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村上春樹、彼の作品が世界各国で売れているという。この報道につき動かされて、彼の作品を読んだ。
「1Q84」 「海辺のカフカ」
これらの作品は無機質でなぜか不安を覚えるものであった。 不安は不快感といっても良いのかもしれない。
死生観や性表現がぞんざいで思いやりがないのだ。
もっとも、この感覚は私たち昭和世代が感じるのに過ぎないかもしれない。21世紀に生まれた平成世代の若者
たちには」、あるいは奇抜で構成力のある、音楽に満ちた同時代的な作品として、魅力あるものとして読まれて
いるのかもしれない。
これだけでは、私の世代は村上春樹の作品は共感を呼ばない、と切って捨てているだけになる。
世界的な評価を一日本人として評価しないというのに過ぎない。日本語より英語などに翻訳した翻訳者の力量
なのか、あるいは日本語以外の言語向けの作品だったということなのか。無機質な、土地柄を知らなくても理解
できる無国籍の作品なのではないかと思う。
「なじまき鳥クロニクル」
続いてこの作品を読み、私は少し安心した。村上は日本に住まない日本人作家というだけなのかと思ったが、日
本の原風景的なものを描いていた。といっても、まだ第一話の数話を読んだだけなのだが、少なくとも不安感を
感じさせた前の2作品に比べると、作品の書かれた順序はともかく、安心させる作品である。
これから先を読んでいくが、どの様な展開になるか楽しみである。
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2014年08月31日
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