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ショコラは、夜、眠れなかった 成人の儀が、執り行われる・・・ そんな場所に行ったら、私、どうなっちゃうのかな・・・ 「お願いがあるの」 「何でしょう?」 ショコラは、兵士に声をかけた 「ハルを呼んできてもらいたいの」 「こんな朝、早くですか?畏まりました」 兵士は、急ぎ、ハルの部屋に行った 「ハル様!!」 小声で、力強い声で、扉の前で言った 「何かしら・・・」 ハルは、眠そうな様子で、扉を開けた 「あなたは・・・」 「あの方の兵です」 「何か?」 「ハル様をお呼びです」 「私?」 「はい」 「何かしら?ありがとうございます。用意したら、行きますね」 ハルは、扉を閉めた 何かしら・・・ こんな、朝早く・・・ ハルは、身支度を済ますと、ショコラの場所へ向かった 「おはようございます」 「ハル・・・」 「ショコラ様。寝ていらっしゃらないのですか?入れて下さい」 兵士は、扉を開けた 「こっちに来てください」 ショコラは、ハルを招いた 「どうかなさいました」 「成人の儀のことなんですが・・・」 あれを悩んでいたのかしら? 「誕生日も、私、辞退します。こんなんで、ご迷惑かけたら、いけないと思うんです」 「でも、チョコラ様は、楽しみに・・・」 「チョコラはチョコラ!私は私なの・・・やっぱり、無理なの。こんな罪人は、行っちゃいけない」 「ショコラ様は、罪人じゃないです!!」 ハルは、きっぱりと否定した 「これは、王と王妃様から、隠すようにと言われ続けてきましたが、言います」 「?」 ショコラは、不思議な顔をした 「伝承を習ったことは、ありますか?」 「ええ」 「その中の1つに、双子伝説をご存知ですか?」 「少しは・・・」 「では、お話しましょう。ある国に、ようやく、身篭られた王女様がいらしたの。でも、生まれてくる前に、その双子伝説が、この国にもあることを知らされたわ。王女様は、色々、調べられて、分かったの。1人は、生と聖を司りし姫君、もう1人は、死と悪を司りし姫君だと・・・これは、あっては、ならぬこと。もし、死と悪を司りし姫君が、誕生したら、きっと、世界は、闇に支配される。その姫君の力を使って・・・今なら、まだ、間に合う。だから、今なら、殺すべきだとの判断を下したの。でも、反対した人がいたの。王女様とその時、侍女」 「それで?」 「王は、悩んだわ。どうするか・・・愛おしい姫君を殺めるのは、どうかと・・・だから、考えた。幽閉するしかないと・・・」 「それが・・・私?私が、世界を・・・」 「はい」 「・・・」 ショコラは、ショックを受けた 「怖い・・・やっぱり出なきゃ、良かったわ。外の世界に・・・」 「大丈夫です。何があっても、私が、守ります」 「やっぱり辞退するわ。だって、誰が来るのか、分からないわ」 「ならば、お逃げなさい。」 「逃げる?」 「チョコラ様と一緒に、儀が執り行われる時に、逃げるのです。あなたとチョコラ様は、正真正銘、姉妹です。新しい世界で、そんな伝承のない世界で、暮らしなさい」 「ハルも一緒に・・・」 「それは、出来ません。私は、罰を受けます。これが、侍女としての役目だから・・・分かって、下さい」 ハルは、ずっとショコラの腕をさすっていた 〜つづく〜
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♬チョコラとショコラ♬
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おお、やっとハルの口から真実が告げられたのですね。これから一波乱ありそうですが。
2007/8/6(月) 午後 10:21
ayameさん:真実は、ショコラにしか告げられてないから、この先どうなるのか、分かりませんね(苦笑)
2007/8/8(水) 午後 7:08