酔いどれ李白の中国紀行

とめてくれるな、おっかさん。 行かにゃならん、史記の国へ。

全体表示

[ リスト ]

ようやく全員が揃ったところで、ガイドの馬さんから提案があった。
ホテルは空港の近くにあって、上海市街からずっと離れています。いったんホテルへ入ったらもう外出はできませんから、どうでしょう、このままバスで市内をドライブしませんかというのである。 そういわれてはそうするより他はなかった。
わたしたちはいったん繁華街を抜け出したものの、えらく広い通りをゆるゆると走って、ふたたび市中に引き返した。
イメージ 1
えらく広い通りを行くとき、バスの暗いライトで照らされた路面を眺めてみたら、路面がすべて素晴らしい石畳になっていた。
この広い通りは「人民広場」と改称されているけど、戦前の共同租界時代には競馬場だったのですと馬さんが説明する。
このあたりにも大勢の人々が、徒歩で、あるいは自転車で、行き交っており、そのすぐわきでは地下鉄工事をやっていた。
 
わたしたちのバスは、ふたたび人間と車でごったがえす、市内のもっとも繁華な通りへと突入していった。
この通りが上海でもっとも繁華といわれる南京路で、車の数はそれほど多くないのだが、すさまじい人間の渋滞のために車は遅々として進まない。
馬さんが、今日は土曜日だから、ふだんより少し人が多いですねという。
電気節約ということで、ほかの場所ではたいてい街は暗かったが、この上海の繁華街はネオンがきらめき、ウインドーの照明は光々として、夜景はじつに美しかった。
 
動かないバスのなかで、すぐわきにあるデパートを見るともなしに眺めていたら、誰かが、おっ、あの女を見ろと叫んだ。
デパートでもクーラーなんか効いてないらしい。
そのかわり扇風機が空気をかきまわしているらしく、ショッピングをしている女性のスカートがふわふわと風にふくらんでいるのである。
あぶなっかしい光景だった。そのうち地下鉄の上のマリリン・モンローみたいになるのではないかと期待したが、そういうことはなかった。
 
この程度でおどろくことはない。中国の女性の大胆さ(というより恥じらいのなさ)については、ビックリさせられることがしょっちゅうあった。
服装は近代的であるのに、まだそれがイタについてない女性が多いというべきか。
路傍で大股をひろげて座りこむなんてのはザラ、Aちゃんが見た自転車の女性は、暑かったせいか、フレアスカートの裾をひょいとハンドルにひっかけて、さわやかな顔で走っていたという。
 
この大勢の人のなかに人民服を着ている人は1人もいない。
暑くて着られないということもあるだろうが、馬さんによると、今どきあんなものを着ていたらオカシイ人と思われますということだった。

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事