音響・映像・電気設備が好き

ヒゲドライバー、sugurukaというピコピコミュージシャンが好きです。
薄い樹脂製の板に真円の穴を開けたい時に応用できるのが、このコンパスカッタでケガき、穴を開ける方法です。
Twitterでは以前から投稿していましたが、一定の反応があったのでここに残します。


イメージ 1
OLFA 57B コンパスカッター


筆者は幼少期から中学生くらいまでプラモデルを趣味としており、プラ板カッタやアクリルカッタの刃の種類は知っていました。ある日、コンパスカッタの刃先を逆に使うと、ケガけることに気が付き、それを応用して真円を開ける方法を思いつきました。※恐らく、高校生くらいの頃の話です


イメージ 2
刃を(紙を切る方向とは逆の)写真の方向から使うとカゲく事が出来る


最初は軽く一周ケガき、その後力を段々加え回転させるだけですぐに穴が開きます。
これを電気工事に応用すると、モダンやコスモのブランクプレートに真円を簡単に開口する事が出来ます。※樹脂プールボックスなどの厚みが3mmくらいを超えてくると、刃が垂直に落ちない為、この方法は難儀になります。


イメージ 3
紙を切る方向とは逆にケガき、フルカラーモダン カバープレートに真円を開ける


Panasonic WN6091SWフルカラーモダン カバープレート オフホワイトに34mmの穴を開けている写真です。


イメージ 4
ケーブルブッシングと組み合わせる

Φ34mm開口をして、ネグロス電工 ケーブルブッシング KG34 Φ34mmや未来工業 ケーブルブッシング CBZ-28 Φ34mm(33.7mm)と組み合わせるとノズルプレートになります。


イメージ 5
2連のブランクプレートでも好きなサイズに開口できます


Panasonic WN6092Wを上写真では使用しています。


イメージ 6
この様にスパっとケガくことが出来ます


イメージ 7
未来工業 ケーブルブッシング CBZ-54 Φ60mm(59.8mm)と組み合わせた状態


イメージ 8
参考作例一覧※左から
Panasonic WN6091SWフルカラーモダン カバープレート+
ネグロス電工 ケーブルブッシング KG34 Φ34mm
未来工業 ケーブルブッシング CBZ-36 Φ42mm(41.8mm)
未来工業 ケーブルブッシング CBZ-42 Φ48mm(47.8mm)

Panasonic WN6092Wフルカラーモダン カバープレート+
未来工業 ケーブルブッシング CBZ-54 Φ60mm(59.8mm)
※金具とブッシングが干渉する部分があるので、未来工業のものを使用する際は樹脂ボックス用の高さがあるツメを切除して下さい。


コンパスカッタと樹脂製ブランクプレートとケーブルブッシングの各サイズを持っていれば、その場で望んだ口径のノズルプレートを手軽に綺麗に作ることが可能です。
また、樹脂製ブランクプレートに限らず、プラ板にも応用が利く方法ですので、ぜひ活用してみてください!

この記事に

開く コメント(0)

先日、同人音楽即売会のM3でオーディオドラマCD(プレスです)を購入したら、「MP3 CD」と表記がされていました。
おぉ、74分ないし80分以上の収録では理に適っているし、曲名や作曲者情報にプラスしてジャケット画までメタデータとして持てるし、オーディオCDのみ再生可能なプレーヤでは再生できない不利な点はあるけれど、純粋なCDプレーヤが家庭に存在しない昨今では問題もないし、そうか同人界隈ではこれが普通なんだな、と何の根拠もなく納得していたのですが、これってそもそもどうやって作成しているのかな?と調べてみました。

答えは(パソコン上でのみ確認が出来る)CDの中身にあった「ContentsDB.xml」ファイルに記述されていました。と、言いますか、今時ならきっとiTunesで作成しているのだろうと最初から当たりを付けていました(笑)
順序が本末転倒になりましたが、本記事は「iTunesでMP3 CDを作成してみる」、と言う話です。使用するiTunesはバージョン12.9.2.6、OSはWindows10です。


イメージ 1
生CD-Rを用意します


イメージ 2
書き込む為のプレイリストを用意します


イメージ 3
「プレイリストからディスクを作成」を選択します


イメージ 4
ディスク作成設定で「MP3 CD」にチェックを入れます


ざっと箇条書きです。iTunes上のプレイリストをCDに書き込む、と言った単純な手順で書き込みが出来ます。ところが・・・


イメージ 5
最初からMP3フォーマットの曲でなければエラーが出る


エラーが出ました。どうやら最初からMP3フォーマットの曲でないと、MP3 CDとして書き込めないようです。不可逆圧縮への変換なので安全設計、という事でしょう。
※ですので、逆に圧縮フォーマットからCDオーディオ作成は問題ないのでしょう


イメージ 6
wavデータからMP3へ変換をかけます


イメージ 7
この際、MP3のメタデータに曲名やアーティスト名、ジャケット画像を入れておきます


MP3データを用意して、再度トライ!



イメージ 8

イメージ 9
書き込めました!


イメージ 10
iTunes上でもメタデータを持ったCDとして認識します


今度はうまく行きました。iTunes上でも確認ができます。ですが、ひとつ問題なのは、iTunes上でパッと見た感じではオーディオCDなのか、MP3 CDなのか区別が出来ない事です。(ファイルの種類の項目まで見ないですよね・・・)
MP3 CDは、オーディオCDと同様に、インポートが可能ですが、実行してしまうと不可逆圧縮音源をまた圧縮するという事になってしまいます。※一度間違えました(笑)


イメージ 11
MP3 CD内のファイル表示


これの解決方法は簡単で、MP3 CDを直に開き、楽曲ファイルをiTunesに直接ドラッグすれば取り込みが完了します。ただ、「これはMP3 CDだ」という前情報がなければ気が付かない事でしょう。


イメージ 12
ContentsDB.xmlの中味


楽曲と一緒に書き込まれるContentsDB.xmlですが、書き込んだドライブ情報やiTunesバージョンが記載されています。


イメージ 13

イメージ 14
MP3再生対応のTASCAM CD-200ではオーディオCDと同じように再生できる


焼き上がったディスクをMP3再生対応のTASCAM CD-200で再生してみました。オーディオCDとなんら変わらず再生が出来るのですが、先ほどのiTunesと同様に、オーディオCDなのか、MP3 CDなのか区別ができません。これでは本当にオーディオCDとMP3 CDの区別がつかない人がいるかもしれませんね・・・

まとめますと、iTunesでMP3 CDを作成するメリットデメリットは以下。

メリット
・80分以上の収録が可能
・楽曲のジャケットを含めたメタデータが記録できる
・iTunesに取り込む際にエンコードする必要がない


デメリット
・ユーザ側にオーディオCDとMP3 CDを区別する術がない可能性が高い
・オーディオCDのみ対応しているCDプレーヤでは再生できない


となります。
6000ピクセルくらいのジャケット画像データが内包出来るので個人的にはMP3 CDも大歓迎なのですが、楽曲によっては非圧縮の音源も欲しい場合もありますし、悩ましい所ですね。

本記事の教訓は、MP3 CDという形式が存在する、そしてそれをオーディオCDと区別できない方がいるであろう、という事です。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

この記事に

開く コメント(2)

すっかり書くのを忘れていました、iZotope RX4 Declipperで音源の音割れを修正する、という話です。

RX4を買ったのは数年前で、fixerさんからDeclipperでクリップによる音割れは直る、との情報を得て購入してみた次第です。場所を取る実機の機材を買わずに、プロと同等の環境がソフトウェアとして手に入る現代は本当に良いですね。

参考リンク:
Pure2のノイズで学ぶ現代のオーディオ修復技術
http://fixerhpa.blog.fc2.com/blog-entry-143.html

問題の音が割れている音源ですが、個人的には音圧パンパン(俗にいう海苔波形)で多少デジタルクリップしている程度は全然気にならない、と言うか環境による変化が大きいですし、リスナ側がどうこう言っても直る物でもなさそうですし、普段そこまで気にしませんが、誰がどう聴いても確実にデジタルクリップしていると判断するであろうCDと言うものがありまして、それが、つじあやの「うららか」です。※1998年販売、現在は廃盤
「うららか」は全国流通CDではなく、インディーズレーベルから販売されているものでして、メジャ作品と状況はもちろん違いますが、プレスCDをこんな状態でリリース出来るのか!!!と当時(筆者の購入は2002年頃)ビックリしたのです。


イメージ 1
つじあやの「うららか」の波形表示。6曲あり、2〜5はクリップが沢山ある。1と6は無事、とも言える。筆者は6曲目の「春は遠き夢の果てに」が大好きです


イメージ 2
「-1dBFS、クリップ連続3サンプリング」でのクリップ検出。ノイズとして顕著に聴こえる


不思議なのですが、0.0dBFSクリップではないのです。「-1dBFS、クリップ連続3サンプル」での検出結果が上記で、0dBFSでは検出されません。制作過程がどのような工程なのかは分かりませんが、聴く限り、ほぼマイク一本の一発録りなのでその時にマージンを取らずクリップしてしまったものと推測します。
本来取るべき形は、マージンを十分に取り録音。その後、コンプレッサやリミッタを使用して、音の大きさを整えCDとして販売する事だったかと思います。予算が無かったのですかね・・・

10年ほど前に筆者はポスプロで働いていたのですが、映像業界はPCM録音時の鉄の掟として、-20dBFS = 0VUがあり、音声が0dBFSに張り付くなんて事はご法度で、そんな事をした日にはド素人の称号を得ることが出来ました。

参考リンク:※2008年5月の記事です
-20dBFSについて

デジタルクリップノイズはとにかく耳障りで、ENG収録で発生させると自分の音声としての無能さを思い知る指針であるのですが、これに限らず音楽CDの一部の界隈ではそれを発生させてまでも0dBFS付近まで音を詰め込まなければならない様で、筆者が教えられた「PCM録音時の鉄の掟」とは変わるようです。なぜなんでしょうね・・・・きっと録音技術ではないのでしょう・・・基準レベルとか知らなそうですし。
※ENG用フィールドミキサではその為にハイパーリミッターと言う機能がある。「フィールドミキサー」は株式会社日本ビデオシステム(PROTECH)の登録商標です。


イメージ 3
編集画面


今回、この音が割れている音源を修正します。使用ソフトウェアはMAGIX software VEGAS Pro 15.0、プラグインにiZotope RX4 Declipper、Waves L2 Ultramaximizerです。

波形だけで話をしても、実際に音を聴いて頂かないと分かりませんので、クリップ部分のみを再生し、映像化しました。著作権に触れない長さでの使用です。海苔波形のクリップノイズは気にならない筆者でもさすがにこれはNGです。



iZotope RX4 Declipperで音源の音割れを修正する

聴いてみると違いは一目(一聴?)瞭然かと思います。録音技術者としてこれを聴くなら、心臓に良くないのがお分かりですよね・・・


イメージ 4

イメージ 5
iZotope RX4 Declipperでの波形クリップ修正前と後の比較
※MAGIX software SOUND FORGE Pro 12.0 Suiteを使用


分かりやすいように、修正前と修正後の波形比較を載せました。
修正前は波形が潰れ、0dBFS付近に張り付いていますが、Declipperを使用する事により潰れが解消されているのが分かると思います。発生するノイズを聴感上知覚できる・できないの個人差はありますが、この様に波形がクリップしている状態は技術的に好ましくありません。
※チップチューンやエレクトロなどの意図的な矩形波は除く。ごくわずかな特例として、デジタルクリップノイズをエフェクトとして使用するエレクトロニカ・ミュージシャン(Denkitribeさん、fu_mouさん)もいますがこれも除外。


イメージ 6
iZotope RX4(単体アプリ)でも表示させてみます。矩形に潰れるので、高域にノイズが含まれているのが分かると思います


イメージ 7
スペクトラムでの比較

スペクトラムでも比較してみます。
白色が修正前、黄色が修正後です。差分ではみ出している白い部分がノイズ成分です。


17年越しにCD音源が聴けるようになって良かったです!
音源としては大変貴重な作品・大好きな楽曲なのですが、収録の事故・機器の故障を連想する、ピークと連動するデジタルクリップノイズがひどく(特に真ん中らへんがヒドイ※冒頭のつじあやの「うららか」の波形表示の画像参照)聴いていて気になって仕方がありませんでした。今後、再販されるようなことがあればDeclipperで修正されると良いですね。
※余談ですが、MAGIX software SOUND FORGE Pro 12.0 Suiteにもクリップ音源を修正するDeClipperがプリインストールVST(ぱっと試した限りではSoundForge専用っぽいです)として搭載されています。但し、こちらは同等機能というだけで、iZotopeとは関係がありません。

この記事に

開く コメント(1)

[ すべて表示 ]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事