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平さんは、最近知った作家さんでした。
「神様のすること」
というエッセイで、すっかり平さんという人間に興味を持った私。
エッセイは作家さん自身の人柄が表われます
小説を読んでからエッセイを読むか
エッセイを読んでから小説を読むか。
さて、どっちがドキドキしますか?
私は俄然、後者。
エッセイでの出会いは、小説というフィクションでの出会いより、現実感があって、
たとえば、ブログで出会う感覚と似たような距離感がある。
平さんのエッセイは「同士」!「仲間」!みたいに共感できるメッセージが多くて、
お気に入りに登録して、友達登録もお願いしちゃいたいと思う人だった。
その人が、小説を書いていると知れば
わぉ!
どんな物語を書くのだろう、となるものである。
楽しみ〜♪
って感じで最初に読んだのがこの本
「明日、月の上で」
平さんのほぼ最初の作品に何年も寝かせてから、物語を付け足したのだそうです。
やっぱり、エッセイでの平さんのエッセンスが入っている、入っている!
読みやすい小説のわりに
この文章いいなぁ〜、こういう考え方いいなぁ〜、
と思う場所随所。
小説ってのは、作家さんの哲学が入っているんだなぁってのが、
エッセイを読んだからこそ、実感できました。
お話の内容はですね、
親の庇護なんていらない!
私は自分の考えで自分の責任で生きていけるんだ
常識なんてくそくらえ!
もっと自由に、もっと自分らしく!
と、家出したトビ子が、家出先で恋をする。
ブンちゃんは10歳以上も年上で
トラックの運転手
今まで出会った大人とはどこか違うのである
ブンちゃんから恋人と認められないまま
ブンちゃんはある日、忽然と姿を消す
トビ子はブンちゃんを見つけるために、
ブンちゃんのおねえさんがいるという温泉町へ辿り着いた。
そこで出会う人々との生活の中で、トビ子はいろんな人生を見るわけだ。
そして、思う。
人生ってのはジタバタしながら、泣いたり笑ったり、
転んだって、恥をかいたって、
それが人生なんだから、それでいいんだ!
そーだそーだ、、何も虚勢をはることではなく、自分に素直になればいいんだ
トビ子がひとつひとつ成長していく様子を読んでいくと、気持ちが明るくなる。
やっぱり、あの平さんが書いた小説だ!
と、嬉しくなっちゃった。
登場人物に自分の哲学を言わせているのが分かる。
変哲もない日常を送る大人をバカにしているトビ子に対して
トビ子が憧れてやまないブンちゃんに、こういうセリフを語らせる
「そうだよ。俺は小心者だからな。まっとうな仕事して、食えるだけの金は稼いで、税金払って、クスリも賭け事もやらずにつましくやってるよ。ぱっとしない生き方だけど、結局これが一番自由になれる方法だって気づいたんだ。人にとやかく言われずにすむからね。だから、あんたにもお奨めしている」
地味なセリフだけど、
わたしも、そう思う。
大人になると、わかる。この事が。
自由ってなんだろう。
好きなことだけをすることが自由だろうか。
・・・・・・・
自由だけを求めたらバランスが悪くて
自由は人生をめちゃくちゃにしてしまう危険がある
若いときには、自由のリスクなんてへっちゃらだったけど
実はものすごい猛毒が隠れているんだよなぁ
大人になると、わかるのである
エッセイから小説へ
そういう出会いを前にも一度したなぁ。
そうそう,ドロシー、ギルマンだ。
エッセイでギルマンを知って、おばちゃまシリーズを読んだんだっけ。
そういえば、ギルマンと平さん、どこか似ているかも。
平さん、友達になりたいと思う作家さんでした。
そして、小説はとても面白くて大ファンになりました。
あっ、あとがきの最後の一文もよかったなぁ。
『明日、月の上で』はそういう小説です。読んでくれて、ありがとう。
--読んでくれて、ありがとう--
・・・という締め括り。
やっぱり、平さん、あなたはステキです。
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平さんの小説で初めて読んだのは、たぶん「グッドラックららばい」
へんてこな家族の物語なんだけれど、
自分勝手に生きていいんだ〜って思えた。
平さんのエッセイは読んだことないんだけれど、きっと元気くれるんだろうな。
2013/6/20(木) 午後 9:23 [ わかめ ]
わかめさん、こんばんは〜!
今まで全然知らなかった作家さんだけど、著書の数は沢山あるんですよね!
なんで今まで目に入らなかったのだろうって不思議なくらいです。
しらないとただ軽いだけの話って思うからかなぁ。
本に写真が載っていたんだけど、イメージとは全然違くて、優等生的な美人顔だったのがびっくり。
もっと飛んでる雰囲気かと思いました。
分からないもんだなぁ。
エッセイ、元気というより、考え方がフェアな雰囲気がしましたよー♪
2013/6/20(木) 午後 9:52