河信基の深読み

読者各位様:本「河信基の深読み」は順次、北朝鮮投資開発戦略研究所(2019年4月〜所長・河信基)の公式HPへ移行して参ります。

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 朝鮮中央放送が正午の特別放送で「金正日委員長が17日8時30分、現地指導の途中で倒れ、列車の中で急逝」と放送した。病理解剖が迅速に行われ、「心筋梗塞などによる急性心臓麻痺」と病理判断が下された。葬儀も28日と決まり、内部に目立った混乱はない。
 脳出血で倒れた病身にもかかわらず、現地指導を重ね、肉体的無理が重なったとの趣旨の内容で、事件性はないと読める。

 「強盛大国建設」を来年に控えた絶対的な権力者の急逝は北朝鮮権力の空白を招き、一定の混乱は免れない。
 国内に反対勢力が存在せず、体制崩壊などといった急変事態はないであろうが、南北関係、朝米関係など対外関係が安定せず、食糧問題などの経済再建と問題山積であり、後継者の金正恩の前途は多難である。
 金ファミリーを中心にした事実上の集団指導に向かうとみられるが、鍵は張成沢など実力派幹部らを使いこなせるかにある。

 韓国側も事態急変に驚き、李明博大統領は非常会議を招集し、軍が緊急警戒体制に入るなど慌しく動き、北の動向を注視している。
 米国は「急変事態」を想定して対応しているが、対応には限界がある。中国の影響力に期待するしかない。

 中国の存在感が高まり、金正恩体制は現在以上に経済的な関係を強化する方向で動くだろう。
 中国式の改革開放政策へと大きく舵を切る可能性がある。

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 馬脚を現したと言うべきか。あるいは天に唾棄する愚行か。
 西岡力「救う会」会長がまたまた捏造に基づいて旧日本軍慰安婦を「身売り」「娼婦」と攻撃し、旧日本軍の犯罪行為を隠蔽、正当化している。

 仲間の産経新聞発行の月刊誌『正論』で「韓国よ、いい加減にせんか 危険水位を超えた『慰安婦』対日諜略」と、大物気取りの横着なタイトルで、得意のすり替え謀略論を披瀝している。
 内容は産経新聞と売文屋グループが繰り返し喧伝してきたもので、「日本軍が駐屯していた戦地に慰安所があり、慰安婦という女性らが存在していたことは歴史的事実だが、貧困による『身売り』・・・、公権力による動員や強制はなかった」と、女性の人権を鼻から無視する暴論を書き連ねている。
 西岡氏は以前から、従軍慰安婦を「カネ欲しさの娼婦」と誹謗攻撃してきた。

 それが旧日本軍の犯罪行為を隠蔽、正当化する詭弁であることは言うまでもない。
 旧日本軍はヤクザの舎弟企業のように民間業者を使って内外を欺こうとしたが、実態は、自己の縄張りの軍内施設で行わせ、軍票を配っている組織的な強制行為であった。
 人道に反する罪に時効はない。犯罪行為を庇う者は犯人隠匿となることを西岡氏は理解しているのであろうか。

 西岡氏が安明進・元北朝鮮工作員、実は現役の韓国情報部員とつるんで捏造情報を垂れ流し、日本世論を欺き、拉致問題を迷走させてきた事実については『証言 北ビジネス裏外交』(講談社)でも明らかにしてきた。
 それへの謝罪は一言もなく、従軍慰安婦問題でも捏造文を書く神経は尋常ではない。南京大虐殺についても「捏造」と公言するなど歴史観が歪んでいると見るしかあるまい。
 拉致問題も、人権意識からではなく、意図的に日朝関係を対立させる邪な目的から出発したのであろう。

 朝鮮南北を敵視する個人的感情が透けて見えるが、ソウルの延世大留学時のトラウマとの見方もある。
 一世代前の韓国では、外国人留学生を発音が悪いと笑い、仲間外れにし、恨みを買って反韓的人物にしてしまうことが少なくなかった。
 西岡氏もその被害者との同情論もあるが、個人的感情と公的発言を混同するのはいただけない。

 いずれにしても、歪んだ歴史観の持ち主に、拉致問題で北朝鮮を非難する資格はない、と言うべきであろう。

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