遠い未来近い過去

♬少し、お休みさせてください♬

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6 入れない場所

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チョコラとショコラは、晴海を引っ張って、裏庭へとやって来た

「ここ、綺麗ね」

季節の花が、咲き乱れた裏庭は、チョコラやショコラにとっても、初めて見る光景だった

「ここ、チョコラとハルと一緒に草むしりから始めたの」

ショコラは、嬉しそうに入って行った

「素敵でしょ?はるみ」
「うん」
「一生懸命、育てたの。誰も、ここには、来てないみたいだから、嬉しいな。季節順におのおのが蒔いた種が、育ってるから、いつか、花が開くね」

チョコラも、中へと入って行った

「待って」

晴海は、追いかけた

しかし、何かに弾かれて飛ばされた

『はるみ!!』

2人は、駆け寄った

「大丈夫?」

チョコラが、晴海を抱き上げた

「いったーい!」
「何が起きたのでしょう」

〈なぜ、邪悪なる者がここにいる〉

どこからともなく、声が聞こえてきた

「誰よ!」

チョコラは、怒った

〈私は、この庭の精霊・・・チョコラ、ショコラ、なぜ、災いの種を持って来た?〉
「災いの種ですって?どういうこと!?」

ショコラは、聞いた

〈邪悪なる存在よ・・・今すぐ、消えるが良い。この場所から、この世界から・・・〉

晴海は、何が何だか分からない

〈出て行け・・・〉
「嫌よ!はるみは、決して、そんな存在じゃないもん!!あたし達を助けてくれた。ハルのように・・・」
〈ハル・・・あれが、災いの種だ〉
「ハルが?」

チョコラもショコラも意味が分からなかった

〈私は、ここに通したかったのは、お前達だけだ。ハルが、災いの種だと知っていれば、入れさせなかった。不覚だった・・・〉

精霊の哀しい声

「なぜ、あたしが、邪悪なる存在なの?」
〈お前に質問される覚えはない。さっさと、消えるが良い〉

チョコラとショコラは、変身した

「じゃあ、あたしが聞く。なぜ、ハルとはるみは、災いの種なの?なぜ、はるみは、邪悪なる存在なの?」
〈それは、お前達を産み落とした母君に問題があるからだ〉
「母上が何?」
〈それは、言えない。私は、お前の顔など見たくない。帰れ〉

晴海は、立ち上がった

「あたし・・・帰る」

晴海には、相当、ショックだったらしい

チョコラとショコラは、心配そうに晴海を見た

『はるみ』
「大丈夫だよ」

晴海は、ショックを隠しきれない

そのまま、走ってどこかへ行ってしまった

〜つづく〜

変身

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                                 解き放て

                                 昔の自分

                              明日(あす)のため

            
                            ※画像提供:『夢幻華亭』様

かくれんぼ

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ひまわりのようで

ひまわりじゃない花

何だろう・・・

でも、草に隠れて

恥ずかしいのかな?

それでも、撮っちゃいました!!

笑ってる君

いつも笑っていた君がいない

過去になった今

もうその姿を見ることはない

でも心の中では

笑ってる君がいる

それだけで十分

幸せだから。。。

前に進もう

君への想いにさよならをして

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晴海達は、城へ行った

そこは、もう、荒れ果てた状態だった

「私達が、あれだけ、綺麗にしたのに・・・」

ショコラは、哀しい顔をした

「やっぱり、一発お見舞いして来れば良かった!」

晴海は、怒っていた

「良いの。もう、ここには、国なんてない。あたし達の国は・・・それに、今のあたし達には、晴海との生活があるじゃん!」

チョコラは、ショコラを慰めた

「それで、良いの?」

晴海は、聞いた

「良いの!だって、幸せを手に入れたんだよ?ショコラだって、新しい世界で、新しい日々を送ってる。昔とは、違う生活をね!!」

チョコラは、嬉しそうに言った

「帰るべき場所は、ここじゃない。晴海の所だよ」

チョコラは、晴海の手を握った

「チョコラ・・・」

チョコラも哀しいんだ

ホントは・・・

でも、ショコラのために、笑ってるんだ

「ねぇ、あたしに見せたいものがあるんじゃないの?」
「あります。でも・・・」

ショコラは、自信なさ気に言った

「行こうよ!ショコラ!!あの裏庭に・・・」
「でも・・・」
「良いじゃない!何があっても、あそこは、あたし達とハルの場所だよ?」
「うん・・・」

チョコラは、ショコラの手も握って、走り出した

広い庭園を抜け、ショコラの育った場所に来た

「ここが、ショコラの育った場所だよ」

チョコラが、言った

「ここって、牢・・・」

晴海は、絶句した

「入ろう・・・」

そう言ったのは、ショコラだった

「でも・・・」

晴海は、躊躇した

「私は、ここで、ハルのお婆様に育てられたの。外の世界も知らずに・・・でも、心は、いつも、チョコラと一緒だった。どんな時でも、チョコラは、来てくれた。色々、話してくれた。でも、ハルが、いなければ、ハルが、侍女として、ここに来てくれなければ、外の世界を知ることすら、出来なかったの」

ショコラは、牢の鍵を取って、牢を開いた

「ここ、ずっと、汚かったの。でも、綺麗にしたよね・・・」

埃かぶったピアノに触れた

「昔に戻った気分・・・」

晴海は、何も言えなかった

「楽しかったのよ。ホントは・・・でも、晴海と同様、ハルのことで、対立したこともあった。でも、結局は、ハルが、仲直りをさせてくれたね」
「そうだね。ハルが、いなければ、あたし達、ずっと、離れ離れだった」

ハルって、2人にとって、大切な存在だったんだ

じゃあ、あたしは、2人にとって、どんな存在だったのだろう・・・

晴海は、悩んだ

チョコラとショコラは、晴海を見た

「ハルも晴海も一緒だよ」
「えっ?」
「大切な存在です!!」

ばれてたの?

2人は、晴海に抱きついた

〜つづく〜

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