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光明星3号2号機打ち上げ成功の意味の第3は、独自な立場から海外に関わろうとするメッセージが込められたことにある。
北朝鮮流の柔軟性であり、そこには、日本に対する特別な気遣いが隠れている。 技術的に難しい南方の極軌道をわざわざ選択したのは、日本上空を極力避けようとしたからに他ならない。 2009年4月の打ち上げは日本の東北地方を横断し、日本を刺激したが、今年4月と今回は沖縄の一部をかする方向に変更した。 4月の打ち上げを全面公開することで北朝鮮は日本への敵対的な意図が無いことを伝えようとしたのだが、日本側はその意図が読めず、2009年と同じ対応をし、無関係な東京にパトリオットを配備する滑稽なことまでしている。 一部に、米国本土を想定して極軌道を選んだとの見方があるが、穿ちすぎである。 ロシアとの同盟関係が破棄された以上、その手段は取れない。 金正恩新体制は軍事偏重ではなく、対外的な配慮をする合理性を有していることが読み取れる。 先軍政治から本来の先党政治への復帰は今や誰の目にも明らかであるが、その中心にいるのが、労働党書記局である。 北朝鮮は金正恩が打ち上げを承認し、命令したと意思決定プロセスをそれとなく明かしている。 宇宙空間技術委員会が全面に出ているが、それに具体的に党側から関わっているのが朴道春書記であり、治安維持担当の張成沢党行政部長が補佐している。 2010年9月の党代表者会議で選出された10人の書記が、新たに加わった金敬姫書記とともに金正恩第1書記を支えているのが現在の北朝鮮なのである。 日本はその点を正確に捉え、感情論を排した冷静な対北朝鮮対策を立てねばならない。 |
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2012年12月16日
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