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ずっとなにかを続けていけるひとはすごいと思います。
尊敬します。
なにがあってもぶれずに続けてゆく、そのモチベーションを私は、ちょっと失いました。
またお会いできたら、いつかどこかで。
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まだ2013年も始まったばかりですが、すでに今年のベスト・エッセイといいたくなる本に出会いました。
(発売は去年の年末です) 『みちくさ道中』(木内昇/平凡社) 木内さんの初めてのエッセイ集。 名前は聞いたことがあるかも、という方も多いかもしれません。 2年ほど前に直木賞を受賞した作家さんです。 エッセイ集というと、たいていの場合、その作家の小説の 熱心なファンで手に取ることが多いのではないかと思います。
個人的に木内さんの小説は『茗荷谷の猫』という本をはじめ としてどれも大好きなのでこの本も読んだのですが、
たぶんそうではなく、このエッセイではじめて木内さんの本に
入る、というのもとてもよいような気がします。
元編集者であり、現作家としての、仕事に対するとても 真っ直ぐな目線のきっぱりとした文章にはぴしりと背中を
打たれるような心持になります。
そして同時に、少しやわらかな日常についての文章には、 ユーモアがあふれていて、年上の女性に使うことばではない
かもしれませんが、とてもかわいらしく思えます。
今年最初に読んだエッんセイがこの本でよかったなと、そしてもうこれより気に入るエッセイに
今年は出会えないかもしれないなあとぼんやりと思ってしまうくらいに、好みでした。 名久井直子さんの装丁もとてもすてきなので、とりあえず本屋でさわってみてほしいです。 カバーを外したブルーの色も、木内さんの文章にとても似合っています。 ということで1月の1番のお気に入りはこの本でした。 ちなみに。 『スタッキング可能』(松田青子/河出書房新社) 今月読んだ小説の中で、1番印象に残った本。 2作目にどういう小説が来るのかまったく想像ができません。 これは追いかけなくては。 |
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仕事柄、というか趣味でというか、「本の本」をよく読みます。
すぐに読まなくても、とりあえず見かけて興味を持ったら買っているので、結構な量に。
今年初めて手に取った本がたまたま、そんな1冊でした。
しばらく前に買って本棚に入れておいた本に、何となく目がとまり。
『まだ名前のない小さな本』
(ホセ・アントニオ・ミリャン/晶文社)
タイトルからして本の本ですね。
オビの文章もすてきです。
この物語の主人公は、「科学雑誌」のママと
「民法書」のパパの間に生まれた、
「ちっちゃなお話」と呼ばれている本の子ども。
なかなか成長しない(本らしくならない)「ちっちゃなお話」は、
本棚の他の本たちのアドバイスを聞きに冒険の旅に…。 読み始めてすぐ、昨年のベストにもあげている、
『本にだって雄と雌があります』を連想。
本と本の子どもだなんて、本好きにはたまりませんね。
残念ながら、こちらは版元品切れの本のよう。
冒険の途中で、辞書や百科全書の中に入るところも
あったりして、映画化の『舟を編む』のフェアに入れたりしたら
面白いなあと思ったのですが、ざんねん。
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2012年のベストを。
順位はつけてません。
驚くべきことに5冊中4冊が新潮社、そしてうち3冊が同じ編集の方の手によるものでした。
『晴天の迷いクジラ』(窪美澄)
『楽園ノカンヴァス』(原田マハ)
『本にだって雄と雌があります』(小田雅久仁)
『火山のふもとで』(松家仁之)
『きみはいい子』(中脇初枝)
本屋小説として。
『書店ガール』(碧野圭)
☆ノンフィクション
ベストをあげるほど新刊を読んでいないので、一番自分にとって大事な本をあげておきます。
『復興の書店』(稲泉連)
あのころ。
自分たちの仕事が本当にいま必要なものなのか問い続けていたころ。
どれだけ本や本屋を必要としてくれるひとがいたか、私は覚えている。きっと一生忘れない。
本は、希望を与えてくれるものだと。
作家の三浦しをんさんがオビに文章を寄せているのを引用します。
「その時書店は、人々 にとっての光になったのだと思う。
本にまつわる仕事をしていることに深い喜びと責任を 改めて感じた。」
本当に、このことばがすべてだと思います。
本にかかわる仕事をしているひとで、もしもこの本を読んでいないひとがいたら、ぜひ読んでください。
☆コミック
『人間仮免中』(卯月妙子)
『本屋の森のあかり』(磯谷友紀)
『本屋の森のあかり』は最終巻。
途中中だるみしたりはしたけれども、本屋を舞台にしたマンガが数多くある中で、
きちんと本屋について書かれた作品だったように思います。
また、作者の本への知識や本への愛情の深さを感じるところも多かったです。
完結ということで、あげておきます。
☆SF
これはまあ趣味で。
『盤上の夜』(宮内悠介)
『屍者の帝国』(伊藤計劃・円城塔)
宮内悠介さんはこれから売れそうです。
というか売っていきたい作家。
もしも年に1冊しか本を読まなかったとしても、その1冊が自分にとって大切な本になったのなら、
それはとてもすてきなことでしょう。
数を読むことよりも順位を付けることよりも、自分だけの1冊が見つかることが一番。
みなさまが、そんな本に、めぐりあえますように。
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「読書のお供に、最後までチョコたっぷりのトッポを!」と書いてある。 「11月11日はポッキーの日」と何か関係あるものなのかな。 本でできたバーコードなんて本好きには買わずにはいられません。
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