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サント・マルスと混沌の邪神
逆らえない運命なら、その運命を受け容れ、自分らしく生きる

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その後、ワナギースカは機動隊によって捕獲され、ユーリウスは念の為
病院に搬送された。検査の結果、異常がない事は確認されたが、
ティマイオスの事を思うと
ショックでもう何も考えられない。帰宅の許可が下りたので城へ戻ろうと
すると報道関係者と思しき者達によって囲まれてしまった。
「インタビューに答えて頂けませんか。」
「ロナウ、ハイド、さんと仰いましたよね。」
「大陸神ティマオイスとはどんな関係なのですか?。」
「王家の人間なのですか?。」
「今回の連続爆弾魔の真犯人とはどういった関係なのですか?。」
「頼む!!。通してくれ!!。」
ユーリウスは叫んだが、報道陣には食い下がる事はない。その時目の前に
チリカワが現れた。「帰るぞ。」「お、親父・・・。」
その瞬間、ユーリウスは気を失った。
 気がつくと城の宿舎のベッドの中に居た。「気がついたか。」
父も母も心配そうに自分を覗き込む。
「ティ・・・ティマオイスが・・・お、俺のせいで・・・。」
ユーリウスは両手で掛け布の端を掴んだ。
「ティマイオスのアストラル部分はもう限界に来ていたはずだ。そう、
あの二十数年前のあの時からティマイオスの寿命はカウントダウンが
始まっていた。」
「・・・俺が、それを縮めてしまったのか?。」
「違う、そうではない。ただ。」「ただ・・・何?。」
「ティマイオスが滅びてなければ邪神ヴァルタヴルカンの復活は
ある程度食い止められたかもしれん。」
「・・・答えになってねえよ・・・。」
「ユーリウス。余り自分を責めるな。こうなる事は惑星エーアデが定めた
運命だったのかもしれん。」
「けど・・・あの時俺が・・・ティマイオスが滅びるなんて思っても
みなかった。」
「ユーリウス。そんな事を言って何になる?。ティマイオスが復活する
訳ではなかろう。我々の成すべき事は、ティマイオスの意志を継ぎ、
邪神ヴァルタヴルカンが世界の全てを飲み込むのを食い止める事だ。」
ユーリウスは暫く何も言わなかった。
「一人にしてくれないか。」  
        あとがき:元号「平成」も残すところ1ヶ月となった。西暦で言うところの
        1960年代生まれの自分は、昭和が終了し、平成に改元された場面を
        見ているので、あの時のように日本中の注目が集まるだろうか、と
        感じている。
         平成に成ってからの30年間は人それぞれ色々な事があったかと思う。
        戦争と高度成長期という大きな転換期が続いた「昭和」を生きた
        人々にとって「平成」は平穏な時代になってくれればいいと誰もが
        願っていたのではないか。
         だが、平成の30年間は自然災害に見舞われた時期だったと思う。
        平穏を願っていた人々が、自然災害の脅威を目の当たりにして
        様々な課題を抱えたのは言うまでもない。
         新しい元号の発表が明後日と迫った。次の元号はどんな時代に
        なるのか。良い時代である事を望みたい。
「ここで俺を撃ったらお前もただじゃすまないぞ。」
「お前を道ずれに出来れば本望だ。」「な・・・本気か!?。」
ワナギースカはユーリウスを抱えている腕に力をこめた。ユーリウスは
首を絞められ呼吸が難しくなる。
 せめて一瞬でも隙があれば何とか身体を交わして・・・そう思い、眼の
届く範囲を見た。「な・・・。」
上着の中、腰のベルトの辺りにダイナマイトのようなものが数えられない
ほど巻きついている。
「これ・・・まさか・・・。」思わず口に出してしまった。
「見られたか・・・そういう事だ。」
ワナギースカはユーリウスを抱えている方の手に銃を持ち替え、銃口を
口の中に突きつけた。そして空いた方の手で上着を脱ぎ捨てた。露に
なったダイナマイトを見て周囲の野次馬を恐怖に陥れた。
「ひ、人質を離せ!!。」
機動隊が叫ぶが、ワナギースカは聞き入れるはずも無い。そうして
いるうちにワナギースカはライターを取り出しダイナマイトの導火線に
火を点けた。
「・・・くそっ・・・。」
 その時、頭の中に何か得体の知れない気配が入った気がした。身体が
吹き飛ばされ、ユーリウスはワナギースカの腕から離れた。すぐに
気がつき、辺りを見回すとワナギースカが離れた所に倒れており、腰に
あったはずのダイナマイトは見当たらない。
「・・・た、助かった、のか?。」
側に宝玉が転がってきた。「ティ、ティマイオス!!。」
それを掴んだ時、宝玉は砂のようになり、ユーリウスの掌より零れ落ち、
消えた。

      あとがき: 名古屋市中区の歩道に大きなキャベツがある、との
        情報が寄せられた。発見した投稿者が調べてみると
        歩道の植え込みにキャベツが「生えて」おり、市場に
        出回ってもおかしくない状態まで育っていたという。
         しかも、キャベツだけではなく、パセリや唐辛子と
        いった野菜も幾つか植えられており、決して「零れ種」
        から偶然発芽したものではないという。
         市としては、歩道上で個人が野菜の栽培をする事を
        認めておらず、栽培した本人に撤去を呼び掛けていると
        いう。
         写真で見る限り現場は JRや名鉄などが乗り入れする
        金山総合駅の程近い場所。車や人通りも多いこの場所で
        野菜が育つのも驚きだが、何故この場所に、と思う事が
        大きな疑問である。
         当然の事ながら、歩道を含む「道路」は公共物。個人の
        所有物を置くことは出来ない。「撤去」はやむを得ない
        だろうが、何故、「歩道の植え込み」だったのか。疑問は
        残る。
そういえば、どうなった?。あいつは・・・?。」
ユーリウスは水晶玉を手にした。「な・・・何っ!!。」
なんと、機動隊がバンに乗り込んだ時、辛くも逃げ出し人質を取ったという。
そして、人質との交換条件に「自分ではない本物のユーリウス・ヴォルフ
ガングを連れて来い。」そう命令したという。
「ティマイオス!!。瞬間移動で俺をそこに送ってくれ。」
「何を言うか!!。そなたは・・・。」「分かっている。けど・・・。」
ティマイオスは少し考えた。そして覚悟を決めたように言った。
「分かった。」
ティマイオスは瞬間移動でユーリウスを第八駐屯地通りに転送した。
「やっと来たか。」
ワナギースカは少女を一人人質に取り、少女の頭に銃口を向けている。
「その娘を離せ。」「お前と交換だ。VAU-HE-1D。」
ユーリウスはワナギースカに一歩ずつ近づく。「その娘に手を出すなよ。」
「その前に・・・飛び道具とか持ってないよな。両手を頭の後ろに回せ。」
ユーリウスは言われたとおりに両手を頭の後ろに回し、近づいた。そして
ワナギースカの手の届く場所まで近づいた。「お前が人質になれ。」
「俺が人質になったら、その娘は釈放するんだろうな。」「さてね。」
「何だと!!。」
ワナギースカは腕をユーリウスの首を後ろから抱えるように回し、もう
片方の手で銃口をユーリウスの頭に付けた。ワナギースカの手から離れた
少女は力が抜け、その場に座り込んだところを保護された。少女を助けた
機動隊は今度はこちらに銃口を向けている。
「一体何をする気だ?。」
「言いかよく聞け。俺がこうなったのはお前のせいだ。恨むんならお前の
異例の出世を恨むんだな。」
「何だと。それは逆恨みじゃないか。その為に罪も無い人々を犠牲に
するのか?。」
「お前に何が分かる!!。」
ユーリウスはこの状況を打開する策を考えた。こう身体が密着していると
流石に格闘技も繰り出せない。かといってティマイオスの神通力がどこまで
利くのか。

   あとがき: 米リーグ、シアトルマリナーズのイチロー選手が引退を
       表明した。1991年ドラフト4位でオリックスブルーウェーブに
       入団以来28年間に及ぶ野球人生に終止符を打った。
        イチローといえば「振り子打法」と呼ばれる独特のバッティング
       スタイルで有名。打つ際の前足が振り子のような動きをする事から
       この名がつけられたという。
        それを武器に2000年、ポスティングシステムでシアトルマリナーズへ
       入団、その後ニューヨークヤンキース、マイアミマーリンズを経て
       昨年古巣であるマリナーズへ再び戻ってきた。その間、2001年に
       シーズン242安打(当時歴代9位)を放ち、メジャーリーグの新人最多
       安打記録を更新、2004年にはNPB/MLB通算2000安打を達成、2017年には
       NPB/MLB通算5863塁打など数々の栄光を重ね、日米だけではなく、
       世界中で通用するプロ野球となっていた。
        その輝かしい名誉を手に、3月21日のアスレチック戦に出場後、
       現役引退を発表した。45歳。この引退にファンはもとより、各界からの
       引退を惜しむ声も上がっている。
        野球には詳しくないが、一個人として思う事は、イチロー選手は、
       「野茂英雄が開場したメジャーリーグというゲートを大きく広げて
       くれた選手」だと思っている。彼がいたからこそ、次に続く田中将大
       ダルビッシュ有、大谷翔平や菊池雄星などがこうして活躍する姿が
       見られるのではないだろうか。特別ファンではなかったが、28年間、
       「お帰り、お疲れ様。」と声を掛けたい。
「私に力がないと・・・。だが、そんな事よりもっと重要な事があるので
はないか?。三年後に起こる日食。あれによって私は邪神ヴァルタ
ヴルカンが復活するのではないかと思っている。力を失ったとか、滅びを
迎えるとか言われている大陸神に邪神ヴァルタヴルカンを封じ込める力は
あるのかどうか?。」
「ならばそなたにその策はあるのか?。」
「まず、私に質問に答えてもらおう。私の『道』はともかく邪神が復活
するのは避けられないのではないか。ロナウハイド、とかいったか。
貴様が神の代弁者なら答えてみろ。邪神は復活するのか。復活したら
それを押さえ込む事はできるのか。」
「イタいトコ付いてきやがったな・・・。」
ユーリウスは教祖に気付かれないように呟いた。
「どうした?。答えられぬのか?。」
「そいつは邪神ヴァルタヴルカンに聞いてみないと解からねえな。」
「何だと!!。」
「復活する要素はあるかもしれないが、復活するとは限らない。今までも『日食』はあった。けど、その度に邪神は現れていたか、というとそんな
記録は無い。」
「今まで復活しなかったから今回も復活しないだろう、という事には
ならんかもしれん。
復活したらどうするつもりだ?。」
「だったら、教祖さんよ。あんたはどうするつもりだ?。」
「だから私の『道』がある・・・。」
「根拠も無いのにかよ。そんなインチキで人を惑わしてよく言うよな。」
 そこへ、国家警察部隊が現れた。
「宗教団体ナバホ=ダコタ、教祖カレタカ。今回の連続爆破事件の重要
参考人として一緒に来てもらおう。」
捜査令状を見せた警察部隊によって教祖は取り押さえられた。

       あとがき: 岩手県沿岸を走る三陸鉄道リアス線が、久慈駅から大船渡市の
         盛(さかり)駅まで開通した。総延長163キロに及ぶこの区間内の
         宮古―釜石間は8年前の東日本大震災で被災し、運休となっていた。
          23日は開通の記念を祝う人々で沿線は賑わい、復興の大きな
         一歩となるであろうと語る人もいて、皆喜びに満ち溢れていた
         ようだ。8年ぶりに鉄道を走る列車の姿を誰もが待ちわびていたに
         違いない。
          しかし、8年はあまりにも長かったのではないかと思う。沿線の
         人々は、列車の走らない線路を気軽に横断し、震災と列車が通る
         姿を見た事がない子供達は、線路や構内が危険である事を知らない。
         故に、踏切などが危険である事を改めて教えなければならないと
         語っていた。
          8年の歳月で震災を知らない人々が増えてくる。この8年間の空白は
         長すぎたようにも感じる。8年掛かってやっとここまで来た、逆に言えば
         8年も掛かってしまった事に関し、複雑な思いは隠せない。
「そう、遠隔操作の場所・・・。あの廃ビルはもう使えない。警察がマーク
しているからな。かと言って適当な場所も無い。」
「確かに・・・無人小型飛行機で辺りを確かめてみたがそれらしい場所は
見つからなかった。」
「この商業ビルから見下ろして始めて分かった。場所は何も建物の中とは
限らない。例えば・・・大きなバン、そこなら可能じゃないのか?。」
「確かに・・・けどどのバンを探せば・・・?。ここには報道関係者や
その他様々なバンや大型車など沢山・・・。そこからどうやって・・・?。」
「ここにある宗教団体のマークの入ったバン。ここに二台あるが・・・。
ここから少し離れた第八駐屯地通りに同じマークの入ったバンが何故か一台
止まっている。何故そんな離れた所に止まっている?。」
 最初は戸惑っていた機動隊員だったが、無線で連絡を始めた。
「・・・その近辺で宗教団体ナバホ=ダコタのマークの入ったバンを探し、
そこにいる人物を任意同行しろ!!。」
それを横目で見るユーリウス。
「さて、とんだ邪魔が入ったが、貴様との決着はまだだったな。」
ユーリウスは教祖に再び近づいていく。「く・・・くっ、来るな!!。」
ユーリウスが手を翳すと教祖は動く事ができなくなった。
「神を超える力があるのなら、その力でこの結界を解いてみろ。」
教祖は勿論結界魔法を解く事は出来ない。「やはりな・・・。」
「さて、どうするティマイオス?。」
「そうだな・・・、だが手荒な事は
したくはない。」
「そう言えば・・・奴が爆弾事件の犯人として捕まったら、奴が所属
している宗教団体も無関係ではいられない。当然こいつもお縄を頂戴し、
今後の宗教活動も出来なくなる。放っておいても大丈夫かと思うが。」
「確かにな。」
気が付けばテレビなど報道のカメラが辺りを取り囲んでいる。
「それに、仮に釈放されたとして、これだけ大々的に世間に無能さを
暴露されたんだ。こやつの教えに従う者など居やしない。」
「そうだな。」
ティマイオスは結界を解いた。
 「どうだ。所詮は人間の力。神の力に敵うはずも無い。これ以上の
行為は神の名の下において決して許されるものではない。『道』は
人々の迷いを混乱させるもの。それを力量も無いまま嘘偽りで人々を
操ろうとは言語道断だな。」
 教祖は暫く黙っている。

      あとがき: 祭囃子系アイドル「はっぴっぴ」のメンバーの1人が、男性と
         2ショットで撮られた写真が”捏造”であることを所属事務所が
         発表した。
          この写真はインターネット上で出回った写真だというが、何者かに
         よって「合成」された写真だという。
          他のメンバーがこれを同じ写真を探し、どの写真を使って「合成」
         されたかを突き詰め、「写真等は事実無根である」との発表に至った
         そうだ。
          この「合成」写真によって、他のファンから「交際している男性が
          いる」との憶測が広まり、アイドルとしての活動に大きく影響を
         及ぼすという。場合によっては事務所としての収益にも大きく影響
         事態のも発展するだろう。
          現在ははSNSなどの情報システムが発達し、何か一つの事が世間に
         広まるのはあっという間だ。それに加えて、こういった写真加工の
         技術もクオリティが上がった為、本物か偽物か見分けがつけられない
         事例も出てくる。この記事のように「損害賠償問題」として発展する
         事もあるかもしれない。
          身に覚えがない事が、こういった事で勝手に独り歩きしてしまう。
         これからの世の中、そんな恐ろしい事が起こってしまうと思うと、
         どんな対策を考えたらよいのかという課題を突き付けられた気がする。
Duke Friedrich Ronniele
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