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メルトダウンが収まらず、人類史上最悪の原発事故になりつつある福島原発事故から遅ればせながら教訓を得るとしたら、過消費社会と決別し、克消費・倹約社会へと大きく舵を切るということでないか。
おそらくそれは日本はむろん、全人類が生き残る唯一の道である。
脱原発の気運が高まっているが、克消費・倹約社会建設と並行しないと説得力がない。
現在のエネルギー消費水準にこだわる限り、現実的に脱原発は難しく、これからも第二、第三のフクシマが起きる。
日本のエネルギー消費量は現在の半分以下にする必要がある。日本という狭い枠にこだわると異論もあろうが、広く全地球に目を転じれば、それでも新興国に比べたら多すぎる。
新興国がそのレベルでエネルギーを消費するようになったら、原発がいくら在っても足りず、人類に未来はない。
それは社会経済システムの在り方に関る。
消費を刺激し、生産を増やして経済成長する強欲資本主義モデルは、エネルギー問題からも限界に達した。
消費をあおり、限りある資源とエネルギーを浪費させ、格差を拡大させる強欲資本主義は人類滅亡の道であり、成長神話からの大転換が必要な時代になったということである。
現に、日本の海は死につつある。誰でも、今年の海水浴は諦めているだろうが、永遠にできなくなるかもしれないのだ。
東電が520トンの膨大な放射能汚染水を垂れ流し、放射能は年間許容量の二万倍に達することが明らかになった。消防車の放水で壊れた原子炉を冷やせば、海に流れるのは分かりきったことで、この愚行はこれからも海を殺し続けるのである。
事態が日を追うごとに深刻化しており、東電らがついにメルトダウンを認めた。経産省原子力安全・保安院の西山審議官は18日の記者会見で、1〜3号機の核燃料が「溶融していると思われる」と内閣府原子力安全委員会に報告したことを明らかにした。松本東電原子力・立地本部長代理も20日、「炉心の状態が確認できないが、決して溶融していないと断定して申し上げているわけではない」と歯切れ悪く述べた。
再臨界→核爆発で首都圏全滅もありうるということである。
この際、五十代以上は逃げず、東京を最後まで見守ろう
無論、政治家は一人たりとも東京を出てはならない。杜撰な原発を首都圏に造った旧自民党政権=旧通産官僚=保守言論関係者は全員福島の最前線に行くべきだ。
「絶対安全な世界初のプルサーマル仕様」、その実は危険極まる猛毒プルトニウム混合燃料原発を首都圏に造った犯罪行為を許すようでは、日本人はバカかと世界から笑われ、いや、あまりに無責任だと怒られる。
特に産経は噴飯モノである。原発は安全、クリーンエネルギーと率先して、爆発寸前の、プルサーマルなる猛毒プルトニウム混合原発建設を宣伝してきたが、反省も謝罪もない。菅が悪いと問題をすり替え、責任転嫁に言いたい放題だ。
その一方で、フジサンケイグループが第20回地球環境大賞で東京電力をグランプリに、福島第一原発を作った東芝を日本経団連会長賞に選び、4月5日に予定していた授賞式をこっそり延期していた。
産経新聞に良心はないのか。
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