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日本の国会は厚顔無恥と知能劣化が入り混じった喜劇の場なのか。
自民党議員たちは「沖縄の怒りが分かっていない」と一川防衛相を攻め立てるが、彼らがそれを一番わかっていない。沖縄が最も怒っている辺野古移転を進めてきたのが他ならぬ自民党政権であり、民主党政権はその尻拭いをさせられているだけにすぎない。
「日米同盟深化のために沖縄を犠牲にする」本音を隠して「沖縄の怒り」を云々し、問責決議案をかざすのは党利党略の茶番劇でしかない。
普天間基地縮小と辺野古移転撤回を主張してこそ筋が通るが、共産党、社民党、民主党の一部以外はみんな逃げている。
マスコミも肝心な点をぼかし、国民は何がなんだか分からず、失望感を深めていく。
例えば、自民党の稲田朋美議員、一川防衛相に「沖縄の怒りが分かっているのか」と舌鋒鋭く辞任を迫ったが、稲田氏は辺野古移転派。本音を隠し、口からでまかせ言っていると、沖縄、本当に爆発する。
佐藤正久議員は「一川氏は琉球処分も知らない。普天間飛行場移設問題の担当として資質に大きな問題がある」と痛烈に批判したが、元髭の隊長さん、琉球処分というのが日本の沖縄強制併合ってことも、自分が賛成している辺野古移設が琉球処分の今日版であることも知らない。
異色派は、鳩山元首相。5日、「辺野古以外の所を探す努力を続ける必要がある」と都内の会合で語った。従米派の産経は迷走と噛み付くが、鳩山氏の方が沖縄の怒りを理解している。
二言三言する軽さは無責任だが、誤りを認めて是正する勇気は評価したい。今度はぶれないようにしてもらいたい。
沖縄問題の本質は、米国の顔色ばかりうかがい、琉球=沖縄を犠牲にしてきた明治以降の付けが回ってきたことにある。
「坂の上の雲」の幻想からいい加減に醒め、「坂の上のキノコ雲」であった現実を直視して、一からやり直すしかあるまい。
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