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♪ワッティーザユース、 インペティァスィーーーン・・・♪ うろ覚えのロミ・ジュリ口ずさみながら、 地図を片手にエルベ広場を歩きます。 エルベは野菜。 広場には野菜の屋台ばかりでなく、いろんなもの売ってます。 果物屋のおねえーさん、犬を抱っこしながら お客さんと何やら掛け合い中 私たちの探し物は「酒屋」 物知りオーナーのいるというエノテーカ兼酒屋 あっちへウロウロ、こっちへウロウロ・・・ 路地を覗き込んでは地図を見て、 建物を見上げては張られてる住所を確認しつつ・・・ 「なぁ、こっちでおうてる(合ってる)やんねぇ?」 「う・・・ん、この道やで、この地図では。」 「住所もこの辺やしなぁ〜。」 回廊のようになってる同じ路地を歩くこと2週・・・。 逆から回ってきて・・・ 「あ=====!! あったぁ====!!」 「ほんまや! ここや、ここや! きっとここや!」 ようやくそれらしきお店の看板見つけました。 表で座ってたおじちゃん達、怪訝そうな顔で私たちを見ます・・・ お店を恐る恐る覗くと。。。 「何か、用?」 「へ!!??」 後ろから声を掛けたのは 表に座ってるおじちゃん達のうちの一人。 「あ、ワイン買いに来たんですが」 「あ、そ。まぁまぁ、さ、さ、中に入って、入って。 (ベンチのおじちゃん達に向かって) お客さんやからまた後でな〜」 「あ、すいません・・・いいんですか?」 「アー、いいよいいよ。 あいつ等いっつも暇やからしゃべりに来てるだけ。」 小さい小さいお店の中は、あったりまえだけど、ワインでいっぱい。 「どっからきたの?」 「日本、大阪です」 「ここはどうして?」 「あるレストランのシェフに教えてもらって。 ここにはおいしいワインがあるからって言われたんです」 「もちろん、ウチは古い酒屋だからねぇ、いろいろあるよぉー。 で、何が欲しいの?」 「アマローネが良いって勧められてんですけどね?」 「う〜〜〜ん! アマローネは最高だよ!」 てなわけで、昼間っからワインの大試飲会。 これ飲んでごらん、あれ飲んでごらんと、 出てくるわ出てくるわ美味しいワインが何種類も! 「そーそー、ワインにはこのつまみが美味しいよ。 食べながら飲んだら、また味わいが変わるからね。 ほれ、お食べ。」 後から来た一杯飲みのお客さんなんかほったらかしで、 構ってくれること暫し・・・。 「あ、時間」 親父さん、そういうとおもむろに表のシャッターを閉め始めた・・・。 一杯飲みのお客さんも合図のように帰る。 昼のシエスタ・タイム・・・。 「もう、午前中の営業は終わり! ゆっくりワインを選ぶと良いよ。」 そして、私たちだけのために、暫し営業を延長してくれました。 さんざん試飲さしてもらいちょっぴり<ごっきげ〜〜んさぁ〜〜ん>な私たち。 (顔を露出するにはとても耐えられないため、失礼・・・) 親父さんに勧められて買ったワインはこの地方では有名な「アマローネ」 予算の中で一番良いものを選んでくれました。 帰り際にこの町に伝わる悲恋物語を教えてくれました。 お店のすぐ近くにある井戸にまつわるお話。 題して「The Well of Love 愛の井戸」 物見高い私たち、もちろん「愛の井戸」見学に行きました。 おじちゃん、グラツィエーーー!! |
Bravo!Italia !!
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兄貴の愛したイタリアを、兄貴の足跡を辿りながら行くことにしました。
果たして、20年前と同じ立ち位置で、同じ景色を写せるのでしょうか??
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♪ そ〜らぁ〜〜に白きぃ〜〜 |
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さて、さて、メインもそろそろ終わろうかという頃、 ウィンクのウェイターさんが今度はデザートのメニューを持ってきてくれました。 甘いもの苦手な私、好みのうるさい?ネイちゃん あーでもない、こーでもない、と悩むことしばし・・・。 やっぱりウェイターさんに聞くことにしました。 もちろん『お勧めなぁに??』作戦!! 「当レストランの一番のお勧めは、このグランデ(と聞こえた・・・) xxxxxxx(忘れた!!)ですよ。 ジェラート、フルーツのxxx(聞き取れん・・・)、マカロン風のケーキに・・・、 それはそれは楽しいデザートです。 お二人にはピッタリです! お勧めいたしますよ。」 ・・・やな予感・・・グランでて言うた?・・・楽しい??… 待つこと暫し・・・・・・・ 「レディー方、お待たせいたしました。どうぞ、楽しんでくださいね!!」 ぎょえ〜〜〜〜〜でかっ!! 思わず叫んだ私達に、またもウィンクして立ち去るウェイター。 テーブルの半分がお皿!! 確かに楽しい〜〜〜。 いろいろなデザートが少しずつ?乗っかってるしぃ〜〜〜!! ん〜〜〜〜、どれから食べましょうかねぇ〜〜〜。 ん? しかし、1個ずつしかない・・・。 <どうぞお先に> <ううん、どうぞお先に> なぁ〜〜〜んて絶対言いません、私たち!! 「じゃんけんしよ、じゃんけん!!」 「うん!!!勝った方が好きなんから食べよう!!!」 「1回ずつやり直しな!!」 「うん、ええよ!」 「小さい声でな!」 「分かってるよ!」 ジャンケンホイッ!! アイコデショ!! アイコデショ!!! 「勝ったぁ〜〜〜!! わたしアイスっ!!」 「ほな、わたしフルーツっ」 かくして、「ドレスアップしたレディー」二人は子供のごとく バウアーのメインダイニングで小声じゃんけんを始めてしまったのです。 しかも、こっそり一喜一憂しつつ、写真は撮るは、デザートは頬張るは・・・ ・・・・・・ ふと、どこからかの視線を感じて振り返ると・・・・・・ ・・・・・・ うっ・・・後ろでウェイターさん二人が私達の「争奪戦」をみて笑っているではありませんか!! あちゃ!! 二人のウェイターはわたし達と目が合うと、 肩を少しすくめて、本当におかしそうに声をあげて笑い出したのです。 あ〜〜〜らら。 わたし達も少し肩をすくめて、苦笑い。 でも、彼らの目はとっても暖かくて、こう言ってるようでした。 『楽しそうでいいですね!』 レストランを出る時、 彼らは二人とも私達の手をとり 出口までエスコートしてくれました。 風が少し出ていて ドレス姿には少し肌寒くなってはいましたが、 私達の心はちょっぴりホカロンでした。
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ヴェネツィア最後の晩餐は バウアーホテルのメインダイニング 夏の日暮れは遅く、大運河にはまだ昼の名残が。 乾杯はスプマンテで。 んんんんん〜〜〜、ちべたいシュワシュワがいい〜〜〜。 メニューを受け取り暫しにらめっこ・・・。 これも美味しそうやし、あれも食べたいしぃーーー。 「でも、イタリアの料理って量多いやんかぁ。」 「分け分けできひんのかなぁ〜?」 「5つ星のホテルのメインダイニングで、分け分けしていいんかなぁ〜。」 「メインは一人一皿絶対とらなアカンて聞いたよ、前・・・」 「・・・!よし!!聞こっ!! ちゃんとドレスも着てるし、(意味不明!!) あかなんだらええやん、セコンドだけ一人一皿頼んだら。だめもとや!!」 と、その時すでに後ろにウェイターが。 「あの、お料理のことが分からないので、教えてくださる?」 「もちろん!」 「じゃ、アンティパストは・・・コレで、プリモは・・・え・この生パスタがお勧め? んじゃ、コレ!」 「で、セコンドは・・・これ? お勧め? ・・・量は多いですか?」 「お二人で分ければいいですよ。レディー方には量が多いので無理でしょう、きっと。」 <・・・・・・き、き、聞かれてた??> (んなわけない!) 「あ、えと、私たちシェアしていいンですか? セコンドも?」 「もちろんですよ、それにデザートもありますしね!」 お勧めのワインを選ぶと、軽くウィンクしてウェイターは恭しく去っていきました。 美味しいお料理に舌鼓を打っているうちに あたりはすっかり黄昏ていて、 どこからか歌声が風に乗って聞こえてきます。 ロマンチックな夜の闇の中を ランプを灯したゴンドラが行きます。 ゴンドリエの歌声は朗々と運河を渡っていきます。 そして、シメのデザートは、 またもや先のウェイターのお勧め。 これが・・・な、な、なんと・・・ 乞うご期待!!
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思い出の島トルチェッロを後にして 私たちは帰路につきます。 バポレットは来た時と同じように あっち寄り、こっち寄り、のんびりのんびり干潟を行きます。 なんだか色鮮やかな壁の建物が立ち並ぶ島にやってきました。 ここはムラーノ島。ヴェネチアングラスの島。観光客がワンサカいます。 やがてバポレットはサンタルチア駅に着きます。 そして私たちは別のバポレットに乗り換えてサンマルコ広場を目指します。 「ねえ、ねえ、ねえ。この船どこ行くんやろ…?」 「…さぁ…」 「サンマルコ広場いくんかな?」 「…さぁ…」 「…………」 私たちの不安は消えないままバポレットは行きます。 「地図!!」 「あ!そや!地図見よ!」 「最初ここ入ってきたやんなぁ。…で、ここ寄って…」 「アレは…?あの工場見たいなんはどこやろ??」 「んんんん〜〜〜。…あ!ここ、ここ。今ここにおるわ!」 「っつーことは・・・ぎょえ〜〜〜!どえらい遠回りちゃうん??」 「みたいやなぁ。」 「あ。今度ほら向かいのあっちの岸に寄って行くでぇ。」 「ジグザグ・ジグザグか。」 「ちゃっちゃと行ったらええのにねぇ。」 「そやけど、ホンマにこの船は足なんやねぇ、この辺の人にとったら」 「そやねぇ。ああ!後から来た船、ホラ、追い越していったよ!」 「・・・あたしら鈍行に乗ってんわ。急行もあんねわ。」 「どっかで乗り換えよか?」 「大丈夫?」 「何とかなるやろ。聞いてみるわ」 夏の陽が西に傾き始めています。 まぶしかった陽射しも少し和らいだように見えます。 もうすぐサンマルコ広場。 今晩はどこで食べようかなぁ・・・
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