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米韓は2月28日から合同軍事演習「キー・リゾルブ」と「フォール・イーグル」を始めたが、米日韓の保守勢力が叫んでいたような「北朝鮮の挑発」の気配は微塵もなく、朝鮮半島にはむしろ奇妙な静けさが漂っている。 |
東北関東大震災・原発事故
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震災を「天罰」とのたまった石原慎太郎氏が福島原発の応援に行ったレスキュー隊員に涙を流して感謝したそうだが、都知事選絡みのパフォーマンスとしても状況認識が甘すぎる。 |
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「10メートル以上の津波は想定していなかった」(小森東電常務:原発担当)が、福島第1原発(全6基)のメルトダウン(全炉心溶融)→首都圏核汚染と日本を危機存亡の瀬戸際に立たせている原因を間接的に物語っている。 |
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日本は今、危機存亡の最中にある。ここ数日間が山だろう。
福島第1原発6基のメルトダウン(全炉心溶融)が始まり、首都圏に退避勧告が出された時、巨額の財政赤字など自民党長期政権時代の膿が一挙に噴き出し、この国は事実上、終わる。 日本人も在日もない。
人生初めて地震の恐怖を実感したが、実は11日以降、東京の一角に住み日本社会と運命を共有するものとして、それに劣らぬ脅威、ある意味で、それ以上の脅威に、私の神経はピリピリと擦り切れそうになっている。 地震と津波は自然災害である。
「想定外」との言い訳は、つまるところ人間は自然の前には非力だと脱帽しているのである。
傲慢をかなぐり捨て、被災者救援と復興に全力を挙げ、同時に、何が必要で何が欠けているか、無駄な部分はなかったか、総点検する機会にすべきであろう。 自衛隊が被災地で活躍しているのは心強い限りであるが、救援活動に必要な機材や装備が決定的に欠けている。ミサイル、戦闘機、戦車などは使い物にならない。
一部に米軍に期待を寄せる向きがあるが、戦闘を主目的に編成されており、自ずと限界がある。 特に、最大の危機として浮上している福島原発事故に対してしかるべき役割を果たせないでいることは意外であり、日本の危機管理体制の本質的な弱点を垣間見せた。
従来、日本への脅威として北朝鮮、中国などが挙げられ、日米同盟強化や軍備拡張に多大の予算を投じてきたが、現時点で、地震や原発事故以上に北朝鮮や中国を脅威と感じている人は何人もいまい。
実際、両国とも本当に日本に敵意を持っているなら、今を好機に軍事手圧力を強めるはずだが、反対に、日本への支援を表明している。
真の脅威とは何かを教訓的に示しているではないか。 |
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危機に直面して初めて誰が真の友人か、分かる。
産経新聞は例のごとく「日米同盟を深めて国難を乗り切ろう」と寝ぼけたことを言っているが、東日本大震災救援に急派されたはずの米第7艦隊が原発被害を怖れ東北沖から逃げていたことが明らかになった。
「一時退避」と言えば聞こえは良いが、現地作業員が炉心溶融を防ぐために負傷者を出しながら必死の作業をしている最中であるだけに、「トモダチ」が透けて見えてくる。
米軍は13日に原子力空母ロナルド・レーガンのほか、横須賀、佐世保基地所属の艦船など計14隻を展開させ、沖縄の海兵隊も投入する派手な「トモダチ作戦」を展開した。
ところが、米海軍第7艦隊(横須賀市)は14日、「急派した艦船と航空機を福島第一原発の近海から一時退避させた」と発表し、支援活動を中止した。
災害救援に携わったヘリコプター搭乗員らから低レベルの放射性物質が検出されたことを理由に挙げている。
救援を待つ多数の「トモダチ」を見捨て自分らだけ安全地帯に逃げたのだが、人道支援の表看板に隠された不純な動機で開始された「救援活動」の底が割れたということだろう。
地震直前、メア米国務省日本部長が普天間飛行場の県外移設を求める沖縄に対して「沖縄の人々はゆすりの名人」と暴言を吐き、沖縄から「差別だ」と猛反発を受けていた。
大震災をもっけの幸いに、反米感情を鎮め、在日米軍の存在意義をアピールしようと「トモダチ作戦」を思いついたのだが、見せ場を演出するどころか、逆に醜態を晒してしまった。
米海軍当局は14日、「今後数日、風を注意深く観測し、艦船や航空機を福島からの風を避けるように運用していく」とコメントし、普天間飛行場から海兵隊を乗せた輸送機10機、ヘリコプター8機を派遣する状況を報道人に公開したが、ピントがずれている。
.今求められているのは軍事作戦まがいの仰々しいパフォーマンスではなく、被災者を一人でも救援し、避難場所に水、食料などを補給する地味で献身的な救援活動である。
独善的な「反テロ戦争」後の米国は自国の利益に他国を露骨に従属させてきたが、自国の利益や体面をずるく計算し、人道主義を隠れ蓑にした「トモダチ」など必要ない。
石原慎太郎氏によると「日本人のアイデンティティーは我欲。この津波をうまく利用して我欲を一回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だ」そうだが、これも自分を第一に他者の不幸を笑う下劣きわまる利己主義的な「トモダチ」の類である。知事選への我欲が見え見えである。
日本は、誰が真の友人か、根本的に仕分けする時期に来ている。
火事場泥棒的な輩や偽善者を洗い出し、本物を見分けていかないと国難克服は難しい。
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