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結婚して東京に住んでいる姉が、例によって安コスメを手土産に実家来訪。
セザンヌスイーツとパラドゥの新色のグロスをもらう。
パラドゥのグロスはクリアなオレンジに細かいラメ入り、
セザンヌスイーツのグロスはミルキーサーモンピンクに
やはり細かいマルチカラーのラメが入っている。姉曰く
「私両方試してみたんだけど、
変死体みたいに顔色が冴えなかったわ。
でも、あんたならイケるんじゃない〜?」
私と姉は顔立ちや雰囲気が似ている相似形姉妹なので、
今まで似合うものも似合わないものも同じだと思っていた。
が、単なる思い込みだったのか、超大人になって顔立ちが違ってきたのか、
似合う色が微妙にズレているのに最近気づいたのである
(ハッキリした赤、モード系など似合わない色は一緒)。
二人とも置屋で言えば花魁より下働きの水汲み娘、
中世ヨーロッパのお屋敷でいえばお嬢様より新入りメイドっつー
地味・薄幸顔なのは同じなので、双方ともピンク・ブルーなどの
ふわっと明るい色がよろしいのだが
肌の色が私はイエローベース、姉はブルーベースなので
同じピンクでも私はサーモンなどの黄色寄りのピンク
姉はバイオレットピンクなどの青味がかったピンクが似合うのである。
これは、
「ま、同じ遺伝子なんだから同じモンが合うはずよね」
っつー雑な思考をしていた姉妹、新鮮な発見であった(もっと早く気づけよ)。
「ってことはさ、お互い使いこなせてないコスメが交換出来るんじゃない?」
と姉妹で
「欲しかったから買ったんだけど似合わないんだもんコスメ」
を持ち寄り交換。
思った通り、自分に合わないものが、相手にはバッチグーである。
私がつけると
「怪奇!沼で溺死した
女の地縛霊が写真に?」
となってしまうアイリスブルーのシャドウやホワイトパールが入ったピンクのグロスが
姉のもとへと行き、姉からは逆に
「暑っ苦しい黄レンジャー」
となるらしいイエローグロスの入ったリップパレット、
クリアなストロベリーピンクのグロス等をもらいうける。
(どうでもいいが、このヘンな例えの応酬は、実際に姉妹でやりとりしている。
どうもお互いに「向こうよりウケることを言わねば!」と
変なライバル意識が働くらしい。小さい勝負にこだわる姉妹だなぁ…)
しかし「同じ系統だから」ってだけで全て同じものが合うとは限らないのね〜。
やっぱりコスメも思い込みじゃなくて、
試せるものは試してから買わないといかんねぇ、と頷きあった姉妹であった。
その後しばらくして、会社から帰宅すると昼間姉が来たらしく、
テーブルの上にアイシャドウとチーク、手紙がのっていた。
アイシャドウはミントグリーンと微妙に朱が入ったオペラピンク、
チークはピーチコーラル。手紙には
「雑誌に載ってた
『カジュアルキュート・美有メイク』
(↑って誰だよ)
やりたくって買ったんだけど、
私がやると美有じゃなくて
小梅太夫になるから、あげるわ〜」
チックショー!!
でも、ありがとう。
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