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サント・マルスと混沌の邪神
逆らえない運命なら、その運命を受け容れ、自分らしく生きる

書庫サント・マルスと混沌の邪神〜名も

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「そいつに触るな!!。」
そこにはばらばらに分解した銃があった。突然の大声に驚いたのか
オルケルタはその場に立ち尽くし、声も出ない。
「あ・・・いや、ごめん・・・そいつ、危ないものだから・・・。」
暴発するかもしれない、と言っても分からないだろうし、それも言えない。
ユーリウスが近づくと安心したのかオルケルタの両目から涙が溢れてきた。
「うわ・・・泣かせちゃった・・・どうしよう。」
おろおろするユーリウス。
「ごめんごめん・・・俺が悪かった。突然大声出して・・・。」
両手で何とか涙を拭くオルケルタ。「ごめん・・・ホントにごめん。」
「・・・いえ、私も悪かったんです。ロナウハイド様の大切な物
だったんですよね。」
「うん・・・まあ、そうだけど・・・。だから・・・泣き止んで
くれないかな。」
「うう・・・ごめんなさい・・・。」
女の子に泣かれるなんて経験した事が無い。ユーリウスはすっかり
困ってしまった。ただ、お陰でさっきの緊張は解れたが。
「長老のところへ送って行こうか。」するとオルケルタは頷いたので
ほっとした。
 幕舎を出ようとした時、丁度そこへゲルマンとチヘンネが帰ってきた。
「おや、なんだ・・・オルケルタ・・・。」
「あ・・・今送って行こうと思って・・・。」「ん?。」
 オルケルタを長老の元へ送って行き、幕舎に戻るとゲルマンが難しい
顔をして座っている。

   あとがき: 琵琶湖を望む滋賀県大津市の交差点で、保育園児の散歩中の列に
        乗用車が突っ込み、園児と保育士合わせて15人が死傷した。
         現場は琵琶湖畔沿いの見通しの良い片側一車線のT字路の交差点。
        北上する乗用車がT字路で右折しようとした際、南下してきた軽
        乗用車に衝突し、そのはずみで軽乗用車は交差点の角で信号待ちを
        していた保育園児の列に突っ込んだという。
         この事故で2歳の園児二人が死亡し、保育園を経営する法人の
        理事長が記者会見を開いたという。
         この時点で、何故被害者である保育園側が記者会見を開いたのか。
        そこで語っていた説明で、園児達には歩道の点字ブロックを挟んだ
        車道の反対側を歩かせていた、と安全性について問題点がなかったと
        話している。
         これを裏付けるように、グーグル・ストリートビューの過去の映像
        で、保育園児達が点字ブロックの歩道の車道とは反対側で信号待ちを
        していて、保育園側の安全対策が適切だったことが覗える。
         安全性を問われる前に、落ち度が無かった事を主張したかったのか。
        これについての問題はないが、こうなればやはり事故を起こした
        容疑者の過失を問われる事故であるといえそうだ。
         亡くなられた二人の園児に冥福を祈りたい。
ちょっと時間が空いたので、銃の手入れをする。出来る限り使わない
ようにするにしても手入れは必用だ。両親は長老に用事があって幕舎には
ユーリウス一人だ。
「あのう・・・。」誰か来たようだ。「はい・・・。」
そこには何とオルケルタが居た。
「新しいはちみつ漬けを漬けるから、古いのは持って行けって・・・。
これはゲルマン様の家の分の割り当てです。」
「あ・・・そうか、あ、ありがと。」
ユーリウスは壷を一つ受け取る。「じゃ・・・。私はこれで・・・。」
このまま帰すのもなんだしな。少し話もしてみたいし。そう思って
ユーリウスは思い切って声を掛けた。
「よ、よかったらお茶でもいれるから、中に入らないか?。」
「あ・・・じゃ、お言葉に甘えて。」
オルケルタが家に入ってきた。さりげなく声を掛けたつもりだったが、
何故か急に緊張してきた。ましてや両親は留守で自分一人。何故か胸の
鼓動が早くなった。
この幕舎の中は四枚のパーテーションで仕切られている。リビング
部分と寝室部分。更に寝室部分は両親と、ユーリウスの部分で
仕切られている。オルケルタは珍しいのか幕舎の中を見回している。
ユーリウスは平静を装い、釜戸に掛かってあったお湯でお茶を入れた。
「・・・なんで緊張するんだよ・・・。」
ユーリウスは見た目は冷静だが背中に変な汗をかいていた。
「・・・二人っきり・・・。いやいやいや・・・深く考えるな深く
考えるな・・・。」
ユーリウスは自分でも行動がなんかおかしいとは自覚していた。
何とかお茶を入れ持って行こうとした時、オルケルタがテーブルの
上の物に手を触れようとしていた。

   あとがき: あわや大事故という出来事が起きた。4月26日アゼル
        バイジャンで行われていたGP初日、フリー走行開始後
        間もなくウイリアムズのG・ラッセルが駆るマシン
        目掛けてコース上にあったマンホールの蓋が直撃し
        ラッセルはコース上にマシンを止めて脱出、事なきを
        得たという。
         その衝撃は火災が発生したのかとラッセルが勘違いした
        程凄まじいものだったようで、「もし、マンホールが
        あと、1〜1.5センチ高く跳ね上がっていたら、僕が座って
        いるシートを突き破っていたかもしれない。」と語っていた。
         所属チームであるウイリアムズはこの事故を重く見ており、
        損害賠償を請求する権利があると憤慨を露わにしていると
        いう。
         というのも今から25年前、サンマリノGPでの事故で帰らぬ
        人となった伝説のレーサー、アイルトン・セナを失っていた
        からだという。
         そのセナの事故死からの教訓が生かされていたか、この事故は
        その悲劇が繰り返されないような対策が出来ていたか問われる事故
        ではなかっただろうか。
「いや、きちんと説明していいんじゃないのか?。」
「いい訳ないだろう。この世界に存在しないものは持ち込んではいけない。
それが自然の摂理だ。そしてこの世界の掟だ。」
ユーリウスは黙っている。「おーい・・・。」
集落の男達が集まってきた。「なんか凄い音がしたが・・・どうした?。」
「・・・なんか、崖が崩れた音のようだな。」
ケルマンはそう言って銃声を誤魔化した。
「そうか?。そんな音には聞こえなかったが・・・。」
「・・・ところで、最後の山羊は無事だったんだな。」「ああ。」
 幕舎に着いてからもユーリウスは父の言葉が気になった。
「『この世界に存在しないものは持ち込んではいけない』・・・
そうなのか?」
それだけではない。明日の朝早く撃った銃弾も回収しに行かなければ
ならない。いずれ銃を撃った事実を隠蔽しなければならないという。
「そこまで厳しいのかよ。」
 翌朝、ユーリウスは撃ったオオカミを探しに行った。幸い、森の
入り口だったのですぐに見つけることが出来た。ナイフを使い、オオカミの
死体から銃弾を穿り出す。
「見つけたか・・・。」
いきなり声がしたので振り向くと、そこにはゲルマンが立っていた。
「親父・・・。」
「夕べは言い過ぎたな。すまなかった。」
「いや・・・俺の方こそ軽率だった。」
「・・・いいか。こういった銃はいずれ時が経てば誰かがきっと
発明する。だが、今の時代にはあってはならぬ物だ。『オーパーツ』と
いって『製造されたであろうその時代には存在すること自体がおかしい
出土品、』という物になる。こういったオーパーツはいずれの時代には
残してはいけない。それが自然の摂理なのだからな。」
「・・・・そういう事なのか。」
「・・・ユーリウス。その銃をよこせと昨夜は言ったが、やはりお前が
持っていなさい。但し、使い方を決して間違ってはならぬ。いいな。」
「分かった・・・。」
 幕舎に戻ったユーリウス。「『オーパーツ』か・・・。」

  あとがき: 令和初の平日を迎えた昨日、皆様いかがお過ごし
        だっただろうか。史上稀にみる大型連休でお疲れの方や
        大型連休でリフレッシュされた方など、それぞれ
        思い思いに過ごされたかと思う。
         また、改元の為、コンピューター等のシステム
        トラブルを予想し、早めに出勤された方も居るだろう。
         明けてニュースを観れば特に大きな混乱もなく、
        無事に令和の時代をスタートしたかと思う。
         遂に迎えた令和元年。今後どんな時代が築かれて
        いくのか、昭和、平成を見続けてきた我々は、今度は
        令和という時代の目撃者となるだろう。
ユーリウスはすかさずナイフを投げ、オオカミの口からのどの奥を突き
刺した。小屋の中の山羊を襲っていた何匹かのオオカミは恐れをなして
逃げていった。
 オイルランプの明かりで、被害状況を確認する。目を覆う光景に流石の
ユーリウスもなんとなく胸元がすっきりしない。
「山に逃げられたのもいるな。探しに行くのが大変だぜ。」
「ひっでえな・・・。生まれたばかりの子山羊も食われちまった。」
結局、十数頭いたはずの山羊も三頭が食べられ、命を落とした。そして
恐れをなして逃げたのが七匹。夜中ではあるがやむを得ず逃げた
山羊を探す。
「・・・こんな夜中にかよ。」
「当たり前だ。オオカミがその辺をうろついているんだ。早く探して
やらないとまた食われてしまうぞ。」
「・・・しゃーねえな・・・。」
どこへ行ったか見当もつかないが、夜中だし然程多くへは行って
いなさそうなので、とりあえず手分けして探す事にした。
 辺りは暗いので探すのが一苦労だ。「居た!!。」山羊は思った
より逃げ足が速い。何とか捕まえては小屋に戻す、を繰り返しだいぶ
見つけることが出来た。
 ユーリウスは森の方へ行ってみた。「あ・・・居た。」近づこうと
すると二つの光る
ものが見えた。「・・・いるな。」
なんとかしてオオカミより早く山羊を確保しなければならない。
そっと近づき、山羊を
捕まえようとした。「あっ・・・。」
同時にオオカミが襲ってきた。余りにとっさの事でユーリウスは銃の
引き金を引いた。辺りに銃声が響く。「あ・・・危ねえ・・・。」
銃弾はオオカミを直撃したらしくオオカミはその場に倒れた。山羊も
無事に捕まえる事が出来た。
 集落へ戻る途中ゲルマンがこちらに近づいてくるのが分かった。
「・・・親父?。」
「お前・・・銃を撃ったのか?。」「う、ん・・・まあ。」
「馬鹿もん!!。こんな所で銃を撃ったら大変な事になる。その銃を
よこせ。」
「ちょ、ちょっと待てよ。俺だって危なかったんだぜ。それに人が
いない場所で・・・。」
「そういう事ではない。この世界には銃など存在しないもの。あっては
ならぬ物だ。他の人に気づかれたらなんて説明するんだ?。」

   あとがき: 平成最後の、そして令和最初のゴールデンウイークが終了した。
        退位と即位の儀式に伴い、それによる休日を含めて最大10連休を
        満喫した方もいるだろう。
         連休中は天候に恵まれた地域、雨に祟られた地域。また、
        カレンダー通り10連休を過ごした方、逆に休めなかった方。
        思い思い、それぞれ過ごされたかと思う。
         今日から仕事という方も多いだろう。気持ちを切り替え、
        業務に邁進していって頂きたく思う。
馬は少し歩き始めた。そしてホルケの側まで来た時にもう一度引くと、
馬は歩くのをやめた。
「・・・凄いな。初めてて一ぺんに馬を乗りこなせたのはあんたが
初めてだ。『勇者様』の肩書きは伊達ではないってコトだな。」
「・・・いや、そこ『勇者様』関係ないから・・・。」
乗馬の練習にオルケルタが一緒ではなかったのは残念だったが、
こうしてホルケに馬の乗り方を教えて貰い、二、三日もするとかなり
乗りこなせるようになった。

 ある夜、真夜中に何かの声で目が覚めた。鳴き声のようなよく
解からない声だ。
「・・・マイクのハウリング・・・な訳ないよな。」
そう思っているうちに、今度はそれとは別に会話が聞こえてきた。
パーテーションを挟んだ向かい側、父と母の会話だ。
「・・・近いな・・・羊や山羊が心配だ。行って来る。」「大丈夫?。」
「いや、放って置けば家畜が皆殺られてしまう。君達はここから出るな。
中にいれば安心だと思う。」
その会話に何かただ事ではないと感じたユーリウス。パーテーションの
陰から両親の寝台のエリアに足を踏み入れた。
「ユーリウス、なんだ、起きてしまったのか。」
「なんかあったのか?。」
「オオカミが現れた。このままでは家畜達が食われてしまう。」
「オオカミ?。そんな奴がいるのか。・・・俺も行こうか?。」
「馬鹿な事を言うな。動物園で見るものとは訳が違うんだぞ。」
「こう見えても俺は一応アトラテックでは軍の特殊部隊に居たんだぜ。
こういう時は一人でも多いほうがいいんじゃないの?。」
「・・・分かった。だがな、危険な目にあっても助けられないかも
しれんぞ。自分の身は自分で守れ。」
 幕舎を出ると、男達が何人か集まっていた。皆手にオオカミと戦う
為の棒切れを持っている。ユーリウスもいざという時の為にナイフを数本と
銃を持った。集落の外れにある小屋の方見ると大きな物音がした。
「まずい!!。」
なんと、小屋の一部が壊されていて山羊が何匹か首元を噛み付かれている。
「オッ・・・オオ。オオカミだあ!!。」
その声に反応したのか一匹のオオカミが襲い掛かってきた。


  あとがき: アニメが好きだ。特に70年代〜80年代のアニメには好きなものが多い。
       お馴染みの「ガンダム」、特に「ファースト」と呼ばれるもの勿論、
       「サイボーグ009」第2シーズン、「新・ルパン三世」「ベルサイユのばら」
       「あしたのジョー2」「伝説巨神イデオン」等々数え上げればきりがない。
       今でこそ見るアニメの数は減ってはいるが、「名探偵コナン」
       「忍たま乱太郎」「わしも」など、アニメ好きは健在である。
        最近は深夜に放送されるアニメや、BSなど受信契約しないと観られない
       アニメもあって「アニメ番組」と一言であっても様々なジャンルがある。
        アニメ番組は「子供の物」というイメージがあった。アニメに出て
       くるキャラクターに憧れたり、共感させられたりした。が、その一方で
       「佐武と市捕物控」といった高年齢層向けのアニメも昔からあり 
       「子供の物」ではないアニメもあった。その為なのか、日本のアニメは
       クオリティが高く、高い年齢層に人気がある作品が多い。
        外国のアニメが貧弱とは言わないが、「トムトジェリー」や「スポンジ
       ボブ」のような子供が分かりやすい内容のアニメが多い気がし、高年齢層
       が楽しめるようなアニメが少ない気がする。
        日本のアニメが外国層で人気があるのはそういった背景があるような
       気がする。それについて皆様はどうお考えだろうか。
Duke Friedrich Ronniele
Duke Friedrich Ronniele
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