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「これ、全部、チョコラ達が?」 晴海は、丘の上に広がる墓地を見て驚いている 「うん!そうだよ」 「本当は、家族と一緒が一番なんでしょうけど、でも、誰が誰なのか、分からなくなっちゃってて・・・」 「偉いよ」 晴海は、チョコラとショコラを抱きしめた 「花を添えたいけど、持って来てないな」 晴海は、残念そう・・・ 「仕方ないから・・・一緒に、冥福を祈ってあげて」 ショコラが、言った 晴海達は、1つずつの墓地に手を合わせた 数時間、経過した 1人1人のお墓に手を合わせていた 「ここで、最後かな?」 「ここは・・・」 ショコラが、黙った 「チョコラ」 「うん」 チョコラは、魔法で、ピアノを出した 「何するの?」 「聴いてて・・・」 チョコラの演奏にショコラが、歌い始めた 晴海は、初めて聴くチョコラのピアノとショコラの歌にうっとりした でも、初めてなのに懐かしい気持ちになった 「どうだった?前と変わらない?」 チョコラは、墓地に話かけた 「私達、ちゃんと、毎日、練習してます。ハルに聴かせたいから・・・」 「ハル?」 晴海は、不思議に思った 「私達の侍女だった人。そして、私達を守って、逝った人・・・」 「あたし達、大好きだったの。ハルのこと・・・いつも、温かく見守ってくれて、時に、叱ってくれた、大切な人・・・」 晴海は、そんな人がいたなんて、知らなかった 「ハルさん。今は、あたしが、2人を守ってあげてるから、心配しないで・・・何も出来ないかもしれないけど、あたしは、2人のこと大好きだから!」 晴海は、チョコラとショコラの手をつないだ すると、墓地が、光り始めた そして、晴海も・・・ 『はるみ!!』 2人は、叫んだ その瞬間、強い光が、2人を覆った 「チョコラ様・・・ショコラ様・・・」 2人は、目を開けた 『ハル!?』 「お元気そうでなによりです」 2人は、ハルに飛びついた 「生きてたの?」 チョコラは、嬉しそう 「いいえ。ずっと、眠っていました」 「じゃあ、死人?」 「ええ。そうです」 「はるみは?」 「彼女を通して、話をしています」 ハルは、チョコラとショコラの頭を撫でた 「大きくなりましたね。私は、嬉しいですよ。この方が、幸せにしてあげてるのですね」 「私、はるみのこと、好き。ハルと同じくらい!」 ショコラが、言った 「あたしもよ!性格は、全然、違うのに・・・でも・・・」 「泣かないで・・・私とこの方は、心が一緒なのだと思うわ。あなた方を想う気持ちが、一緒だと、この方の心を読んで分かりました。歌、ピアノ、良く、練習しましたね」 2人は、顔を合わせた 「あたし、ハルに聴いてほしくて・・・」 「私も!」 「チョコラ様、ショコラ様、この方に出逢って、お変わりになられた。心が成長しましたね。もう、私は、いなくても、大丈夫ですね」 『・・・』 2人は、黙った 「そんな顔しないで」 「逝っちゃうの?」 「私は、成長させてくれた人を見たかったの・・・ずっと、ねっ?それが、叶ったの」 「私達、幸せよ。でも・・・」 「私は、チョコラ様とショコラ様と、一緒よ。そろそろ、時間ね」 『待って!!』 「大好きよ・・・」 ハルは、ふわっと、晴海の体から消えた 〜つづく〜
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♬チョコラとショコラ♬
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鳥肌がたって、じ〜んと感動しました。晴海、ハルと心が一緒なんだね・歌が心に響きます。傑作ポチ☆
2007/8/18(土) 午後 7:41
ayameさん:傑作ありがとうございます☆似ているから、きっと、晴海と出会えたんでしょうね♪
2007/8/19(日) 午後 11:46