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「皆の者、ここで喜んではいけない。この地にはこうして勇者ロナウ
ハイド様がいたからこそ山賊を追い払う事ができた。だが、居ない時は
どうなる。いつまでもロナウハイド様を頼ってばかりではだめだ。
一人一人が皆集落を守る覚悟が必要だ。そうであろう。ゲルマン殿。」
「そうだな。ユーリウス・・・。お前はこの地の人々に集落を守る術を 教える事が必用だ。協力してくれるか?。」
「勿論。そのつもりだ。」 集落での生活も少しずつ慣れ、皆とも打ち解けてきた。母チヘンネも 少しずつ言葉の壁を乗り越え、会話らしき事もできるようになった。
ユーリウスはというと、時間さえあれば集落の子供達と共にオルケルタに文字の読み書きを教わっていた。 「・・・ヤヌアー、フェブルアー、メァツ、アプリル、マイ、ユニ、 ユーリ、アォグスト・・・。と、ここまで、いいですか?。」
「・・・うーん。やっぱり『ユーリ』は七月なんだな。」 「そうですけど。」 「俺の本当の名前、『ユーリウス』は俺が七月生まれだからだって親父が 付けた名前だって言われた。」
「そうですよね。七月生まれなのに他の月の名前をつける天邪鬼な方は 聞いた事が無いですもの。」「そうなんだな。」
「ちなみに、長老のお母様の名は『ユーリ』でやはり七月生まれだった そうですよ。」
「えっ・・・、長老のお袋さんって、そういう名前だったんだ。」 「らしいですよ。」
「俺の名前、『ユーリウス・ヴォルフガング』は凄く珍しい名前で、 今まで同じ名前の人物にあったことは無いんだ。」
「え・・・そうなんですか?。以前この集落を訪れた事のあるおじさんも『ユーリウス』という名前でしたが・・・その方もやはり七月生まれ だったそうですよ。」
「え・・・じゃ、じゃあ、『ユーリウス』って別に珍しい名前でもなんでもないのか。」 あとがき: 小さな子供が巻き込まれる事故がまた起こった。千葉県市原市で 公園で遊んでいた保育園児達の近くに車が突っ込み、園児達を 庇おうとした女性保育士が骨折するなどの負傷を負った。 場所は大通りから一本入った場所にあり、突っ込んだ車は公園の 向かい側にある駐車場から出てきた際に起きた模様。この保育士の 咄嗟の行動により、園児達に怪我はなかったという。 運転手の65歳の男は、「駐車場から出ようとした際、車が急に 発進した」と、供述しているという。 ネットに上がるコメントの中には「車が何もしないのに急発進は ありえない。」「アクセルを『踏んでいない』と言いながら踏んで いるから進んだ」「アクセルを踏まなくても、AT車ならクリープ 現象で進むことはあるが、急発進する事はない」などの意見がある。 警察からの発表がないと何も言えないが、車は何故急発進したのか。 車について詳しくないので何とも言えないが、園児を庇った保育士が 一日も早く回復して切れる事を望むと同時に、こういった「誤発進」と 思われる事故が無くなる事を祈りたい。 |
サント・マルスと混沌の邪神〜名も
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「いっ・・・痛ってえ・・・なんだ、こいつ。」
山賊は頭に血が上ったらしく、ユーリウスを捕まえようとした。その間を 余裕ですり抜ける。その時別の山賊から縄が投げられた。
「おっと・・・。」
それを交わす。 「こ、こいつ・・・後ろにも目がついてんのかよ!!。」 今度は別の山賊が槍でユーリウスに攻撃を仕掛けてきた。 「おっ、凄いの持ってるなあ。そいつ、俺に頂戴。」 「はぁ、何を馬鹿な事を言ってやがる。欲しけりゃこの俺様を倒して・・・。」 山賊が皆まで言わないうちにユーリウスは馬に飛び乗り、山賊の後ろに 跨った。
「えっ・・・ええっ・・・。」 「じゃ、遠慮なく。」 ユーリウスはあっという間に槍を奪うとその山賊を馬から突き落とした。 「な・・・なんて奴だ・・・。」 残る山賊が一度に攻撃を仕掛けてきた。ユーリウスは今奪った槍を振り 回した。一人が大きな鎌のような物を振り回してくる。
「分銅付の鎌か。そいつも欲しいな。」 「何を言うか、その前にその槍は返して貰う!!。」 鎌に付いた分銅が槍の柄に巻きつく。山賊は分銅を強く引き、槍を取り 返そうとした。ユーリウスも槍を奪われないように強く引く。段々と
二人の距離が短くなる。するとユーリウスは槍の先を山賊に向けたかと
思うと手を離した。当然のことながら槍の先が山賊に刺さりそうになる。
寸でのところで避けたが、バランスを崩して落馬した。
ユーリウスはすかさず馬を降り、その山賊から槍と鎌を奪い取った。 「いっただき〜。あと馬とね。」 「・・・くそっ・・・覚えていろよ!!。」山賊達は捨て台詞を残して 去っていった。
「なあんだ。もう終わりかよ?。」 集落から隠れて見ていた人々が幕舎から出てきた。 「凄いな・・・見事だったぜ。」 人々から絶賛されるユーリウス。しかし長老は冷静だ。 あとがき: 今月9日、京都市の左京郵便局から「ゆうパック」の配送に出た 男性運転手が車ごと行方不明になっており、警察などが行方を 捜しているという。 日本郵便近畿支社によると、配送予定の荷物が届かないという 問合せがあり、差出人や受取人に事情を説明し、謝罪していると いう。 これは事件なのか否か。何か事件に巻き込まれたのかどうか。 又は男性運転手が何か思う事があったのか。 男性も、荷物も無事である事を祈る。 |
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「私が農業指導を行ったが故、皆効率よく作物の収穫が出来るんだ。
天体に浮かぶ星や太陽の向きが季節を彩り、その季節によってどう作物を 作り、育てるか。そしてその季節に逢った作物を育てる事によって効率 よく食べ物が手に入る事をな。」 「・・・ふうん。」 「アトラテックでは工場で人工的に野菜や果物を栽培するが、作物と いうのは本来こうやって自然に任せて育てるものだ。工場の大量生産に 比べて効率は落ちるが、自然に任せて育てた作物の方が味は濃いし、 旨いし、栄養効果も抜群だ。それを積み重ねていくことによって人々の 生命力も上がると、私は信じている。」 「・・・そうなのか・・・。」 ユーリウスは父がそんな事まで見据えている事にちょっと驚いた。 その時、火の見櫓の上にある鐘が大きく鳴り響いた。「な、なんだ!?。」 「さ、山賊が来たぞ!!。」「山賊だって!?。」 皆作業をやめて集落へ戻り、幕舎の中へ閉じこもった。ユーリウスも 幕舎へ戻ったが、再び集落の外へ出てきた。「おい、危ないって。」 「いや、身体が鈍っていたんだ。いい機会だな。飛んで火にいる ナントカってのはまさにこういう事だぜ。」 山賊は五、六人位か。皆どこで手に入れたのか馬に乗ってきている。 「勇敢な野郎だが、その意気込みだけは認めてやるぜ。泣く子も黙る 俺達に敵うと思ってるのかよ。」「うん。思ってる。」 「な、生意気な奴だ・・・やっちまえ!!。」 「退役軍人をナメるなよ。と言っても分からないか・・・。」 山賊達は馬に跨ったままユーリウスを取り囲んだ。山賊の一人が分銅の 着いた縄をユーリウスに投げつけた。寸でのところでユーリウスは交わし、 山賊があせっているところで一気にナイフを投げつけた。ナイフは 手綱を引いていた山賊の手に当たった。 「いいっ・・・。」山賊が痛みで手を離した瞬間バランスを崩し、 落馬した。 「銃が使えない分、楽しませてくれよ。」 落馬した山賊に近づくユーリウス。山賊はユーリウスの首元を掴もうと 手を伸ばしたが、すかさずその手に蹴りを入れる。 あとがき: 大阪府堺市にある日本最大の前方後円墳「仁徳天皇陵古墳」と 「百舌鳥・古市古墳群」を世界文化遺産に登録される見通しがある。 これが決まれば、日本の文化遺産登録としては19番目に当たる という。 13日のユネスコの諮問機関から「登録が適当」と勧告され、 6月30日〜7月10日にアゼルバイジャンで開かれるユネスコ 世界遺産委員会で正式に決まる見通しだという。 仁徳天皇陵は全長約486m、幅307m、高さ34.8m〜33.9mで、 その大きさからエジプトのクフ王のピラミッド、中国の秦の 始皇帝陵と並ぶ世界3大墳墓の一つと言われ、5世紀頃に建造 されたと推測される陵墓。全長の486mは東京タワーを横にした 長さより遥かに長く、そこから陵墓の大きさがイメージ できるかと思う。 世界遺産として登録が決定されれば、観光の目玉として多くの 人々が訪れる事になるだろう。歴史の教科書の1ページを自分の 目で見る日も遠くはないかもしれない。 |
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その夜、ユーリウスはなかなか寝付けなかった。正直、オルケルタに
そんな事情があった事や、そういう相手と結婚しなければならないと
いうのもショックだった。ただオルケルタはまだ十五歳。ひょっとしたら
まだ「恋」というのも知らない年頃かもしれない。そんなオルケルタが
いつこの地に流れてくるかもしれない遊牧民の男と結婚しなければ
ならないのか。自分はどうなのか。それを聞き出したかったが聞き
出せない。
だが、母が代わりに尋ねた。 「ユーリウスが、オルケルタちゃんの相手ではだめなの?。」
おいおい、何で俺なんだよ、そう言いたかったが。 「ユーリウスはものこの地に定住する事が決まっている人間だ。流浪の 民が定住か流浪か迷っている者であれば、オルケルタと結婚する事で
この地に引き止めておくことが出来る。ユーリウスもまた遊牧民の娘を
相手に選んでくれれば、少なくても二人新たな住民を迎えることが
出来る。」
「オルケルタには・・・選ぶ権利は無いのか?。」 「それはオルケルタ自身が決める事だ。」 そう言われてしまえばユーリウスは返す言葉は無い。そうだよな・・・。 オルケルタの事は勝手に自分が盛り上がっているだけ。そうだ、ほんの 一時的なものだ。そう自分に言い聞かせて掛け布を被った。 畑仕事に精を出す。体力だけは自信があったユーリウスだが、身体の 使い方が違うせいか、結構身体がきつくなる。 「・・・ひえーっ・・・疲れたなあ。」「おいおい、まだ半分も終わって ないぞ。」 「分かってるって・・・。」 「やれやれ、腰の入れ方がなっていないな。貸してみなさい。」 ゲルマンが直接農業指導を始める。 「よく農作や放牧なんか教えることができるなあ。」 ユーリウスが感心する。 「私は天才だ。言語学だけが専門だと思ったら大間違いだぞ。」 「て、天才って、自分で言うかよ、普通。」 あとがき: 5月12は「母の日」。もう2日が過ぎてしまったが、皆様は母の日に どんな事をされただろうか「プレゼントを贈る」「お手伝いをする」 年齢や世代、好みによって様々だろう。 通販サイトの三陽商会が調査した 「お母さんが本当に欲しい ものは……。」のアンケートによると、二位に「花や手紙など感謝の 気持ち(12.3%)」三位「形に残るプレゼント(6.3%)」と並ぶが、 一位はというと、なんと「時間」が81.3%と意外な結果が出た。 この内訳が「自由に使える時間」(48%) 「食事など家族と過ごす 時間」(34%)を合せた結果が「時間」だという。 日本のお母さん達がこんなに自由がないという事なのか。確かに 炊事、洗濯、それに加え、子供の教育やご近所付き合い、人に よっては育児や介護、と休まる余裕が無いのだろう。特に仕事を 持っているお母さん達は仕事のない日でも家事などの労働は必須だ。 日々涙が出る程の働き振りを見せるお母さん達によって家族は 支えられている事を実感させられる結果に、改めて考えさせられた 気がする。母の日だけでなく、普段からも感謝と自由時間のプレ ゼントを贈るべきかと思う。 |
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「・・・何か?。」
「お前、オルケルタと何があった?。」「何も無いけど?。」「本当か!?。」 「・・・うん、まあ。」 「オルケルタ・・・泣いていたように見えたが。」 「いや、別に何も無いけど。」
「その言葉、信じていいのか?。」 「ちょっと待て。何か勘違いしてないか?。」 「何をだ?。私達がいない間二人でか・・・。」 「いや、オルケルタはそこにあるはちみつ漬けを持ってきただけだ。 ただ、丁度銃の手入れをしていて、そいつに触れようとした。危ないって
大きな声を出したらびっくりして泣かせてしまっただけなんだけど・・・。見つかったらまずいものだけど、ばらばらになっているからなんだか
分からないだろうし、万が一暴発したら危ないから・・・。」
「本当にそれだけなんだろうな。」 「何を疑っているんだよ?。」 「いいか、オルケルタは十五歳。結婚適齢期ではあるが・・・。」 「えっ・・・、オルケルタって十五歳、なのか?。俺と同じ年頃かと 思ってた・・・。それにその歳で結婚適齢期って・・・?。」
「ここの集落に住むものは元々遊牧民、つまり安定した暮らしを持たな かった人達だ。その人達の平均寿命は約三十歳ぐらい。十三、四で結婚
してもおかしくは無いんだ。オルケルタはこの地で婿を迎えなければ
ならない大事な身。だからお前には余りオルケルタに余り関わってって
欲しくは無いんだ。」
「何だよそれ。どういう事だ?。」 「この集落には今まで何組もの遊牧民が訪れ、そして去って行った。 以前も言ったように我々はこの地で文明を興さなければならない。だが
定住しない生活を営む遊牧民が文明を興すとは思えない。私は何とか
定住を呼びかけこれだけの集落を築き上げた。
オルケルタにはそんな遊牧民の一人を婿として迎え、この地に定住して 欲しいと思っている。元々オルケルタは遊牧民の娘だったが、食い扶ちを
減らす為両親に捨てられた娘なんだ。だから、この地に定住し、婿を迎え、幸せになって欲しい。そういう娘だ。」
それを聞いてユーリウスはにも言えなかった。オルケルタにそんな事情があったなんて。そうとも知らずに一人で舞い上がっていた。 「分かった・・・。」 そう言って、銃を片付け、自分のベッドのあるスペースへ閉じこもった。 あとがき: 人気ヒットゲーム「FinalFantasyⅦ(ファイナルファンタジーⅦ)」の リメイク版の映像がSIEの配信番組で公開された。 FinalFantasyⅦは1997年に株式会社スクウェア(現:スクウェア・ エニックス)にPlayStation用ソフトとして開発、販売されたもの。 FinalFantasyの名のついたソフトの中でも最も世界中でヒットした ゲームソフトだ。 嘗てこのゲームをプレイしているが、当時は画像がガチガチの 3D画像で、主人公クラウドの髪の毛が尖っていて、もし実写化するなら 何で髪の毛を固めるのか真剣に考えたことがある。 この記事を書くにあたって、公開された映像を観たが、当時とは 比べ物にならないくらいのクオリティーに驚く。肌や髪の毛の質感が とてもリアルで、完成したらどんな出来に仕上がるのか、非常に 楽しみである。ただ、個人としては別のシリーズが贔屓のソフトなので そちらのリメイク版が作られないのが少し残念だ。 6月には本格的に情報解禁になるという。ファンにとっては待ち遠しい 限りだろう。 |





