そして戦いに明け暮れた日々を過ごしてきただろう。志半ばで命を落とした
親友エルンテベルグの名を城の名として名付けたのは、彼を始めとして
この世を去っていった全ての者達への弔いの気持ちがあったからだ。
一国の王とは成った。しかし、きな臭い話は幾らでも舞い込んでくる。
ロナウハイドは腰に据えた剣の柄を硬く握り締めた。 「王、そろそろ出陣の御準備を。」 「判った。」 いつ終るとも判らない戦いに、ロナウハイドは年老いた身体を引きずり、 身を投じていった。
完
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終幕
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