きままに気紛れDIARY

これまでのコメントありがとうございます。お返事無しで失礼します。新たにまたよろしくお願いします。

全体表示

[ リスト ]

V.Iシリーズ サラ・パレツキー著 早川書房

主人公:V.I.ウォーショースキー。
V.Iはヴィクトリア・イフィゲニアの略。通称ヴィク。
1952年、ポーランド人で警官の父親トニーとユダヤ系イタリア人の母親ガブリエルから生まれた。
母親はヴィクをオペラ歌手にと望んでいた。アメリカ国内では移民の子。
ロースクール卒業後、国選弁護人を経、私立探偵となる。
シカゴのサウス・ループに事務所を構え、金融調査が専門。
離婚歴1回。25歳のとき弁護士リチャード・ヤーボローと結婚したが、18ヶ月で離婚。
現在独身。ジャーナリストのモレルという恋人がいるが中東に行っている。
家庭内暴力に苦しむ女性や子どもたちのためのシェルター「アルカディア・ハウス」の理事をしている。
身長5フィート8インチ(約172センチ)、体重130ポンド(58,5キロ)が、事件のたび痩せる。


『サマータイム・ブルース』
銀行の専務から依頼された仕事は息子のガールフレンドを探すことだった。しかし、その息子は殺され、依頼人の身元も確かでなくなる。暗黒外のボスから脅迫を受けるも、捜査を続けるうちに大規模な保険金詐欺が浮かび上がってくる。

 
『レイクサイド・ストーリー』
ヴィクとは父親同士が兄弟のいとこでホッケー・チーム「ブラック・ホークス」の花形選手だったブーム・ブーム(本名:バーナード・ウォーショースキー)、ハンググライダ―でくるぶしを砕いてしまったためホッケーを引退した後、父親が長年、船内荷役として働いていたユードラ穀物会社に就職する。そのブーム・ブームが埠頭での事故で死亡。死因に疑問を持ったヴィクは独自に捜査を始め、シカゴの海運業界をめぐる陰謀にたったひとりで立ち向かう。


『センチメンタル・シカゴ 』
株券偽造の疑いをかけられたおばローザ。昔ヴィクの母に冷酷な仕打ちをした張本人で、ずっとガブリエラとヴィクを憎み続けてきた。そこには悲しい理由があるのだけど。。修道院の会計係を20年間務めていたが、ニセ株券のトラブルに巻き込まれ、しぶしぶヴィクに助けを求める。一族のつながりがなければ、そんなおばを助ける気はなかったが、そのうち友人の証券ブローカーが殺され、危うく硫酸を浴びせられそうになったりしながら事件を追う。ラストはちょっとやりきれない思いになる。


『レディ・ハートブレイク 』
ヴィクの信頼できる友人、女医ロティの代診の医師の撲殺事件、救急病院で死亡した妊婦の夫が恨みを晴らそうとしたのか。その後、ロティの診療所が中絶に反対するデモ隊に襲われた。病院を背景とした医療ミスの事件にヴィクが挑む。

この作品で、ぺピーが登場!(ちなみにミスタ・コントレーラスもこの作品で登場!)
本名はプリンセス・シェーラザード・オヴ・デュ・ペイジ。メスのゴールデン・レトリヴァーで自殺したピーター・バーゴインの飼い犬。事件の後、ヴィクとミスタ・コントレーラスが引き取り、共同で飼っている。金色に輝く毛を、いつもミスタ・コントレーラスに丹念にブラッシングしてもらい、優雅で気品にあふれているが、性格はお茶目で天真爛漫。週に3、4回はヴィクと散歩に行く。


『ダウンタウン・シスター』 (CWA賞シルヴァー・ダガー賞)
生まれ育った街サウス・シカゴの古い友人、姉妹のように育ったキャロラインからの依頼。その内容は父親を探してほしいというもの。病に伏している母親が私生児の彼女に絶対に実父の名を明かそうとしなかったためヴィクの助けを借りて探そうとする。幼なじみのたっての依頼で、キャロラインの母親が勤めていた化学工場に探りを入れるのだが、やがて調査は意外な様相を呈してくる。キャロラインはヴィクと本当の姉妹であったら・・・と望んでいた。結末はちょっとせつなかった。


『バーニング・シーズン』
父の妹でアル中で身持ちが悪く、昔から一家の悩みのタネの叔母エレナが不審火で住まいにしていたホテルを焼け出され、深夜ヴィクのアパートに転がり込んできた。一方、叔母の隣人の娘が別のビルの建設現場から死体となって発見された。
保険関係はヴィクにとっては専門の仕事。火災保険の調査官とともに調査をすることに。
エレナはこの時66歳。何年も洗ってないようなスミレ色のネグリジェを着て、酒におぼれた歳月のおかげで顎や額に細かいしわが刻まれ、ブルーの目は色あせてしまっているけど、足だけは今なお息を呑むほどきれい。ヴィクにさんざん迷惑をかけるが、ヴィクのことは心から愛しているようで、できるだけ迷惑をかけないようにと気を使っていた(笑)。


『ガーディアン・エンジェル 』
日頃世話になっている(?)隣人ミスタ・コントレーラスの頼みで、行方不明になった旧友捜しを引き受ける。近所の愛犬家の老婦人が入院し、その間に彼女の犬(ブルース)が勝手に処分されたのだ。友人ミッチの失踪事件に端を発したエンジン工場の不正疑惑、老人を食い物にする企業の卑劣な行為……をヴィクが追及しないでいられるわけはなく、親友ロティはヴィクを心配するあまり二人の仲は決裂してしまう。

この作品の中でぺピーが仔犬を8匹生む。
仔犬の父親は、通りを渡ったところに住んでいるミセス・フリゼルの飼い犬黒のラブラドルのブルース。8匹の仔犬のうち2匹はミセス・フリゼルのところへ、あとの5匹もそれぞれにもらわれていき、1匹がペピーのもとに残った。ミスタ・コントレーラスの亡き友、ミッチ・クルーガ―にちなんでミッチと名づけられる。母犬のおとなしい性質は遺伝してないらしい><。。


『バースデイ・ブルー 』
あとわずかで40歳を迎えるヴィク。だが、事務所のあるビルの取り壊し、親友や恋人との不仲等憂鬱な気分になることばかり。ビルの地下室に隠れ住んでいたホームレスの母子を助けようとしホームレス救済組織で働く知りあいの女性に助けを求めるが、他殺体となって発見される。
後に、ヴィクの助手として働くことになる婦人警官メアリーの生い立ちも明らかになり、虐げられる女性や子どものなんと多いことかと悲しくなってしまう。でもそれに立ち向かっていくヴィクを見て、悲しんでばかりいるのではなく自分でできることをやろうという気持ちになるのがこのシリーズのよいところ。読めば読むほど自分が生意気になっていく感じがしないでもない。。


『ハード・タイム』
まさにハードな作品。この作品ではヴィクが投獄されてしまう〜><。今回の事件は麻薬がらみ、セキュリティの会社がらみ、そして当たり前のように行われている人権蹂躙。ヴィクが危うく車で轢きかけたニコルという女性が病院で死亡する。
その後やってきた刑事のひとりにしつこく付きまとわれることになる。ヴィク自身が経験する刑務所生活。読んでいてつらい。はっきりとわかる悪や悪人。隠れている悪意。体を張って立ち向かっていくヴィクが頼もしくもありつらくもあり。
『バースディ・ブルー』から6年のときを経てやっと合えたヴィク。ロティとの温かい関係も戻ってきたし、モレルとの出会いが嬉しかった。今までこういう男性いなかったから。
ヴィクが変わっていないことを示す言葉にこういうものがある。ヴィクを高給で雇いたいという人物になぜそんなお金にならない仕事をしているのかといわれて「理想主義と純真さよ、ボブ。それから、いうまでもなく、次に何が起きるのだろうという好奇心」。


『ビター・メモリー』
これまで少しずつ語られてきたヴィクの親友ロティの過去が明らかになる。ロティはナチ占領下のウィーンで育ち、両親の苦労の末1938年イギリスの親戚の元に送られ、その後シカゴに渡る。職業は医師。知的で小柄な女性だが、気性が激しく自動車の運転は凄まじい。8年で3台乗り換えている。ロティの青春時代の苦い思い出が明らかになり、ヴィクとロティとの間に見えない壁が立ちふさがるも最後には二人よりそう姿が。思わず涙がこぼれるシーン。
ロティの話が中心であるため、ミステリのほうはちょっと印象が薄いが、ヴィクはちゃんと頑張っている。今回捜査することになった事件を追えば追うほどロティの過去を明るみに出すことになるのだけど。。


『ブラック・リスト』(2004年CWA賞ゴールド・ダガー賞)

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事