きらぼしの手のひら

小説書いてます。お題募集中。

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きらぼしの手のひら

「こちらで太陽を作っていると、聞いてきたんですが」 少年に声をかけられ、歳をとった博士はふりむいた。白いあごひげをなでる。 「もう作ってないよ。昔は作れたこともあったが、近ごろはとんと」 そう言って博士は研究に戻る。せっかくこのラボにやってきたのに、と少年は肩を落とした。 白い雲からのびた階段を窓の中から見た。青い空に浮かぶ球体のラボは、ときどき、そよ風に揺れる。 少年は、死んだ太陽しか見たことがなかった。今、空には、白い骨になった太陽が二つ、浮かんでいる。 昔は一つ、ぽってりと浮かんでいたらしい。 生きている太陽と死んでいる太陽が、二つで一つの対になって、追いかけっこをしていたそうな。 もう何年も前の、昔話。 新しい太陽を浮かべようすべて表示すべて表示

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ワダツミの子

2011/9/3(土) 午後 8:34

ワダツミの子 花代は、島の子にしては、色の白い少女だった。病気がちで家からあまり出なかった、というのもあるのかもしれない。両親が島の外から来た、島の人の言う「よその人」であるからかもしれない。花代自身も、「よその子」と呼ばれて、子供たちに遠巻きにされることも多かった。しかし、花代が産まれたのは間違いなくこの島で、島の外にも出たことがない。洋介は、 ...すべて表示すべて表示

遺作14

2011/8/9(火) 午前 1:54

 何故、と聞かれて士朗は言葉に詰まった。深くこうべを垂れたまま、浅く呼吸を繰り返す。早いところこの重苦しく付きまとう空気から逃れたいものの、うまい言い訳も浮かばない。本当のところを言ってしまえば、どんなにか馬鹿にされるか分からない。けれども、それ以外の作り話を積み上げることもできずにいる。こめかみのあたりにじとりと不快な汗が流れた。 思考が右往左往 ...すべて表示すべて表示

つかおに23up☆

2010/5/3(月) 午後 6:18

つかおにの23をupしました〜 ここのところ亀亀亀の亀更新です… ホントすみませ・・・ なんだか春なのに寒い日が続いて、風邪を引いてしまったヒロイです。 まぁ、たいしたことではないんですか、咳き込みすぎて吐きそうになるのはどうにかしたいところだなあ… そんなこと言っている今も鼻水がたれてきて大変です。ずびずば。 早く ...すべて表示すべて表示



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