イスラエル、バラガン日記

イスラエルに留学している大学生のブログです。

二十一の信仰日記

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メシアニック・ジューの事、聖書の事。
思った事、聞いた事などを書いていきます。
ここは「たんなる日記」とは違い、お堅いネタを展開していきたいと思います。
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今週のパラシャ

Parashat ha-Shavua‎(パラシャット ハ・シャブア)とは:
ユダヤ教で安息日ごとにシナゴグの礼拝において読むトーラーの箇所の事です。略して「パラシャ」などとも呼ばれています。

今週のパラシャは、申命記16章18節から21章9節。
ショフティームと呼ばれる箇所です。ショフティームとは英語ではJudges/Justices。

その名の通り、今週のパラシャには裁きなどに関する事が事細かに記されています。
大まかに言うと・・・
・人を裁く際には最低2人の証人が必要である事
・偶像崇拝や魔術などへの重ねての禁制
・王を立てた時の王のあるべき姿
・のがれの町(過失の殺人を犯した者が逃げ隠れる町)について
・戦争の時に関する規則
などです。

ここの箇所を読んだり、HPやラジオ放送などを聴いて僕が印象に残った箇所を少し書きたいと思います。

それは申命記18章13節です。

−あなたの神、主の前にあなたは全き者でなければならない。
(口語訳)

この箇所は日本語訳の聖書では「全き」と言う言葉が使われています。しかしヘブライ語で見てみると、「全き」というよりかはnaive・simple、日本語で言うと「単純に・素朴に」と言う言葉がより原語に近いようです。

ラシ(11〜12世紀にかけての著名なラビ)の注解書によると、神が求めている事は・・・
・未来の事を神に尋ねたり気にするのではなく、シンプルさ(素朴さ)を持って神を信頼する。
・そして、シンプル(素朴)さを持って起こった事を全て受け入れる。

そうすれば神と共にいることができる。と言うのがラシの注解です。

この節を、そしてラシの注解を見事に体現したのがイエスだと思います。
イエスはゲッセマネの所でも見て取れるように、迷いが全くなかった訳ではありません。しかし彼は十字架と言う事実を見事なまでに受け入れました。

僕達にはいろいろな問題が日々の生活の中にあります。「明日はどうなんだろう・・・」と嘆く事もあります。しかし神が求めている事は、未来に目を向けるではなく、神を単純に信頼する事。そして、起こった事を受け入れる事。

申命記の18章13節。
これはユダヤ人に与えられた律法・旧約聖書だけにはとどまらず、僕達にも与えられているものです。そして、イエスも実行したことでもあり、この節をはじめて体現した人物こそイエスだと言えるでしょう。

イエスが行った十字架の根本にあるのは、「単純に神を信頼し、受け入れる」という事です。彼は本当に父と子のように神を信頼し、十字架を受け入れました。

私達もイエスと同じように毎日の生活の中で、十字架を負い続けています。
また負い続けなければいけないのです。

シンプルに、未来を気にせず神をその場で信頼しきる事によって。
そして起こった(神が与えた)事を受け入れる事によって。

アリエルのVTR(Part2)


VTRのパート2です。
youtubeの方では、英語の字幕が付いています。動画のすぐ下の「AmiOrtiz_Israel_Part2」をクリックしたらアクセスできます。

アリエルのVTR(Part1)


先の記事で紹介した、テレビのニュース番組でのVTRです。
youtubeの方では、英語の字幕が付いています。動画のすぐ下の「AmiOrtiz_Israel_Part1」をクリックしたらアクセスできます。

<これは今年の3月に起こった事件です。>

2008年3月20日、西岸地区の入植地アリエルで積極的に伝道を行うメシアニック・ジュー(以下A師)の家で大きな爆発があり、同師の息子である15歳の少年が重傷を負いました。爆発物により、窓は破壊され、家具は飛び散り、金属片による穴が部屋の天上にまで残されていました。この時期は、旧約聖書のエステル記にちなんだ「プリム」と言う祭りの時期で、果物やお菓子の入ったカゴを交換する風習があります。そのカゴの中に爆弾があったようです。奇跡的に生命の危機は脱しましたが、重い後遺症が残るだろうと言われています。

警察は当初、イスラム過激派の犯行と見て捜査していましたが、ユダヤ教正統派による妨害行為であるとの見解が広がっています。
パレスチナ人が警備の厳しい入植地に侵入してテロを行うのは、不可能に近いですし、イスラム過激派がテロの後で出す、犯行声明も出ていません。「当初から正統派の犯行であることは明白だったが、政治的な配慮で両面で捜査していただけ」というのが実情のようです。

今回、新聞の取材を受けた反宣教団体ヤッド・レアヒムの指導者リプシッツ師によると「メシアニック・ジュー(イエスを信じるユダヤ人)は1万5千人おり、コングリゲーション(教会)の数は120」とのこと。(この数字は、それほど現実とかけ離れた数字ではありません。)そして「無知なユダヤ人が騙されている。伝道は禁止すべきだ」と、リプシッツ師は主張します。同師は「我々は暴力を使ったことがない」(エルサレムポスト23日)と言うのですが、メシアニック・ジューたちは、様々な被害に遭っています。それでも、反宣教団体は政治力を持つ正統派とつながっているため、警察もあまり捜査してくれないようです。

A師は市長とも良い関係が出来ており、警察が真剣に捜査する可能性もあります。

イスラエルの新聞は、ほとんどが今回の事件を取り上げ、かなり正統派に批判的な報道をインターネットなどでしています。これでメシアニックに対する見方が変わったかも知れません。

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そして、5月30日に初めてテレビのニュース番組でこの迫害が取り上げられました。これまで警察がメディアに圧力をかけていたため、テレビで放映されるのはこれが初めてということです。
10分ほどのニュースの中、VTRでは被害者の男の子やその家族などビリーバーの顔には修正(モザイク)がはいっていました。また名前は伏せられ、「ピー」というビープ音になっていました。VTRで重傷を負った男の子を見ることができたのですが、まだ体中が傷だらけの状態でした。

ニュースによれば警察もこの事を重く見て、特別の捜査体制を敷いて犯人を捜す方向に動いてるようです。

少し前の事にはなりますが、こうしてテレビのニュースという形で報道された事は大きな事だと思います。傷だらけの男の子のVTRはかなりショッキングだったので、視聴者へのインパクトも強いと思います。

メシアニック・ジューに対する目がこれからどのように変わるのか、注目です。
みなさま、イスラエルのメシアニック・ジューのためにお祈り下さい。

この記事では前回の記事で予告したように、メシアニック・ジューへの迫害の現状について書きたいと思います。

アメリカのメシアニックでも、イエスを信じたビリーバーが家族にでると彼・彼女の「お葬式」を出した、などの話があるぐらいの迫害を受けてはいます。しかし、イスラエルのメシアニックはよりひどい迫害を受けています。私の考えによると、イエスと言う言葉の響きがキリスト教社会のアメリカとユダヤ教社会のイスラエルでは大きく変わってくるからだと思います。

まず、イスラエルではユダヤ教の国だということもあり、行政上での嫌がらせがあります。
ユダヤ教徒でないとイスラエルの国籍を取得するのがほぼ不可能である事や、イスラエルでは、出産・結婚そして葬式と、人生の節目には必ずと言っていいほど正統派ラビ(律法の行いを教えたりユダヤ教の儀式を執り行ったりする人)の承認が必要になってきます。なので、メシアニック・ジューに対する風当たりは他のユダヤ人と比べ非常に強いです。結婚のために国外に出て籍を入れるカップルも数多くいます。

現在のイスラエルでは世俗的な人たちがマジョリティーなので、メシアニックに対して全員が反対している訳ではありません。現に私の周りのメシアニックの人たちも、社会とは基本的にうまくやっています。

しかし、反宣教団体の「ヤッド・レアヒム」などからの迫害も、迫害の激しい地域ではあります。
ヤッド・レアヒムなどがメシアニックの居る職場に押しかけての職場妨害が発生しているようです。反宣教団体が職場に押掛けてくると仕事に支障が出るので、結局はメシアニックの社員が解雇されるケースになったります。もし日本に「アンチ・クリスチャン」みたいな団体があって、信者の職場へ押掛け「〜はイエスみたいなもんを信じとるぞ!!この会社は非国民を雇ってるぞ!!」と会社の前でデモをされたら・・・どうでしょう?結局は退職するケースが多くなると思います。

また、ヤッド・レアヒムなどはメシアニックのコングリゲーション(メシアニックの会衆)への妨害行為も行っています。
会堂の入口の前に正統派の妨害者2名がいて、会堂に来るメシアニック・ビリーバーに罵声を浴びせたり。ある指導者によると、警察は同時に2名までなら妨害者を置いても良いという「許可」を正統派に出しているとのこと。あるコングリゲーションのメンバーで、孤児院を運営していた女性が、預かっている孤児に福音を伝えたということで、激しい迫害を受け、自宅を数百人が取り囲んでひどい妨害行為をされたそうです。

ヤッド・レアヒムが関与しているかは分かりませんが、メシアニックに対する放火・暴行、偽警官が夜間に押し入った、火炎瓶を持った青年がやって来た、などの例も今は一時よりも減りましたが数多く報告されています。

しかしイスラエルはユダヤ教国家で、ユダヤ教の正統派などが政治的にも力を持っているので、メシアニックに対する迫害などはたくさんあるのですが、警察もあまり捜査を積極的にはしてくれません。
また、未だに「イエス」と言う言葉に対するアレルギーが強いイスラエルでは、心のどこかでは彼らを認められないところがあるようです。

また、メシアニック・ジューの子供たちの状況も厳しいものがあります。私も小さい時に、「アーメン・ソーメン・冷ソーメン」などと囃し立てられた事がありました。イスラエルの彼らも、学校でビリーバーが1人などという状況がざらなので、信仰を持ち続けることはやはり日本よりも困難なようです。

すべてのメシアニックがこうした迫害を経験しているのではありませんが、厳しい状況下にいるビリーバーたちが未だに居る事も事実です。

私も毎週シャバットの土曜日には、メシアニックのコングリゲーションに行っています。会堂の近くで正統派の人たちと会うと、じろじろと変な目で見られたり、見ながらひそひそと何かを話し合ったりと。迫害ではありませんが、そういう一面を実際体験する事もあります。

イスラエルのメシアニックのために、みなさん是非お祈り下さい。

(記事が長くなりすぎて、書こうと思っていたアリエルという町での迫害について書けませんでした・・・すみません。すぐに書きたいと思います。と言うより、この記事を投稿し終わったら書き始めます。)

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