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ローマ人の物語

作家 塩野七生さんが、1992年から1冊ずつ刊行してきた大著
「ローマ人の物語」(全15巻)が完結したと言う記事が新聞に載っていました。
なんとも気の遠くなる作品です。
まだ、購入していませんが、読んでみたい著書です。

新聞のインタビュー記事の中から、少しご紹介したいと思います。

 ・・・・・
 「ローマ人たちは、信じる宗教が違ってもひとつの世界をつくり出せると考えていました。ところがキリスト教やイスラム教は、信じる宗教が同じでないとひとつの世界はつくり出せないと考える。寛容さとは『あなたは僕と意見が違います、しかし一緒に住むことは可能です』という愛であって、そういう世界はもうなくなっているのね」
 ・・・・・
 「カエサルは壁を崩したのに、またわれわれは、あちこちに壁をつくっているんです。ええ、まったく歴史って進歩するもんでしょうかね。大切なのは、自分だけが正しいではなくて、自分も正しいけれど、他の人も正しくないわけではないってことね。でも普通、自分が正しいと、他の人は正しくなくなっちゃう」
 ・・・・・

改めて、自分のことを考えると、
「こうしなければいけない」とか、「こうでなければならない」
と思うときは、決まって物事うまく進まなかったような気がします。
意固地になって、周りが見えなくなってしまって・・・

今の世の中も、白黒をつけることが良しとする風潮があるように思えます。
もちろん、倫理的に善悪はあると思いますが、
「だめなものはだめ」「いいものはいい」両極端で息が詰まりそうになります。
失敗が悪のごとく、集中的に非難されたり。

「ローマ人の物語」の第1巻では塩野さんがこう書いているそうです。
《古代のローマ人が後世の人々に遺した真の遺産とは、広大な帝国でもなく、二千年経ってもまだ立っている遺跡でもなく、宗教が異なろうと人種や肌の色がちがおうと同化してしまった、彼らの解放性ではなかったか》と。

歴史に学ぶことは多く、非常に重要だと今改めて思います。
心の中に、ポッカリ穴が開いてしまっている子どもたちにも、
今、世界の、そして日本の歴史を学んで欲しいと心から願います。
(記憶するだけの学びではなく・・・)

そういえば、最近、伝記ものの書物がめっきり減ったような。

削除ボーイズ0326

削除ボーイズ0326  方波見 大志(かたばみ だいし)
    第1回ポプラ社小説大賞受賞作

プロローグに惹かれて購入しました。

 世の中のどんな事件でも、それが起こることになったきっかけは、数秒に満たない行動だったり些細な思いつきだったりする。
 例えば、友好国同士が泥沼の争いをしている原因は、普段まじめな大統領が会議でふともらしたひとことの冗談かもしれないし、後世に残る凶悪な殺人事件でも、そのきっかけになったのは、犯人の朝食のパンに止まった一匹のハエであるかもしれない。
 それらはだいたい、3分26秒以内のほんの短い出来事に過ぎない。そのとっかかりの出来事さえなければ、世の中は今より少し平和になるだろう。
・・・・・・

主人公、直都がひょんなことから、ある装置を手に入れる。
その装置には、次のような説明があった。

名前は削除装置。対象に起きた出来事を削除できる。※デリケート機器なので扱いに注意。

使い方。枠が対象を捉えた状態で、シャッターボタンを押して撮影する。

     タイマーに削除したい時間(西暦何年何月何日何分まで)を入力する。

     画面に対象が映っていることと、削除したい時間が正確かを確認して

     DELETEボタンを対象自信が押す。

注 削除できるのはセットした時間から5分間の出来事。一度削除した出来事は二度と戻らない。


まだ、途中までしか読んでいないけれど、
「私に消してしまい出来事があるだろうか」などと、想像させてくれる、
なんとも、奇妙な小説です。

事故、犯罪、どの場合も、ほんの数秒ずれていれば起こらなかったであろう、
悲しい出来事が、この世にはいたるところで起こっている。

反面、ほんの数秒間違っていたら、出会えなかったであろう、
人、出来事、嬉しいこともある。

あなたには、削除した瞬間がありますか?

盾 SHIELD

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コジマとキジマという幼なじみの2人の人生を描いた絵本。

著者である「村上龍」氏が、「おわりに」こう書いている。
 ・・・・・

 私はひとつの仮説を立ててみました。わたしたちの心とか精神とか呼ばれるもののコア・中心部分はとてもやわらかく傷つきやすく、私たちはいろいろなやり方でそれを守っているのではないか、というものです。そして守るためのいろいろな手段を「盾・SHIEKD」という言葉で象徴させることにしました。さらに「盾」には、個人的なものと集団的なものがあるのではないかと考えて、それをわかりやすく伝えるためにこの絵本をつくりました。官庁や大企業のような強い力を持つ集団・組織へ加入することで得られる盾もあるし、外国語の習得、いろいろな技術・資格など個人で獲得する盾もあって、わたしたちはつねにそれらを併用しているのではないかと思います。たとえば、日本国籍は、日本に居住している大部分の人が持つ盾で、海外に行くとそのことがわかります。
 この絵本のテーマは、官庁・企業に代表される集団用の盾にたよるのは危険だからやめて、個人用の盾を獲得すればそれでいいというような単純なものではありません。いずれにせよ、盾はとてもたいせつなものを象徴しています。

・・・・・


この絵本の中で、山の上に住む「名なしの老人」が、少年だった二人に言った言葉が、
とても印象に残っている。

少年だった二人にはそれぞれ悩みがあって、それを解決しようと、老人に聞くことにしようと、
山に行ったときのこと、老人は、二人が連れていた、シェパードとコリーにハンモックに乗れるか、
といった。シェパードは、何度も何度もトライした。コリーは、一度失敗してあきらめたのか、
地面に伏せて起き上がろうとしなかった。その後、老人は、
 「どちらが頭がいいかなんて、だれにもわからないんだよ。誰かの都合で、頭がいいとか、悪いとか、決めるだけだ。コリーは、転げ落ちて痛いのはごめんだと二度と跳び乗ろうとしなかった。シェパードは命令にしたがって何度でも跳び乗った。命令に従うほうが都合がいいと考えるやつらは、シェパードが頭がいいとほめるだろう。しかしむだなことをしないほうが都合がいいと考えるやつらは、コリーのほうが都合がいいとほめるだろう。それだけのことだ。おまえら子どもだって同じだ。国や社会にとって利用しやすくて、利益になりそうな子どもを、頭がいいとほめる。国や社会の役に立ちそうもない子どもは、クズと言われる。でもそんなことには意味がないんだ」
と言った。

なんとも身もフタもない話のような気もするが、結局のところそうなのかもしれない。
大人たちが、自分たちにとって、都合のいい子どもを育てようとしているのかもしれない。
体裁を繕い、他人からよく見られようとしているだけ・・・?
他人から、悪く思われたいとはだれも思わないだろうが、
他人の評価は、その人にとっての都合であることが多いことも確か。

最近、犯罪を犯してしまった人の評判を近所の人に聞くと、
「いい人だったのに。」「こんなことをするなんて信じられない」
と言うことをよく聞く。
「いい人」って何?
その人の心の闇が見えなかっただけかもしれない、
いや、見ようとしなかっただけかもしれない。
自分にとって「いい人」ってなんだろう。
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これは、あるEメールが絵本になったものらしい。
冒頭に、
中学校に通う長女の担任は生徒たちに、毎日メールで学級通信を送ってくださるすてきな先生です。その中に、とても感動したメールがあったのでみなさんにも送ります。少し長くてごめんなさい。
とある。
どのようないきさつがあったかは、詳しくわかりませんが、
朝日新聞の「天声人語」でも取り上げられたEメールだそうです。

世界の実情を把握することは、困難ではありますが、
この絵本を読むと、なんとなく想像することができます。

  村人のうち
  1人が大学の教育を受け
  2人がコンピュータをもっています
  けれど、14人は文字が読めません

日本でも、格差社会が言われていますが、世界に目を向ければ、
まだまだ、貧困に苦しむ人々、学校に行くどころか、文字さえ読めない人びとがいる。
以前、何かの番組で、カカオを収穫している子供たちが、
チョコレートというものを知らないと言っていた。

利便性を追求し、経済成長を望み、技術革新に沸きかえり、
私たちは、どこへ向かっているでしょう。

「人生の目的」

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ちょっと、暗い写真になってしまった(#^^#)


 人生に目的はあるのか。
 私は、ないと思う。何十年も考えつづけてきた末に、そう思うようになった。
 人生に決められた目的などというものはない。人間は人生の目的を持たなくても、生きてゆくことはできる。はっきりした生きる目的をもたずに、その日その日をなんとなくすごしている人たちは少なくない。また、生きのびるだけで精いっぱいで、何のために生きるのか、自分の人生の目的とは何か、などと考える余裕さえない人びとも世界じゅうにたくさんいる。
 「それを言っちゃ、おしめぇだぜ」という声がきこえそうだが、人生に万人共通の目的などというものはない。人間はこうでなくてはならないという、道徳的な規則などない。あらかじめ決められている法律のような人生の目的というものを、私は想像することができない。要するに、身もフタもない言いかただが、万人に共通の人生の目的などというものはない、と私は思う。
 しかし、それですめば世の中は簡単だ。ああ、そうですか、で、終わってしまう。だが人間というやつは、なかなか厄介な生きものである。人生に目的がないとなると、急にがっくりする気持ちがどこかにある。生きてゆく張りがなくなってしまうのだ。そして八方ふさがりの困難な状態に追いこまれたりすると、ああ、もう面倒くさい、生きるのよそうか、とすべてを投げだしたくなったりする。
 人生に目的はない、と割り切っても、一方で目的のない人生はいやだ、となぜか思ってしまうのだ。目的なき人生は不安でもあるし、頼りなく、ふらふらした感じがする。やはり人生に目的をもちたい、と思うのが自然な人間の心のはたらきだろう。人はおのずと生きていることに目的を求めるのだ。それは生まれた川へ帰ってくる鮭や、渡り鳥などと同じような、生物の一種の本能なのかもしれない。

'''  中略  '''

 人生に目的はない、と、私は書いた。正直にいえば、「人生の目的」がわからない、ということだったのかもしれない。しかし、このことだけはわかっている。人生の目的の第一歩は、生きること、である。何のために、という答えは、あとからついてくるだろう。運命と宿命を知り、それを受容して、なお生きること。それこそが、「人生の目的」ではないか、と、いま私は少しずつ思いはじめているのである。


これを読んだ、エッセイストの"""阿川佐和子さん"""は、
"""この本を読んで元気にはなれません。にもかかわらず、身体中の緊張がときほぐされ、心の乱れがいつしかおさまっている。こんなヘンな人生指南書があるだろうか。"""

というコメントをしていますが、私もまったくその通りだと思いました。
五木さんの過去がつづられた"""運命の足音"""を読んでからは、この、歪んだ言い回しも、
少し納得がいく。

まずは、"""生きること"""から・・・

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