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PHP新書 ¥720
音楽とは全く関係ないお友達に
「ヴァイオリンを好きでやっています。」とお話することがあります。
いつも会う約束をすると、何かしらプレゼントをくれる
とても気が利くお友達。
この前会った時は、この本をくださいました。
「お買いものに行ったら高嶋さんのサイン会に出くわして、
そういえばゆりさんがヴァイオリンやってるっていってたから、
買ってきたわ。
三冊買ったらサイン入りっていうから。」
と三冊も。その時に会ったもう一人に方にももう一冊を。
なんて気が利きすぎる。
ということで、見るたびに「気遣い」の心を
思い出させてくれる大切な一冊です。
この中には、ちさ子さんがバッハのドッペルコンチェルトを
千住真理子さんと共演した、という話がのっています。
「かたや日本音楽コンクール最年少優勝者、かたやベストジーニストという
やってはいけないような共演。」とあって、
「人生なにが起こるかわからんよ」と思ったとか。
あこがれの方との共演でペコペコよろしくと、おねがいしまーすと
やっていたそうですが、千住さんの楽譜をちらっと覗き見ると
子供の字で半端でない書き込みがしてあったから、
天才少女でも並々ならぬ努力をしてここまでやってきたのだなと
感動してしまったのだそうです。
これまた、いろんな曲を高嶋さんらしい
鋭い切り口で紹介していて、あはは、と笑わされたり、
あ、そこはあたしと一緒と共感したり、
これだけ普段目線で音楽と関わっている方のエッセイは
受け入れやすくすいすいと読ませてくれます。
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