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さて、こんな記事をブログ友達の山田さんから知りました。
イスラエル大統領がアラファト議長暗殺を初めて認める さて、このニュース。 これがもし真実ならば、世界中を揺り動かす大ニュースです。
しかし、Yahooトップニュースにも、世界の大手ニュースサイトにも掲載されていません。
さて、なぜでしょうか?
その理由は、このニュースにいつ・どこのインタビューでシモン・ペレス大統領が事実を認めたかが全く書かれていないところに隠されています。
このニュースの情報源は今月9日、New York Timesに掲載された記事。去年の7月25日と、ガザでの軍事作戦後におこなわれた2度の大統領へのインタビューが記事になっています。
その記事には、次のような事が書かれていました。
そしてその後に記者が質問ではなく、こう言いました。
「あなたは、アラファト議長が暗殺されるべきだとは考えていなかった。」
それに対してシモン・ペレスはこう答えたのです。
「考えてはいなかった。私は彼とビジネス(交渉)ができると考えていた。
彼が居なければ、事態はより複雑だった。オスロ合意も他の誰と結ぶ事ができただろうか?
ヘブロンに関する合意も、他の誰と結ぶ事ができただろうか?」
イランや中東のアラブ系のメディア、そしてハマスのスポークスマンはここを切り取って「シモン・ペレス大統領がイスラエルによるアラファト議長暗殺を認めた」と報じたのです。
しかしこれは、ぺレス大統領の暗殺という手段に対する強い反対についての話題の後のやりとり。実際にイスラエルの諜報機関などでアラファト議長の暗殺の計画が上がった時、もともと中道左派のぺレス大統領が強く反対していたのは周知の事実。
それを彼はここで繰り返したまでの事なのです。
原文のNewYork Timesのページのコメント欄を見てみました。
もしシモン・ペレスが本当にイスラエルによる暗殺を認めるような、そう取れるような答え方をしているのならば・・・
コメント欄には、イスラエルによるアラファト暗殺ばかりが書かれているに違いありません。
しかし・・・コメント欄にはアラファト暗殺については書かれていませんでした。
それもそのはず。
もし暗にでもペレスのこの発言が、イスラエルによるアラファト殺害を認めているのだとすれば・・・
New York Timesは長いインタビューの短い一段落ではなく、
「ペレスによるイスラエルのアラファト殺害」の記事だけをトップ記事で載せるでしょう。こんなスクープをNew York Timesのような世界的な大手紙が放っておくはずがありません。
この2・3文だけを切り取って、
「イスラエルの大統領がイスラエルのアラファト暗殺を認めたぞ」
と報じるのは、あまりにもお粗末。
イスラエルをどうしてもアラファトの暗殺者にしたい、アラブ系のメディアが報道の中心だった事にも納得です。
1994年オスロ合意によりノーベル平和賞を受賞した3人:
左からPLOアラファト議長、シモン・ペレス外相(当時)、イツハク・ラビン首相。
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2013年01月20日
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