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削除ボーイズ0326 方波見 大志(かたばみ だいし)
第1回ポプラ社小説大賞受賞作
プロローグに惹かれて購入しました。
世の中のどんな事件でも、それが起こることになったきっかけは、数秒に満たない行動だったり些細な思いつきだったりする。
例えば、友好国同士が泥沼の争いをしている原因は、普段まじめな大統領が会議でふともらしたひとことの冗談かもしれないし、後世に残る凶悪な殺人事件でも、そのきっかけになったのは、犯人の朝食のパンに止まった一匹のハエであるかもしれない。
それらはだいたい、3分26秒以内のほんの短い出来事に過ぎない。そのとっかかりの出来事さえなければ、世の中は今より少し平和になるだろう。
・・・・・・
主人公、直都がひょんなことから、ある装置を手に入れる。
その装置には、次のような説明があった。
名前は削除装置。対象に起きた出来事を削除できる。※デリケート機器なので扱いに注意。
使い方。枠が対象を捉えた状態で、シャッターボタンを押して撮影する。
タイマーに削除したい時間(西暦何年何月何日何分まで)を入力する。
画面に対象が映っていることと、削除したい時間が正確かを確認して
DELETEボタンを対象自信が押す。
注 削除できるのはセットした時間から5分間の出来事。一度削除した出来事は二度と戻らない。
まだ、途中までしか読んでいないけれど、
「私に消してしまい出来事があるだろうか」などと、想像させてくれる、
なんとも、奇妙な小説です。
事故、犯罪、どの場合も、ほんの数秒ずれていれば起こらなかったであろう、
悲しい出来事が、この世にはいたるところで起こっている。
反面、ほんの数秒間違っていたら、出会えなかったであろう、
人、出来事、嬉しいこともある。
あなたには、削除した瞬間がありますか?
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ちょっとした出来事が良い方向に行くか悪い方向に行くか分からない…それが恐いですよね。削除したい瞬間はありますね。
2006/12/14(木) 午後 6:40
コメント遅くなってすみません。ほんの一瞬のことなのに、その後の出来事を大きく左右しますよね。消し去りたいことはいっぱいあるけど、それも全部含めて、自分の人生ってことでしょうか・・・
2006/12/17(日) 午後 7:47
面白い発想ですね。タイムマシーンの簡便版ですね。記憶を数分間無くすのと同じ原理ですか??
2007/1/25(木) 午後 5:59 [ - ]
一瞬、削除した期間の記憶はなくなるようですが、徐々に何がおきたのか、削除した理由を思い出すようです。この装置を使っている男の子に限るようですが・・・便利な装置ですが、私は怖くて使えないかも。
2007/1/27(土) 午後 7:25