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昨日は中国の骨董家具が搬入された。引越しの搬入日、引出しと扉以外が全く「パーツ」にならないこの家具は、搬送用エレベータに入らず、階段も通らず、窓からクレーンで上げるにはベランダの柵が耐えられないほど重く、ひと月、倉庫に据え置かれていた。そしてついに「分解して搬入してまた組み立てる」案が提示された。
がしかし、今日運び込まれたものを見て私は気絶しそうになった。愛する収納棚は、分解ではなく、切断されていた。それもまっぷたつに。フリーズしている私に大工さんは
「中国の古い家具おおきいね。シンガポール、入口小さいから入らないことよくあるねー。いつも切って入れる。もっと大きいの、3つに切ったことあるよ」
と罪もなさげに笑った。わりゃ、惚れた女のあそこが小さくてオッサンのモノがデカすぎて入らんかったら、切るんかいっ!そのうえ二つの接合するにあたり、ガンガンにメタルの釘をドリルでさしていった。またんかい、オッサン!この家具は木だけで作られてるだよっ。大工のくせして、おのれの目は節穴かっ!という言葉を飲み込んで、ただ「メ、メタルの釘…」とつぶやいたら、
「これ、よくわかるね。また引っ越すとき、この釘をはずして運び出せて便利ねー」
と自慢げにいった。
そもそも、持ち家もなく、長距離引越しがある人間が、こんな巨大な家具を持つなといわれれば、全くをもってその通りだ。でも、こんなふうに切られてしまうなら、最初から壊さないまま「売る」という解決案のほうがまだ胸が痛まなかったのに。たとえ買値より叩かれたとしても。どう見ても中国系の大工さんに、躊躇はないのだろうか。全然知らない国の得体の知れないものならいざしらず、自分の祖国の歴史の一部でさえあるオブジェをできる限り原形の状態で維持しておきたいとかいうキモチはないんかい。それとも客商売であるからゆえに、「入らないものを入れる」目的達成ができることのみに注力し割り切っているのか。
ふう…。まぁ、いつまでもぐちゃぐちゃ言ってもどうしょうもないので、あとは修復作業とはこんな風にされるのかと、組み立てから接合部分を埋めたり着色したりするのを見させていただいた。大工さんのうちシニアのほうはいかにも職人で、仙人コスプレの志村けん風。ちょっとニヒルなのに愛嬌がある。まっぷたつのショックがなければお友達になりたい感じ。ちなみに私は志村けんか玉木宏のどっちかとデートしていいよと言われたら、断然けんさんにお願いする。で、ついでに痛んだ阿片用寝台も直せるかと実物を見せたら、クーイークーイー(できるできる)と名刺をくれた。Chinese Art Centreという会社の修復技師で、じゃ、見積りはメールで…と言ったら、「メールなんてわからんから電話するー」とのこと。このご時勢にメールも使わず、シンガポールなのに英語も喋らずに腕一本で食っていけるなんて、カッコよすぎ。
家具はまっぷたつになったがためにある意味ふんぎりがつき、中に棚板を追加してもらうことにした。もう傷物なので、ほかへ嫁に行きようもないから、より食器が収納し易くて、益々愛用できるように手を入れて、私が一生面倒みさせていただこう。
しかし、確かに私は「分解はしてもいいよ」とコンファームした。んで分解ではなく分断されてしまった家具。これは引越保険の対象となるのでせうか。
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センス皆無のワタシが言うのもなんですが・・・・
か、かっこええ〜〜(溜息
う〜ん、、、インテリアのセンスが素晴らしすぎです。
同じ独自様式標榜してるのに何故こうも違いが出るのでしょうか(笑
2009/10/5(月) 午前 10:05
リーマンパッカーさん、こうなったら一生こき使います(^ ^)。よの殿方が妻女をそのように扱うことがしばしあるように♪
私が生きているうちに、自分の趣味趣向が激しく変わって、買い替え願望が襲ってこないことを祈ります(^^;)
2009/10/5(月) 午後 1:00
レノさん、寺社ってタイムカプセルなんですか!そりゃ是非一歩中に足を踏み入れさせてください。血が騒ぎます(^ ^)。表舞台ぐらいしか普段拝見する機会がないものですから。そういえばお友達のお寺はよく遊びにいきましたが、中は普通の家で、ドラムルーム(←住職がドラマーだった)とか、モダン押花アトリエ(←お母様の趣味)とか、そんなんばっかりで、一度私は夢破れてるんですけどね。
2009/10/5(月) 午後 1:04
ONE WAYさん、ったく、一体どのツラさげて、「センスが皆無」などとおっしゃいますかね〜!ブスじゃないのに自称ブスだというのは、ブスに失礼だそうですよっ。ま、たいていのブスは自覚症状がありますが、センスのない人のほとんどは自覚症状はありませんので、失礼にはあたらないでしょうけどね。
ということで、インテリアに関してはOne WayさんかEasy PeaseさんかWhite Gripさんに聞け!ってなもんです。どしどし今度ともアドバイスお願いいたしますよ〜!
2009/10/5(月) 午後 1:07
お久しぶりでございます。
昨日のお茶会疲れでテンション下がっていましたが
りんりんさんのカッコイイお話をお伺いして元気出てきました。
ありがとうございます♪
聞いていただきたいお話もあるので(謎)
またお邪魔しま〜す。
2009/10/5(月) 午後 3:11
ぎゃ
傷物どころの騒ぎじゃないよね・・・
真っ二つて
捉えようによっては潔い感じを受けないでもない(笑)
2009/10/6(火) 午前 7:58
うっ!ショック〜〜〜(泣)
思い切りがついた?偉いね〜。
2009/10/6(火) 午前 8:49
宗恵さん、ご無沙汰しております。
お茶会を開くのはエネルギーがさぞかしおいりでしょう。私などは昨日初めて引越しした家に人を2人ばかり招いたら、それだけでそうとう疲れました(^^;)とくに「違いの分かる女たち」を招待するのが一番気合がいります(^ ^)
え、なになに、お話!それは…どこにいったら聞けるのかしら。ゲスブかしら…
2009/10/6(火) 午後 0:24
おけやさん、はい。目を疑うぐらい潔かったです。1日たつと笑えるぐらいです。
2009/10/6(火) 午後 0:29
みいちゃんさん、思い切りはつきました。…というか、私はモノに対する諦めが異常によいタチなんです。
でも今は、ついでに中身を改造して、より器が美しく並べられる棚にすることに楽しみすら覚えつつあります(^^;)
2009/10/6(火) 午後 0:30
ディスマントル可ってちゃんと指示した?
デストロイ可って指示じゃあ、保険は無理でしょうね。
2009/10/6(火) 午後 10:43
中国人の気質、大陸的といえば聞こえがいいが無茶しますね。茶碗をホチキス?で留める国ですからしょうがない。日本の修復は今の現状をこれ以上悪化させないためにしますが、中国では綺麗に上塗りして初期の状態風に戻します。どちらがいいのかな?
2009/10/7(水) 午前 5:41
ヒルチェンさん、いくら私が北斗の拳占いでラオウでも、「デストロイ可」なんていいませんよっ!セパレート了承…だったと思うけど…って、メールが見当たらない…(^^;)
2009/10/7(水) 午前 10:13
京うさぎさん、中国では上塗りするんですか。それはいかにも「隠蔽」っぽくて、見た目はきれいかもしれないけど、ちょっとどうかなぁ…。いかにも女に嫌われる女、「一見ナチュラルメークの清純派だが、更衣室や給湯室や女子トイレでは激しくガサツで態度わるいー」・・・みたいなかんじかしら(^ ^)。ホッチキス止めのほうが可愛いかも♪(←会社でスカートのすそがほつれて、ホッチキス止めしていたのを上司に見咎められたことがある私(^^;)
2009/10/7(水) 午前 10:23
ありゃりゃ・・とんだ災難に!
あっしだったら激怒でしょうね〜 お国柄なのでしょうか?
2009/10/11(日) 午前 8:46
西瓜堂さん、あにさんだったら激怒してましたか。あっしは唖然として終わっちゃいました(^^;)
2009/10/11(日) 午後 1:44
写真からはどこを切断したかわかりませんねぇ。そこは職人技がさえている?
でもうちでもよく問題になるのが植木。伐採なのか剪定なのか? どう見ても伐採されているように見えるが、実は剪定と植木屋さんに言われる。確かに年月が経てばまた大きく生えてくるけど、今の状態はちょっと寒々しいです。
2009/10/14(水) 午後 0:06
怖い怖い怖い!!!!!
中国4000年の歴史はもう 過去のものになってしまったのか・・・
日本のように 前だけを向いて前進するのみになってしまったようで
本当に怖い!です。
2009/10/14(水) 午後 4:46
スウィングさん、確かに傍目にはわからないようにくっついてます(^^;)。しかしその植木職人さん、ちょうど昨日私がネイルの手入れに行ったときもおなじように感じました。久しぶりに爪を伸ばしていったのに、バチンバチン切られちゃって、「ひゃー、せっかく長い爪にしたかったから我慢してたのにー」と言ったら、「このほうがキレイなんです」と言われた。そういうのって、所有者の私が決めるもんなんでは?(^^;) 職人さんというのは、自分の行く道を進みますよねー(T_T)
2009/10/14(水) 午後 11:11
マトーヤさん、中国4000年の歴史は、そういうもんなのかもしれません。あまり「じくじく」してなくて、スパッみたいな。わりと合理的?みたいな(^^;) しかし、ちょっとは切断する前に悩んでほしかったんですが…
2009/10/14(水) 午後 11:13