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「そうか、政府は力で押さえ込もうとするだろう。それに対抗しなくてはならない。廷臣には政府よりのもの
も多いが、近衛兵は私の側に付いてくれる。あとは国民軍が中立を保ってくれれば十分だ。警察や情報局とは
直接退治することになろうが、宮殿は近衛兵で対処できるよう足りない武器を揃えなければならないだろう。
最終的には国民の支持だ。犠牲は最小限にくい止めたいが、国民が賛意を表明してくれれば、内乱のような最
悪の事態は避けられよう。」
「銃火木の調達は勿論秘密裏に行うとして、例の国王側のルートで仕入れることができましょう。テレビ
もチャンネル・ゼロとアンテナ・Aなら国王の意向ということで下部の労働者は受け入れてくれるでしょ
う。コネクションがありますから安心して下さい。ただし妨害の可能性が高いですからテレビ局も防衛の
必要があります。陸軍の首都圏第三軍に依頼していただけますか。」
「分かった。近衛兵の母胎の三軍司令長官とは親しいから連絡を取ろう。それと包装用の声明文を作成し
たいので手伝ってくれ。」
「承知しました。なお、全ては極秘のうちに進めねばなりませんから、用件は必ず口頭で伝えて下さ
い。」
国内改革に向けた闘いが始まろうとしていた。それから数度に渡る打ち合わせを経た後。準備が整い、そして行動の日は近づいていった。
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